完璧主義者とは、心理と特徴をしっかり把握しデメリットを治す方法



世の中を見渡してみると、完璧主義の人も意外にいるもの。それは責任感のある態度や仕事の質の高さから、職場や学校などで信頼を得やすいタイプ。ただ一方で、何事に対しても全力を出し切るため、見ていると人一倍疲れやすいという性質も持っています。

完璧主義という性質を一般的にみれば、幼少時期の育成のされ方に誘因があるとされています。これは親に称賛されるのは完璧にできた時だけ、そんな体験を積み上げることで、完璧主義だったり完全主義だったりの性格形成がされるというもの。

例を挙げると、1番以外の成績ではもう少しという環境で幼少の時期を過ごすと、高過ぎる願望を抱くようになったり、少しのミスも大失敗と捉えるようになります。これでは先の人生を考えると生きづらく、少しはその行動を変えてみることが大切なこと。

ここでは、完璧主義者とは、心理と特徴をしっかり把握しデメリットを治す方法を紹介しています。

 

 

 


付き合う前に知っておきたいもの、完璧主義者に見られる心理と特徴


 

| 1.周りにも譲歩は許さないようになり、不協和音が生じる

責任感が強く、譲歩できないということ。責任感を強く持っている人も、完璧主義に陥る傾向があるもの。責任感をしっかり持つのは大事なことですが、引請けたことは絶対に失敗できない、そんな意識になります。

こうなると自身が疲れるだけではなく、周りにも譲歩は許さないようになり、不協和音が生じることもあります。

 

| 2.自らを観察し、完璧にこなしている自分自身に酔うタイプ

自己顕示欲を強く持っている人も、完璧主義になってしまいやすいタイプ。自己顕示欲が強い人は、役目を完璧にこなす自分が大好きなもの。

自らを自身で誉めるため、完璧に到達することを目指していて妥協はしません。自意識過剰は他人の視線を気にする人ですが、自己顕示欲が強い人間は自らを観察し、完璧にこなしている自分自身に酔うタイプ。

 

| 3.手間をかけた成長の機会を失うことになるかも知れません

失敗することに恐怖を感じるということ。与えられた義務で失敗を恐れ過ぎる人も、完璧主義者に見られる特質の一つ。不成功に終わったケースでは、自らに対する評価は一時的に落ちてしまうもの。

ただ、人間は成功と失敗を誰しも繰り返しながら成長しています。こうしたことから、失敗を不必要に危惧し慎重になり過ぎると、手間をかけた成長の機会を失うことになるかも知れません。

 

| 4.高い目的に向かい努力をする姿勢と向上心は高評価です

理想が高い方向に完璧主義者はあるということ。ある程度のラインで提出し評価を仰ぐというようなことが出来ません。始めから満点のものを出そうとしたり、求められている一定の基準以上の要素を追加し、称賛されようとする傾向も見られます。

高い目的に向かい努力をする姿勢と向上心は高評価ですが、心身ともに疲弊するほど無理をするのは考えもの。

 

| 5.成果を出すこと以前、他の人に評価されること自体が目標

自意識過剰なので、他者の評価がいつも気になるということ。自身が周囲からどう思われているかは、多少なりとも誰もが感じることです。ただ、これが激しくなり評価を気にし過ぎて、常時神経を尖らせている状態は、心身にとり決して良いとは言えません。

完璧主義者の中には努力の方針を見失い、成果を出すこと以前に、他の人に評価されること自体が目標になっている人も見られます。

 

 

 


見習いたいところがたくさんあるもの、完璧主義者のメリット面


 

| 1.信頼が得やすくリーダーや責任者に抜擢、自然と増える

周りの信頼を獲得しやすいということ。責任感を強く持っていて、最後まで筋を通すのが完璧主義の特徴の一つ。このため、上司や先輩などが安心して物事をまかせられるので、信頼が得やすくリーダーや責任者に抜擢される割合も自然と増えるもの。

 

| 2.最後局面まで一切手を抜かない、完璧主義者のメリット面

高い質の成果が得やすいということ。満点を追求して努力した結果、高い質の成果を何時でも出せるのが完璧主義者の特徴の一つ。理想を高く持ち、向上心に溢れていて、最後局面まで一切手を抜かないのは完璧主義者のメリット面。

 

| 3.医師や会計士など、失敗が許されない仕事に向いている

細かい作業を注意深く行うのが得意ということ。完璧を追求し失敗しないよう、丹念に注意を払いながら作業を進めるも特徴の一つ。完璧主義者はきめ細かな作業を苦にしない傾向にあり、医師や会計士、税理士など、失敗が許されない仕事に向いているのもメリット面。

