日々の暮らしの中で、何がしたいかわからないということもあるもの。その人数は意外に多く、ある調査では90%以上もの人が何がしたいかわからないと答えています。
年齢分布を確認してみると、若い世代に多くなっていますが、いい年とされる30代でも、人生における目的に悩んでいることが見て取れます。
これは一般的に言う、若い頃こそ迷いやすいというイメージと、それほどかけ離れてはいません。
そしてある程度経験を積み上げてきた20代が終わり、30代になるとこれからどうするかということを、もう一度再検討する年代なのは間違いありません。
なので他の年代よりも転職などを含め、30代は何がしたいかわからないという波が、再度くることもイメージできます。
もっともすべての年代で、何がしたいか分からないと悩む人は多くいます。
ここでは、何がしたいかわからない要因を理解する、早速取り組んでみたい対処法を紹介しています。
口に出すことも多いもの、何がしたいかわからないと悩む人の心理面
| 1.自己観察を続け、結果的に自分が何をやりたいか判らない
本当のところ自分自身が、何をしたいのか判らず悩んでいるという心理。この悩みでの男性や女性の心理状態には、他の皆はやりたいようにしているけど、自らは何がしたいのか焦りの気持ちがあるもの。
回りから置いて行かれると焦れば焦るほど、本当にやりたいことは何かという自己観察を続け、結果的に自分が何をやりたいのか判らなくなっています。
| 2.候補的には幾つかあり、いざ行動に移すとなると逡巡する
候補はいくつかあるものの、本当にしたい事が判りかねているということ。
自分の胸の内では、何かを変化させなくてはいけないと思う気持ちがありますが、具体的な行動については、何をどうしたら良いのか迷っています。
候補的には幾つかありますが、いざ行動に移すとなると逡巡してしまうもの。
これは周りの人たちに、不完全なことを始めると思われるのが嫌だ、そんな風に考えているところがあるから。
| 3.本当は現状のまま何もせず、楽して生きていたいと考える
本当は何もしないで、ただ楽をしたいと考えているということ。周りの人たちが何かを始めると、取り残されたような気持ちになるもの。
念のため自分でも何かやらないと、そんな考えてはしているものの、周りに流されて思っているだけ。
本当は現状のまま何もせず、楽して生きていたいと考えていますが、周囲を見て表向きは焦っています。
人生でも何がしたいかわからない、そこにある大きな原因とされること
| 1.自らのやりたい事、自分自身で押し殺しているということ
本当はやりたいことがあるものの、自分勝手に無理だと決めつけているということ。男性にしても女性にしても、自らの気持ちをじっと我慢している人は多いもの。
これは、周りの人たちの目と、自分なんて無理という自己肯定感の低さが原因。
何がしたいのか分からないのではなく、自らのやりたいことを自分自身で押し殺しているということ。
| 2.適当にやっても一通りこなせて来た、満たされない感覚
何かに対して熱中した経験が少ないということ。何がしたいかわからないという人は、全力で物事に熱中したことがないもの。
適当にやっても一通りこなせて来たので、いつも満たされない感覚が残ります。
一旦、自分自身の全力を出し切るといった経験をすると、気が付かなかったような気分になるものです。
| 3.上には上がいることを見せつけられ、心が折れてしまう
自身の得意なことで挫折をしたということ。幼少の頃から得意なことがあり、周りから周囲から褒められていると、自分が1番だと思い込むもの。
しかし、世の中がわかって来ると、上には上がいることを見せつけられ、心が折れてしまいます。
こうした現実を突きつけられ大きな挫折感を味わうと、何がしたいのか判らなくなるもの。
| 4.本来の自分自身に気がつかない、何がしたいのか判らなく
自らの長所に自分が気づいていないということ。若い年代の頃は特に、本当に何がやりたいのか悩みを抱えることがあるもの。悩んでしまう要因は、自身の長所を知らないから。
何となくぼんやりと自らの良いところは分かりますが、気づいていない長所は分かりません。
こうして本来の自分自身に気がついていないため、何がしたいのか判らなくなっています。
| 5.ネガティブ思考をすること、失敗したとしても傷一つなく
自分に対し自信がないからということ。何がしたいか分からない人は、常にネガティブ思考をしているもの。
今までの生活環境や本来の性格が原因で、何をするにも自分は駄目な人間だから、どうせ無理と考えてしまいます。
傷付きたくないと思っているので、ネガティブ思考をすることで、失敗したとしても傷一つなく済みます。
