世間にはそれほど親しくもないのに、タメ口で話す人がいるもの。これは対等として相手を扱った話し方で、本来は親しいもの同士で使われるもの。タメ口を指す名称は、学者の間でも定まって居ません。
ただ年長者に対してタメ口をきくことは、一般に失礼とされます。
普段は意識せずに使用していて、コミュニケーションにおいて実際は重要な技術の一つとも。
TVなどでもタメ口タレントと呼ばれる女の子などが、友達口調で喋ることでそれなりの人気を得ています。
タメ口を喋る人の心理面をみると、自らの領域を荒らされたくないという思いと、相手に対し受け入れられたいという思いが交錯するとされています。
ここでは、タメ口をきく心理を知っておく、その対処の仕方と自分自身の治し方を紹介しています。
知っておくと普段の生活で役に立つ、タメ口を喋る人に見られる特徴
| 1.タメ口で秘密の話をし、仲間だと思いたい人が使うもの
すぐに相手と親密になりたがる事例。タメ口をきく人たちの持ち味の一つに、相手とすぐに親密な関係になりたがるということが上げられます。
タメ口を使うということは、すでに相手を受け入れる準備ができているケースが多いもの。
タメ口で秘密の話をし、仲間だと思い込みたい人が使うもの。
さまざまな人と親密になりたいと考えてる人は、早い時期に友達口調で喋ることが多いという傾向。
| 2.マイペースな人物は親しくなってると考え、タメ口を使う
自然体でマイペースだということ。特徴の例となると、タメ口で喋る人はマイペースであることが上げられます。
タメ口とは、相手と仲良くなった後に使用することが多いもの。
自然体の人は、仲良くなるペース配分もマイペース。
相手にとっては、未だ仲良くなっていないと思っている場合でも、マイペースな人物は自分では親しくなっていると考え、タメ口を使うことがあります。
| 3.職場の人間にもタメ口で、プライベート空間と変わらず
言葉の使い分けができないということ。タメ口を使う人の特徴の一つに、言葉の使い分けができないことが上げられます。
会社に勤務しているのであれば、プライベートと職場との間で態度を変えることができる人も多くいますが、タメ口で喋る人はその区切りが出来ません。
プライベート空間と変わらない態度で人と接してしまうため、職場の人たちの中でも、タメ口で言葉を交わす傾向。
| 4.人物や場所を選ばない、不愉快に思われることも多くなる
タメ口を使う人の特徴の一つに、人物や場所を選ばないということも上げられます。会社の中では敬語を使いプライベート空間では違うなど、対する人物や場所を選んで喋る人もいます。
ただ社内でタメ口で喋る人は、これらのことをまったく気にしない場合が多いもの。
相手にした人物や自分が居る場所を選ばないと、不愉快に思われることも多く、仕事にも不都合をきたす恐れがあるので注意。
日常生活で覚えておくと役に立つ、タメ口を行使する人に対する対応策
| 1.解からない場合は、タメ口を喋る人に直接注意したり叱責
注意したり、叱責するという対処策。タメ口で喋っている人に対し直接注意することは、抵抗がある人も多いもの。
しかし、それとなく言ってもタメ口を使ってはいけないと、理解不能な人もいます。
遠まわしに知らせても解からない場合は、タメ口を喋る人に直接注意したり、叱責するようにします。
| 2.周りの人が気にしない、受け流すことにより関係性を維持
受け流すという対処策。タメ口で喋っている人がいても、周りに悪影響がない場合は、無理に注意をしたり叱責するのではなく、受け流すという対処法もあります。
注意や叱責では、その人物との関係が悪くなることもあるもの。
タメ口に対して、周りの人たちが気にしないのであれば、受け流すことにより関係性を維持することに繋がります。
| 3.注意することが不都合な場合は、教えて上げるのが重要
教えていくという対処法。タメ口で喋っている人の中には、使用して良い人と悪い人との見極めがついていなかったり、敬語を理解していない人がいます。
タメ口で喋ってはいけない人や、敬語の使い所を教えてあげること。なかには丁寧な言葉遣いができる人もいるので、注意することが不都合な場合は、教えて上げるのが重要。
| 4.無理に関与することで、ストレスを感じることも多いもの
距離を置くという対処法。タメ口に対して、抵抗感がある人もいるもの。そんな時は、無理にその人物と関係を持とうとするのではなく、距離をおくようにします。
抵抗がある人物に対し無理に関与することで、ストレスを感じることも多いものです。
タメ口で喋っている人だけが困る状況の場合、距離を置くことがポイント。
自分が意識を持つことが大切なこと、知っておきたいタメ口の直し方
| 1.無意識にタメ口という場合、喋る相手を意識して選ぶこと
タメ口で喋る相手を選ぶことが、直し方の第一歩。職場ではタメ口が無意識に出てしまうケースもあります。
自分でも無意識のうちにタメ口が出てしまうという場合は、喋っている相手を意識して選ぶようにします。
タメ口を使用してはいけない人は、どの職場にも存在するもの。そのときは会話をする際、丁寧に話すよう心掛けます。
| 2.職場から離れた際は、タメ口で話しても許されることも
続いては場所をわきまえるということ。タメ口が癖になっている場合は、場所の分別を働かせることが大事。
職場内であれば、タメ口をで喋ることはよくありませんが、職場から離れた際は、タメ口で話しても許されることがあります。
職場内では意識して丁寧な言葉を心掛け、外の飲み会などでは気を許して会話をするなど切り替えること。
| 3.所属のコミュニティごとに、ルールが決まっていること
タメ口を使う相手との掛りあいということ。年上の部下であったり、年下の上司の場合には少し悩むもの。
一般的には所属しているコミュニティごとに、ルールが決まっていることが多くなっています。
相手との掛りあいを考え判断。
年下や年上など年齢だけではなく、相手の人そのものがどう感じているか、そんなことを判断しながら、タメ口で喋るか考えなくてはなりません。
| 4.面子を傷つける、それはコミュニケーションの失敗を意味
自らの立ち位置を考えるということ。タメ口で喋っている相手によっては、面子を傷つけてしまうこともあるもの。
面子を傷つけてしまっている場合、それはコミュニケーションの失敗を意味することにもなります。
タメ口をきく人の地位が上であれば、それほど問題がない場合も多いので、自らの立ち位置を考えてから話すようにします。
| 5.ため口で話すことで、相手側との関係性が良くなることも
タメ口で喋っていい環境もあるということ。癖になっている人もいますが、一概にタメ口は悪いことだけでもありません。
ため口で話すことにより、相手側との関係性が良くなることもあります。
使用して良い環境かどうか、見極めることが大切なこと。
意志の疎通は社会生活上では大事な武器で、その意味では、タメ口もコミュニケーションツールとして活用できます。
まとめ
本来は親しいもの同士で使われるもの。ここでは、タメ口をきく心理を知っておく、その対処の仕方と自分自身の治し方を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。
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