 

 

 


大局を見誤ることもあるもの、完璧主義者に見受けられるデメリット面


 

| 1.他人に任せるより己自身でした方が精度が高いと思う傾向

他の人に頼ることが不得手ということ。完璧主義者のタイプの人間は、他の人に頼ることが不得手なもの。自身の役目だから、自ら責任を持ちしなければ考え加え、他人に任せるより己自身でした方が精度が高いと思う傾向がその理由。

| 2.完全でなければ不首尾という考え、自分で自らを追い込む

白黒を付ける思考に陥りやすいということ。完璧を追い求めるため、完全でなければ失敗と、両極端でしか結果を捉えられない白黒思考になりがちです。問題が発生すれば後で改善すれば良い事もあり、完全でなければ不首尾という考えでは、自分で自らを追い込むことになるデメリット面。

 

| 3.全体を大きく俯瞰して考えるという見方を忘れることも

些細な点を気にし過ぎることで、大局を見失うことがあるデメリット面。完璧主義のタイプは、いつもミスがないか注意しているもの。なので時折、本質からかけ離れた些細な事柄ばかり目が向いてしまい、全体を大きく俯瞰して考えるという見方を忘れることもあります。

 

| 4.結果的に、他人の欠点やミスに目が向きストレスを溜める

自分のみならず、他者にも万全を求めるということ。自らに強硬な姿勢で完璧を求める人物は、他の人にも妥協抜きになりがち。他の人といえども自身と同じ様に、当たり前に完全を目指すという傾向があり、結果的に、他人の欠点やミスに目が向きストレスを溜めることになります。

 

| 5.取り組んでいるすべての問題処理が気になることが原因

物事に優先順位を付け、こなしていくのが不得手ということ。能率的に物事をこなす上で大事になる、優先順位を付けることが不得手なのも、完璧主義のデメリット面。

すべての事柄を完璧に仕上げたいという願望から、取り組んでいるすべての問題処理が気になることが原因。さほど重点でないことまで力を入れ過ぎ、心身ともに疲労の極致に。

 

 

 


この先の人生を伸び伸び過ごす、完璧主義者のデメリットを治す方法


 

| 1.他人に頼む、力を借りることで物事を前に進めるのも大切

何でも自分一人でしようとせず、人に頼るということ。やるべきことが多すぎる場合、自分一人では手に余る状態かも知れません。他の人に頼んだり、力を借りることで物事を前に進めるのも大切なこと。

グループで事柄に対している場合には、互いに得意な役割をしたり、作業分担をしっかりすると能率が上がること請け合い。

 

| 2.許容範囲を決めておく、納得できない考えから抜け出せる

合格ラインを決めておくということ。いつも完璧を目標にするのではなく、自分自身の中に合格点ラインを決めておくのがポイント。

物事には絶対はないという前提で、失敗の許容範囲を前もって決めておくと、毎回満点でなければ納得できない考えからは抜け出せます。満点を目標に努力することは大事なことですが、それでは疲弊が早くなり、途中で挫折する要因になります

 

| 3.一旦達成してから、余った時間内で細部を見直す方法に

時間制限を設定するということ。何時までに達成するという時間制限を自らに設定することも、デメリットの克服には効き目があるもの。前もってゆとりのあるスケジュールを立て、各タスクが時間内に終了するよう進行すると、想定外の状態が発生しても柔軟な対応ができます。

また、一旦達成してから、余った時間内で細部を見直す方法にすると、途中のプロセスにこだわり過ぎるということも減るもの。

 

| 4.リストアップした後、緊急度や重要度を見て優先順位を

優先順位を付けるということ。事柄に対するの優先度付も、完璧主義者のデメリットの克服に重要な作業の一つ。取り組んでいる課題や仕事をリストアップした後、緊急度や重要度を見て優先順位を付けていきます。

例え中途で他のことが気に掛かっても、優先度が低いケースでは手を付けないで、優先度が高いものに集中することが重要。

 

| 5.要望の成果の質的なものも、完璧主義者の人は要チェック

到達点は何かを再認識するということ。最終的な到達点は何かを再確認することは、大局を見誤らないための適切な方法です。

失敗を恐れ些細な事柄こだわり過ぎるのではなく、求められている最終結果を出すことに意識を傾けます。到達点として要望されている成果の質的なものも、完璧主義者の人は要チェックしておくべきポイントの一つ。

夢の実現を引き寄せ。

夢の実現を引き寄せる最短ルート

 

まとめ

世の中を見渡してみると意外にいるもの。ここでは、完璧主義者とは、心理と特徴をしっかり把握しデメリットを治す方法を紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。

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