忘れないようにと頭では思っているのに、うっかりと忘れ物をしてしまうことは多くの人にあるもの。
忘れ物が多い子供などを先頭に、中学生だったり高校生。果ては、忘れ物が多い大人など年齢を問わず、さまざまな人が苦労しているもの。
特に子供の場合、小学低学年生までは親とともに持ち物準備をしていたものの、自分1人で準備をするようになってから、忘れ物が増えたという子どもは珍しくありません。
忘れ物の理由をはじめ、うちの子だけではなどと心配になる親も多くいるもの。
子どもの忘れ物が多いケースでは、それぞれの要因に合わせた対策が必要になります。
さらに中学生や高校生、忘れ物が多い大人の場合も、少し工夫することで忘れ物は減らすことができるもの。
ここでは、忘れ物が多く困っている人は必見、原因を把握し忘れ物を防止する方法を紹介しています。
最初に知っておきたいこと、子どもの忘れ物が多い性格面とその原因
| 1.常日頃から整理整頓の習慣がない子ども、準備が面倒に
整理整頓が苦手な子どもということ。子供部屋ではゲームやおもちゃなどが出しっ放し、また勉強机の引き出しの中はまったく分類されず大混雑。
机の中が片付けられないのに、カバンやランドセルがきちんと整理されているという子供は居ないもの。
常日頃から整理整頓の習慣がない子どもは、次の日までに準備しなければならないことを、しっかり把握できていません。
子どもの性格などにもよりますが、持ち物や部屋の整理整頓ができてないと、何処に何があるか分からず、そのたびに探さなければなりません。
なので次の日の準備そのものが、面倒に感じてしまいます
| 2.保護者は確認できない、忘れ物が増えるのは当たり前の
一つのことへの集中力がなく、気が散りやすいということ。気が散りやすい性格で、一つの事に集中できない子どもは、忘れ物の数が増える傾向。
次の日の準備をする時にいるのは、ふつう子供部屋になるもの。
その子ども部屋はただでさえ、意識が向いてしまう遊び道具などの物が置いてあります。
家族の目を気にしないで、PCやスマホでインターネットを楽しむこともできます。
そのような誘惑の多い所に集中力がない子どもがいれば、準備自体を見過ごしてしまったり、まったく違うことを考え必要な物を、鞄に入れ忘れたりする可能性が大。
保護者は確認することができないので、忘れ物の数が増えてしまうのは当たり前のこと。
ただ、こうしたことは良くあることで、忘れ物を減らしていくには、子どもの気が散らない状況にすることが重要です。
| 3.面倒だと思う感情、後回しにしてみたところで変わらない
後回しにする癖があるということ。次の日の準備をすぐするのが面倒なため、いつもまた後にする癖が付いている子どもは忘れ物が多いもの。
準備自体が面倒だと思う感情は、後回しにして見たところで何の変わりもありません。
準備を横に置いといて、遊んでしまいそのまま寝てしまうと、朝の短い時間に慌ただしく用意をすることになります。
さらに寝坊した状況では、準備もほっぽって家を飛び出すことにもなりかねません。
このように、一旦後回しにしてしまえば、準備に掛ける時間が少なくなり、余裕がある行動がとれなくなる可能性が大きくなります。
最終的に、忘れ物の数が増えることに繋がります。
| 4.ADHDとは、不注意や衝動性に多動性などの三つの特徴
余りにも忘れ物が多いのは、発達障害の可能性もあります。忘れ物が多いのはもちろん、一つのことに集中できないなの特徴を見たとき、ADHDなどの発達障害ではないかと不安になるもの。
ADHDとは、注意欠如や多動性障害とも呼ばれ、不注意や衝動性、多動性といった三つの特徴を持っています。
具体的にみると、集中力が続かかない不注意、不自然に落ち着きがなかったり、動き回ったりする多動性、後先を考えないで突然行動する衝動性。
ADHDは子どもの間に症状が出ることも多く、学校の成績が向上しなかったり、周りの人たちと人間関係が上手く築けなかったり、生活上で足枷になる事例も珍しくありません。
ただ不得意なことがあるというだけで、ADHDとは決めつけられず、どうしても心配なら自分の判断ではなく病院で診察すること
忘れ物をしばしばする子供に対し、当たり前に親がしてはいけないこと
| 1.届けて貰うことが習慣化、親が届けてくれるので大丈夫
忘れ物を届けるという行為。忘れ物を子どもがした場合、次回からは忘れ物をしないよう、保護者が学校まで届けるのはやめること。
忘れ物をして届けて貰うことが習慣化してしまうと、子供から見ると忘れても親が届けてくれるので安心と思うようになります。
これは忘れ物を失くしていくという意識改革から、距離が遠ざかる恐れがあります。
一方、忘れ物をする度に厳しく叱責しても、子供はやる気を失くしてしまうかも知れません。
どうして忘れ物をしたのかを、子ども自身に考えさせることが大切。
| 2.子供の代わりに親が準備、当たり前に親がしてはいけない
持ち物の準備を、子どもの代わりに保護者がするということ。余りに忘れ物が多いため親がイライラし、これなら代わりに準備した方が気は楽だし確実、
そんな考えに思い至ることも親としては多いもの。
