引っ込み思案の心理と特徴を詳しく知っておく、この先役立つ克服方法



世の中には引っ込み思案と呼ばれる人がいるもの。積極的に人前に出るのが非常に苦手なタイプで、どちらかと言えば内向的性格の人。人見知りをしがちな内気な性格で、初対面の人物はもちろんのこと、自ら行動を起こす事をとても不得手としています。

引っ込み思案の意味からすると、自分の考えを胸の内に抑え込む様子から見るなら、殻に閉じこもるとも言えます。また、気持ちが前に出ないで、動きが止まってしまうことから表わすと、怖気づくだったり腰が引けるということにも。

引っ込み思案自体はネガティブな印象のある言葉ですが、実際は引っ込み思案には長所と呼ばれる点もいくつかあります。ここでは、引っ込み思案の心理と特徴を詳しく知っておく、この先役立つ克服方法を紹介しています。

 

 

 

 

 

 


引っ込み思案な子供と呼ばれたこともあるもの、その性格や心理から


 

| 1.元来は明るい性格でも、他人を信じ続けるのが困難になる

いじめを受けた過去があるということから。幼少期は快活で活動的な性格だったのに、些細な事が切っ掛けでいじめの対象になったということ。そんな体験をしていると、元来は明るい性格でも、他人を信じ続けるのが困難になってしまうもの。

いじめだったり裏切られたリ、嫌がらせなどを受けると、性格や心情に大きな影響があります。結果的に、常に周りの反応を気にする引っ込み思案になることに。

 

| 2.苦い経験をした場合、人前に出ることに恐怖を覚えても

人前で大きな失敗をした過去を引き摺っているということから。入念に準備して挑んだはずの物事で、見るも無惨な大失敗を犯したというもの。

永久に思い出したくない苦い経験をした場合、人前に出ることに恐怖を覚えても仕方がありません。再び失敗したらどうしようなどと自分を責め、自信も吹き飛んで引っ込み思案へと変わっていきます。

 

| 3.日常的に否定的な意見、程なく他人と関わるのが嫌になる

ネガティブな発言を受ける機会が多かったということから。仕事などで指摘の仕方が厳し過ぎたり、必要以上に否定的な発言を繰り返されると、段々と心が沈んでしまってもおかしくないもの。

1度や2度の言葉なら、一過性の落ち込みですみます。しかし日常的に否定的な意見を言われ続けると、程なく他人と関わるのが嫌になり引っ込み思案へと。

 

 

 


控えめな人や照れ屋と呼ばれることも、知っておく引っ込み思案の特徴


 

| 1.周りの顔色を伺う、自らの意見とは違う事を言うことも

自らの意見を積極的に口に出せないということ。自分が思っている事や考えている事などを、口にはっきり出すのが非常に不得手。

理由は自らの意見で、他の人の気分を損ねてしまわないか心配ということ。周りの顔色を伺うあまり、自らの意見とは違う事を言ってしまうことも。

 

| 2.結果的に、相手と視線を合わすことなく俯き加減になる

会話をしている最中に相手の目を見ないということ。内気な性格である引っ込み思案の人は、気軽に喋っている最中でも、相手の目をなかなか見る事ができません。

自分の言動が変に思われないかの方が気になり、必要以上に緊張します。結果的に、相手と視線を合わすことなく俯き加減になることに。

 

| 3.自身に関心を寄せる人の数が多くなるほど、緊張すること

人前に出るのが怖いということ。引っ込み思案の人は、人前に出るのが怖くて堪りません。その理由は大勢の人に注目されるので。

他人の目を気にするので、自身に関心を寄せる人の数が多くなるほど緊張し、どう振る舞えば良いのか判らなくなってしまいます。

 

| 4.初対面の相手、自己紹介意外に何を話せば良いか判らない

自ら人に話しかけられないということ。人見知りである引っ込み思案な人は、他者と関わるのが苦手なもの。できれば話しかけて欲しいと思っていますが、話しかけられたとしても上手く会話できる自信もありません。

