発達障害も視野に入れて考える、癇癪持ちの感情のコントロール方法


子どもの頃には癇癪(かんしゃく)を起こした人も多くいるもの。床に横になって大声で泣きわめいたり、
物を投げたり叩いたりするなど、気持ちが一旦いきり立つとなかなか収まらないものが癇癪。

不安感や怒りなどの感情自体は誰にでもある自然な現象ですが、その感情が上手くコントロールできないときに癇癪は生じます。最も癇癪を子どもが起こす背景には、必ずその理由があるので注意が必要。

癇癪持ちの子供というのは、決して親からの遺伝ではなく、脳のタイプで決定されるとも言われています。
それに癇癪持ちの意味を探っていくと、癇癪持ちは大人になってからも治り切らない場合も多いようです。

ここでは、発達障害も視野に入れて考える、癇癪持ちの感情のコントロール方法を紹介しています。

 

 

 


子どもに見られる傾向、自閉症やADHDなどの発達障害と癇癪の関係


 

| 1.気持ちを制御できず、不満が爆発し癇癪を起こすことに

感情のコントロールが難しいということ。成長するにつれ、人は自らのストレスを減らすために創意工夫を行うもの。例を挙げると、不愉快になりそうな状況そのものを回避したり、状態を変化させるよう働きかけたり、考え方を換えたり、気晴らしをしたりと状況の意味合いを付けたりです。

こうしたストレスや興奮を減少させることは、専門用語で自己調整と呼ばれます。発達障害があるとされる子供たちは、こういった自己調整や衝動性コントロールをすることが難しい傾向にあります。

こういった工夫が苦手なので、不愉快な状況をそのまま体験することになり、ストレスが蓄積されます。最終的に自身の気持ちを制御できず、怒りや不満が爆発し癇癪を起こすことに。

 

| 2.障害は、全般的に言葉の発達スピードがゆっくり目の傾向

言葉に遅れがあるということ。喋るのが難しかったり、手振りや身振りで上手く伝えるのが不得手であることで、要求を伝えるもどかしさが昂じて、癇癪を起こしやすくなるもの。発達障害があるとされる子供は、全般的に言葉の発達スピードがゆっくり目の傾向にあります。

喋るのが困難だったり、手振りや身振りで伝えるのが苦手なことは、伝わらないもどかしさが溜まった挙句、癇癪を起こしやすくなることに。

この他に感覚の過敏性があることや、決まり切ったパターンが乱れることを苦手とすることも。癇癪の背景には、余暇の乏しさがあることもあります。

 

| 3.障害は、他人の思いと自身の思いを調節することが困難

他の人たちと、自身の意図を摺り合わせるのが苦手であるということ。私たちは社会の中で、自らが思っていることと相手が思っていることの両方を考えながら、あるときは譲ったり、自身の願いを優先させるため交渉したりと、他者との関わりの中で生活しています。

発達障害があるとされる子供たちは、他の人の思いと自身の思いを、調節することが困難な傾向。他者の思いと自身の思いを調整するためには、先ず相手側の気持ちを把握した上で、この程度なら譲れる(又は要求できる)という2つのステップが必要。

自閉症スペクトラム障害とされる発達障害のある子どもの場合、最初の相手の意図や気持ちを理解するという段階を通過することが難しく、癇癪へと繋がります。

 

 

 


子どもが癇癪を惹き起こした際、覚えておきたいクールダウンの方法


 

| 1.何より癇癪を起こした子供が怪我をしないようにすること

先ずは子どもの安全確保を優先するということ。癇癪を子供が起こした際は、先ずは子供が怪我をすることのないよう安全を確保します。壁や床などに頭部をぶつける癇癪のケースでは、枕やクッションを子供と物との間に挟むことで怪我を防止。

第一に考えることは、何より癇癪を起こした子供が怪我をしないようにすることです。

 

| 2.子供は安心感を抱き、癇癪を止めると良い事があると思う

落ち着いたら、必ず褒め立てるということ。癇癪が止まり子どもが完全に冷静になったタイミングで、落ち着けたことを充分に褒めるようにします。

我慢できて偉かったなどと褒めて上げることで、子供は安心感を抱き、癇癪を止めると良い事があると感じやすくなります。時間が経った後だと、癇癪から落ち着いたという流れを忘れてしまうことになるで、その場で褒めることを心掛けること。

 

| 3.保護者の気持ちが混乱したりストレスを受けないよう注意

もっとも避けたいことの一つが、子供が荒れ狂っている状態に、周りの大人が引き摺られてしまうこと。癇癪を惹き起こしているときの子供のエネルギーは甚大なもので、自身が攻撃されていなくても、子供の隣に居るだけでイライラしたり、気持ちが荒れたりすることさえあります。

先ずは、保護者自らの気持ちが混乱したりストレスを受けないよう注意。保護者側の心が乱れていては、冷静に子供に対し対処することはできません。

 

| 4.癇癪を起こすと何か良い事があると思わせてしまう要因

感情的な叱責は逆効果ということ。問答無用で叱りつけたり、虐待したりすると、子供はさらに混乱し癇癪を激化させてしまうもの。気持ちがさらに不安定になったり、感情的な人物の前でだけ、自身を抑えるなどの諸問題にも繋がりやすくなります。