何がしたいのかわからない人が取りがち、突飛ともいえる振る舞い方
| 1.ややもすると兎に角資格と表面的な判断をしてしまうこと
手当たり次第に資格を取得するということ。何がしたいか判らないけど、とりあえず手に職をつけなければ、そんな風に考えた人が取り掛かるのが資格取得。
明白な目的や取得後のキャリアを考えるのではなく、ややもすると兎に角資格と表面的な判断をしてしまいます。
| 2.自身が考えつく範囲を超えない程度で、奇抜なことをする
唐突に海外に出掛けるということ。インドに旅行して人生観が変わったなど、取りがちな行動ではナンバーワンとも言えるものです。
このタイプの人は、何がしたいかわからないという不安を感じると、自身が考えつく範囲を超えない程度で、奇抜なことをしたがるもの。
| 3.発想の起点を探す点から、田舎暮らしに向け踏み出す人が
海外とは反対に、田舎暮らしをするということ。何がしたいか判らないという人は、何かしら新しいこと始めたがるもの。
なので、何もしないでボンヤリしつつ、新しく発想の起点を探すという点から、田舎暮らしに向け踏み出す人がある程度います。
| 4.仕事をやっているという実感を得たいため、挑戦的な転職
大企業を辞め、ベンチャーへ転職をするというタイプ。大企業内で働き方や何をするのかに悩んだ人が取りがちなのが、ベンチャー企業への転職。
自分が仕事をやっているという実感を得たいため、挑戦的な転職に乗り掛りがちなのも、何がしたいのかわからない人の行動の一つ。
| 5.エンタメとして占いを利用、拠り所とするのは危険信号
占いに嵌まるということ。何がしたいのかわからない人や、自分に決め手がない人が手をだしがちなのが占い。
エンタメとして占いを利用するのなら問題ありませんが、自らの意思決定の拠り所とするのは危険信号です。
何がしたいのかわからない状況、跳ね除けたいときに踏み出す対処法
| 1.自由気儘に書くことで、やりたいことや目的が分ってくる
ほんの小さな事で構わないので、目的や夢などを書き出してみるという対処法。悩んでいる人がすべきことは、先ず思いついたことをすべて書き出してみること。
自分自身では人生で何がしたいか判らないと思っていても、手を動かしていくと伴に、次々と目的や何がしたいのかが具体的にでてくるもの。
書き出す様式に囚われる必要はなく、とにかく自由気儘に書くことで、胸の内にあるやりたいことや目的が分ってきます。
| 2.自分はこれほど頑張れる人間なんだと、次第に自己肯定感
自分自身が今できることに対し、全力で打ち込んでみるということ。男性にしても女性にしても、人生に目標がなく悩んでいるなら考え込まないことがポイント。
兎に角、目の前にある仕事をいい加減にやるのではなく、自らの全力で取り組んでみます。
全力を尽くすことで、自分はこれほど頑張れる人間なんだと、次第に自己肯定感が芽生えてくるもの。
| 3.やることが決まる、関係することが連鎖的に出る可能性も
小さな目標を設定するということ。自分自身が何をしたいのか、全くわからないときは、小さくても良いので目標を立てること。
無理やりでもやることが決まると、それに関係するやるべきことが連鎖的に出てくる可能性もあります。
自身が思っていることや人生の目的を自由に考え、些細な目標を立て行動に移します。
| 4.成功体験を重ねると自信に繋がり、ネガティブ思考が減少
小さな成功体験を積み重ねて、自分に自信を付けるということ。ネガティブ思考に陥っているなら、前述の小さな目標を積み上げていくことが重要。
こうした成功体験を積み重ねることで自信に繋がり、ネガティブ思考が減少します。
本当に些細なことでも良いので、先ずは自分はやればできるといった自己肯定感を高めることがポイント。
| 5.わからないと悩んだ際、自らの長所を知るところから出発
信頼できる友人などに、自分の長所を聞いてみるということ。何がしたいかわからないと悩んだ際は、自らの長所を知るところから出発。
自分の長所を知ることで、人より手先が器用とか、事柄に集中できるタイプということが判ります。
長所は人から聞くことがポイントで、客観的な意見から考えていた良い点とは全く異なるところが判断できます。
まとめ
年齢分布を確認すると若い世代に多い。ここでは、何がしたいかわからない要因を理解する、早速取り組んでみたい対処法を紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。
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