初対面の相手と場合はさらに大変になり、自己紹介以外に何を話せば良いか判らなくなるので、できれば自分から話し掛けたくないと思っています。

 

| 5.どう振る舞えばいいのか分からず慌て、益々自信を失くす

自己肯定感が低く、自信がないということ。引っ込み思案のタイプは、自分にあまり自信がなく、頭の隅っこでは自分なんてどうせ思っています。他者から褒められたりしても、どう振る舞えばいいのか分からず慌て、益々自信を失くすことに。

 

 

 


物事を静かに見守ることはとても良いこと、引っ込み思案の大きな長所


 

| 1.他者にどう思われるかを重要視、控えめなポジションに

適切な距離を置くのが上手という長所。普段から恥ずかしがり屋の引っ込み思案の人は、他人の目に自らがどう映るか気にしているもの。

自分が積極的にしたい事をしたり発言するより、他者にどう思われるかを重要視しているので、控えめなポジションをとっています。この距離感が近すぎず遠すぎず、ちょうど良いところになっています。

 

| 2.特段なにもしなくても、周囲にいる人たちから自然に信頼

他人から信頼されやすいという長所。引っ込み思案の人は集団のなかにいても、騒ぐことはなく基本的にいつも物静かなもの。

誰とでも積極的に喋るわけではなく、他の人にはあまり聞かせたくない秘密の話でも、安心して打ち明けられます。こういったことから、特段なにもしなくても、周囲にいる人たちから自然に信頼されるようになります。

 

| 3.数多くシュミレーション、万全の対策がとれるメリット

内気な性質だからこそ、物事をしっかり考えて行動できる長所。引っ込み思案なタイプは、基本的には非常に心配性のところがあるもの。

なので、常に最悪の状況を思い描くのが得意です。これは一方でいうところの、リスク管理能力に自信があるということに他なりません。考えられる限り最悪の状況を、数多くシュミレーションすることで、万全の対策がとれるのは大きなメリット。

 

 

 


覚えておくと役に立つこと請け合い、引っ込み思案な所を克服する方法


 

| 1.克服する、失敗よりも成功をイメージすることがポイント

行動を起こす以前に、上手くいくイメージを描くという方法。引っ込み思案の人は自分自身で何かする場合、失敗などのネガティブな想像ばかりするもの。それが原因で、緊張を更にして失敗しやすくなる、そんなネガティブスパイラルに陥ってしまいます。

これを克服したいのであれば、失敗よりも成功をイメージすることがポイント。そうすると緊張せず落ち着いた行動がとれます。

 

| 2.一人で不安に、そのほとんどは実際には起こらないと意識

思っている不安は、実際には起きないということを認識する方法。いつか空が落ちると心配し過ぎた人が由来の杞憂という言葉。引っ込み思案の人はこの杞憂が多いのが特徴で、心配しなくてもいい事を考え、一人で不安になってしまうもの。

心配し過ぎて身動きがとれないのは本末転倒で、そのほとんどは実際には起こらないと意識することが大切。

 

| 3.機会が増えるほど、意見に流されず自らの見解を言う訓練

人前に出る機会を増やすという方法。経験値というものがあり、経験を積み重ねるほど、緊張することなくスキルアップできるもの。

大勢の中で発言したり、人前に出る機会をできる限り増やし、周りから注目されることに慣れていきます。そうした機会が増えるほど、他の人の意見に流されず、自らの見解を言う訓練にもなります。

 

| 4.長所をできる限り伸ばせるようにすると、先の展望が開く

自分自身の長所を伸ばすという方法。引っ込み思案の人は、自らの中にある短所を探すのが得意なもの。
駄目な人間だから仕方がないなど、否定的な言い訳をするのが当然の心理状態になっています。

克服のためには、短所よりも長所に着目することが重要。その長所をできる限り伸ばせるようにすると、先の展望が開けます。

 

| 5.幾度も繰り返していく間に、少しずつですが自分に自信が

自らを誉めて、自己肯定感を上げるという方法。些細な成功体験でも、思い切り自身を褒めるようにすることが大切。

最初はぎこちなく、恥ずかしい気持ちになりますが、幾度も繰り返していく間に、少しずつですが自分に自信がついてきます。そうなると人前でも堂々と、自然と振る舞えるようになるもの。

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まとめ

自ら行動を起こす事をとても不得手と。ここでは、引っ込み思案の心理と特徴を詳しく知っておく、この先役立つ克服方法を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。

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