他に、お菓子やおもちゃを与えると、癇癪が止まることもあり、一見対処策として効果的ですが、これは子供に対し癇癪を惹き起こせば、何か良い事があると思わせてしまう要因。繰り返しやすくなるので要注意事項

 

 

 


癇癪持ちは遺伝じゃない、感情が襲って来た時にコントロールする方策


 

もちろん大人にも癇癪持ちはいます。癇癪持ちとは、怒りの感情を抑えたり、激情からくる突発的行動を制御したりすることができない状態。

普段の日常生活では、ある時には気持ちをうんと抑え、現実に相手とのやり取りでは柔らい表現をするなど、創意工夫しながら暮らしています。ここでは癇癪が生じたとき、自身でコントロールする方策を見てみましょう。

 

| 1.客観的視点で評価することで、怒りに任せた行動を防止

怒りを数値化するということ。怒りは目に見えないもので、だから振り回されてしまうもの。その怒りを数値化することで、感情自体を客観的視点で評価することができ、怒りに任せた行動を防止することができます。

頭の中で点数を付けることで、意識が怒りの矛先から反らされ、感情の高まりにストップがかかります。さらに、点数を付けることを習慣にすると、自身の怒りが込みあげるパターンが把握できるように。

 

| 2.深呼吸をすること、副交感神経が心身をリラックスさせる

その場で深呼吸をするということ。怒りの感情が生じたら深呼吸をする、そんな対処策もありますが、効き目は生理学的にも証明されています。深呼吸をすることにより、副交感神経という心身をリラックスさせる、自律神経の働きが高まります。

怒りが込みあげるのを感じたら、息を大きく鼻から吸い込み、一旦呼吸を停止。ゆっくり口から息を吐きます。これを2度3度と行うことで、落ち着きを取り戻します。

 

| 3.怒りの気持ちの環境を変える、攻撃的感情を仕切り直し

ただちにその場から離れるということ。目の前に怒りの対象がいるケースで、感情を自分でコントロールできなくなった時に有効。怒りの気持ちが込みあげた環境を変えることで、攻撃的な感情を仕切り直すことができます。

怒りが生じたときに相手がいるケースでは、ちょっとお手洗いに行くので席を外しますなど、一言断ってからその場を離れます。

 

| 4.怒りの対象、目の前に存在しないときにも効果が見られる

いま現在に意識を集中させるということ。これはたった今、怒りが生じた際にも効き目がありますが、ほかの方法と違っているのは、次のように怒りの事柄が、すぐ目の前に存在しないときにも効果が見られること。

それは、怒り自体が長く続いているときや、過去から引きずった怒りに囚われている時など。目の前に事柄を観察したり、目を瞑って聞こえ音を心の中で描写することでコントロール

 

| 5.視点を変える、認知的再評価と呼びコントロールの基礎

意味付けを行うということ。怒りが生じた問題のある状況に意味を見つけること、またはその状態に対して肯定的な解釈をすること。例を挙げると、就職活動の面接のケース。面接官が行った質問の捉え方により、自分のの反応も変わってくるもの。

自信を失くして質問にも上手く答えられない時もあれば、何とか対応すべく冷静さを維持できるかも知れません。こうして、相手の言葉をはじめ、状況や態度の見る視点を変えることを、心理学で認知的再評価と呼びコントロールの基礎。

 

 

 


癇癪持ちはいつでも気を付けたい、起きないように回避する対処方法


 

| 1.爆発少し前のイライラしている状態、見た目に指すカード

気持ちを伝達するツールを使うということ。今の自分の気持ちを周囲に知って貰うだけでも、気持ちが楽になることがあるもの。特に子供が言葉で気持ちを伝えるのが困難な場合、コミュニケーション支援アプリや絵カードなどを使用し、視覚的に感情を伝える方策を用います。

癇癪は段々とに苛立ちが募り、最後は爆発が発生というパターン。そこで爆発を起こす少し前のイライラしている状態を、見た目に指すカードを用意。癇癪が起きないように回避します。

 

| 2.癇癪を起こしてない状態で、子供と一緒にルールを決める

ルールや対処法を先に決めておくということ。言葉の理解がはじまり、喋ることができる位の年齢の子供に対して有効な方法。1番になれず癇癪を起こしてしまう際や、おもちゃなどの取り合いでトラブルになる場合、癇癪を起こしてない状態で子供と一緒にルールを決めます。

怒りの渦中にいるときには大人でも、冷静さを取り返すのは難しいもの。例を挙げると、子供が好きな匂い袋を嗅いだり、呟くと落ち着く「魔法のことば」を覚えるなど、癇癪を回避する対処方策を決めておきます。

 

| 3.気持ちの準備をする時間が必要、次の行動へと移るには

癇癪の起きにくい、環境を整えるということ。見通しの立てられるような、言葉掛けに注意します。すぐに気持ちの切り替えを行うことは、子どもには難しいこと。遊びをやにわに中断されたりすることは、子供にとり大きなストレスなので、癇癪を起こさせる誘因の一つになります。

次の行動へと移るためには、気持ちの準備をするちょっとした時間が必要。これしたらご飯にしようなど、次の行動を予測できる声掛けをすることで、子供にとっても行動を切り替えるため、心の準備をすることができます。

 

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まとめ

始まるとなかなか収まらないものが癇癪。発達障害も視野に入れて考える、癇癪持ちの感情のコントロール方法を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。

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