しかし、子供の代わりに親が準備をするのは、当たり前に親がしてはいけないことの一つ。
子どもが自ら準備する練習ができなくなり、貴重な体験が積み上がっていきません。
さらに、自身で準備して忘れ物を失くすといった意識がなくなれば、忘れ物の責任を保護者に押し付けるようになることも考えられます。
| 3.準備の仕方を判っていない場合、大人の方から声を掛ける
子どもの性格の問題として、放置するということ。忘れ物が多いことを、当人の性格として放置するのもしてはいけないことの一つ。
子供の頃は新しいことを、どんどんと学んでいきますが、自分自身では解決方法を見つけられないこともあります。
そんな子供を放置しておくと、いつまで経ってもわすれ物がなくならないまま、成長することになるかも知れません。
準備の仕方を子供が判っていないようなら、大人の方から声を掛けて相談に乗ること。
ただ、失敗しながら問題解決のため試行錯誤しているなら、距離を置き見守ることも大切。
しっかり覚えておきたい、忘れ物全般に通じるところがある対策2つ
| 1.理性を失くすことで脳が働かなくなり、予定外の忘れ物
時間的な余裕を持つということ。時間にゆとりがあると、脳に余力ができるので、忘れ物をグンと減らすことができます。
忘れ物が多いタイプの人は、時間制限一杯いっぱいで行動しがち。
時間に追い立てられていると、危機管理ホルモンであるアドレナリンが脳内では分泌。
このアドレナリン分泌は本能的な行動になり、脳の前頭前野という理性を司る場所の働きが低下します。
理性を失くすことできちんと脳が働かなくなり、予定外の忘れ物をしやすくなることに。
回避する為にも時間にゆとりを持ちます。
| 2.やらなければならない工程、段々と少なくすることが大切
やるべきことを減らすということ。やるべきことを減らすことにより、忘れ物をグンと減らすことができます。
例を挙げると、手離さずに傘を持っておくことで、置いてある傘を手に持つ動作を減らしたり、1ヶ所に荷物を纏めておくことで、方々から拾い上げる動作を減らすといった具合。
やるべき工程を、段々と少なくすることで、どこに何があるか思い出す余裕も生まれるもの。
これは忘れ物全般に通じる対策の要。
生活で役に立つ、胸に刻んでおきたい出掛ける際の忘れ物を減らす方法
| 1.引き出しの中、どこに何を入れるかまで細かく決めておく
物の置き場所をはそれぞれ決めておくということ。例を挙げると、必ず鍵は鍵入れに入れておく、そんな風に決めた所に置くようにします。
デスクの引き出しの中にしても、どこに何を入れるかまで細かく決めておくこと。
このようにしておくことで外出しようとした際、物が見つからず探しまわるようなことも失くなります。
定位置とする場所は、必ず通るリビングなどが役に立ちます。
眼鏡やスマホなど、寝る前に寝室で使用することが多い物であれば、寝室のドア付近など、目につく所にまとめて配置。
| 2.バッグの中身が多い、持ち物リストを作成し内容物を把握
持ち物リストを用意するということ。人間が記憶していられる数は、上限で7個までだとも言われています。
持ち物が8個以上あるのであれば、持ち物リストを作成しておくこと。
特にバッグの中の中身が多い人や、度々バッグを変えるようなタイプは、持ち物リストを作り内容を把握して忘れ物対策。
人間は文字でにより物を認識しやすいタイプと、画像により認識するタイプに別れているとされます。
リスト化を文字でするほかに、画像により認識するタイプなら写真を撮るなどすること。
| 3.確実に忘れてならない物、語呂合わせを覚えておくこと
持っていくものを語呂合わせで覚えておくということ。絶対に忘れてならない物は、語呂合わせを決めておきます。
この語呂合わせを覚えておいて、出掛ける少し前に確認します。
例を挙げると、鍵はキで、、眼鏡はメ、定期券はテなので、語呂合わせはキメテ(決めて)になります。
| 4.効き目がある、持って出る持ち物の合計数を覚えておく
出かける前に合計数で覚えておくということ。語呂合わせを作るのが難しい場合、持ち物の合計数を覚えておくのが効き目があります。
例を挙げると、合計数10個の持ち物が必要だと判っていれば、数が合っていれば忘れ物はないと判りますし、何かが抜けている際もすぐに気が付きます。
| 5.目を通して確認しながら鞄にしまうなどの、細かい対策
外に持って出るすべての物を、目で見て準備するということ。目に見えないものというのは、思い浮かべて思い出さなければなりません。
思い出すには脳を使用することになり、目に見えないものの数が増えると、忘れ物自体が多くなってしまうもの。
なので、鞄の中にしまったはずなのに入ってない、そんなことが発生します。
持って出るものを大きな箱に全て入れ、目を通して確認しながら鞄にしまうなど、細かい対策をします。
まとめ
うっかり忘れ物をすることはあるもの。ここでは、忘れ物が多く困っている人は必見、原因を把握し忘れ物を防止する方法を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。
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