何も利益にはならないもの、人と比べる心理と特徴を知り対処する方法



社会生活を送っていると、人と比べることも多いもの。比べては落ち込んでしまったり、辛いだけなのにのようになっています。

人間の悩みの多くは、他人と比較することで始まったりすることが多くなるもの。周囲の人たちは上手にコミュニケーションが取れるのに、自分は何故できないとか、友人たちは早々と結婚していくのに、自らは出会いもないなど。

人と比べない自分自身になれれば、どんなに楽だろうと思う人も数多くいます。この人と比べる際の心理というのは、自身が比較したい事象だけを取り上げ、あの人は自分よりも幸せそうと、全体的な幸せに置き換えて考えがち。

しかし、何から何まで幸せな人はいないもので、そう見える人物でも実際は人に言えない悲しみや苦しみを心に抱えているもの。ここでは、何も利益にはならないもの、人と比べる心理と特徴を知り対処する方法を紹介しています。

 

 

 


あらかじめ把握しておくことが大事、人と比べてしまうその心理と特徴


 

| 1.独身で能天気に旅行していた自らが惨めになって落ち込む

優柔不断だということ。独身の友人と一緒に旅行に行き、とても楽しい気持ちで帰宅した時。SNSで子供と一緒の写真を既婚の友人が上げているのを見て、独身で能天気に旅行していた自らが惨めになって落ち込むなど。

こんな風に他人の言動によって、自身の価値観や気持ちが頻繁に変化するタイプです。

 

| 2.ランク付けをしている、比べて自分はと自分自身との比較

自分が他人を品定めしているということ。知らず知らずの間に、自分から他の人をジャッジメントしてしまうことがあるもの。

あの人物は凄いとか凄くないとか、自らの胸の内でランク付けをしていると、比べて自分はと自分自身との比較も始まります。そもそも他の人のことを採点しなければ、自身と比較してどうということはありません。

 

| 3.勝手な人物判断してくる人が周囲にいる、比較のスイッチ

比べる人が周囲にいるということ。就職活動などでは、どうしても多くの応募者から選ぶことになり、経歴や技能などで比較されるもの。ほかには親の影響もあり、兄弟姉妹と比較され卑屈に育ったということや、容姿について親戚から言われたのがトラウマということもあります。

人から比べられるシチュエーションや、勝手な人物判断してくる人が周囲にいるときは、比較のスウィッチが入りやすいので要警戒。

 

| 4.快感を得ると再度味わいたい、良くも悪くも他人を意識

負けたくない気持ちが強いということ。順位が付くことになる事柄で、特に力が発揮できるというもの。ほんの遊びのゲームでも、負けると非常に悔しい感情が爆発するなど、負けん気が強いという特徴があります。

勝負事に勝った際、脳からは快楽物質のアドレナリンが分泌。この快感を得ると再度味わいたいので、良くも悪くも他人を意識して行動することに。

 

| 5.ネガティブな感情に浸っている、変な気持ち良さを感じる

自らに自信がないということ。人と比べて自らを下げるのが、病み付きになるという心理状態もあるもの。他の人と比較して落ち込むのですが、ネガティブな感傷に浸っている時、変な気持ち良さを感じています。

認知的不協和が自身の中に起こり、矛盾が発生して気持ち悪いので、自分を駄目なことにして矛盾解消をすることに。

 

 

 


実はまるで正反対ともいえるもの、人と比べる人の2種類の別タイプ


 

| 1.貶める思考、自らを軽視して劣等感に嵌まり込むタイプ

常に自分より上の人ばかりが目が向き、劣等感に苦しむ癖があるということ。このタイプの人は、自分を貶める思考回路を持っています。

例を挙げると、ある男性は背が高くイケメン男性が視界に入っただけで、消えてしまいたいという感情に襲われたというもの。

人と比較している意識はなく、一体どうした事か頻繁に消えてしまいたい、そんな衝動に襲われています。原因を追掛けたところ、人と比べるという思考ロジックが、無意識の中に潜んでいたということが判明。

 

2.優越感を感じたい理由で、比べることで人を見下すタイプ

自分自身より上の人物を見ると、劣等感を感じてしまうことを知っているということ。その為に恣意的に自分より下にある人を探します。

更に、人の間違っている所や劣っている部分などを積極的に探すことで、自身が上の位置いるという感覚を得ようとするもの。劣等感よりも優越感の方が良いと思いがちですが、優越感という感情は自信や幸福という気持ちとは全く質が違います。

優越感は何気ない一言や、些細な出来事で呆気なく劣等感に変わるので、人を見下しながら自分を誇りに思うのは不可能です。

 

 

 


一旦立ち止まることも必要、人と比べてしまうときに試みたい対処法


 

| 1.ストレス解消として余り深く考えずしている人も多くいる

他人を悪し様に言わないということ。最近の社会問題となっているのが、匿名性を楯に人を傷つけたり、ボロクソに言う文章をネット上に書く人たち。この行為自体は自らは匿名という守られたところに居ながら、自分と他人を比べて貶め、安易に優越感に浸ることができるので癖になるもの。

ストレス解消として余り深く考えずしている人も多くいますが、これも他人と自身を比べているということで、貶めることにより満足感を得ているのは悪しき習慣。

 

| 2.前向きな人たちと積極的に関わると、比較することは減る

付き合う人を選ぶということ。他の人からの影響は大きく、付き合う人を選び一人になってみると、相当に心穏やかな気持ちに成れるもの。マウントするための引き立て役にしてくる友人をはじめ、兄弟姉妹や親戚と比較する両親などとは距離を置きます。

そして、人と比べず個性を評価してくれる人や、出来るよと引っ張り上げてくれる人物など、前向きな人たちと積極的に関わると、人と比較することは自然に減ります。

 

| 3.競争するより自らをチームの一員として考える、一層幸せ

競争を止めるということ。誰がどう言おうと人生は競争が目的ではなく、そこには勝者も敗者も居ないもの。何かにつけ相手に勝とうという思いを抱かないようにします。

そうではなく相手を褒め、能力を称えインスピレーションに変えることがポイント。他人は敵ではなく仲間なので、競争するより自らをチームの一員として考えると、一層幸せになれるはず。

 

| 4.自信を持てることが大事なこと、乗り越えていける気持ち

他者の長所を認めるということ。他人のことを採点していると、自身も周囲の人たち判定されているような気になるもの。

逆に、人の良いところだけでなく、欠点も無条件に評価して信頼すると、自身も周囲の人たちから信頼されているという推測が働きます。こうしたことに根拠はありませんが、自信を持てることが大事なことで、何が起こっても乗り越えていける気持ちが重要。

 

| 5.他の人が持っている物にばかりに目を向けると、嫉妬する

物質以外の目標を持つということ。高級車や高価な腕時計を所持することが、成功だと考えていれば自らの価値観を見直すべき。他の人が持っている物にばかりに目を向けると、嫉妬したり妬んだりする可能性が高くなるもの。

先ずは、目標を掲げることが大切で、愛情や思いやり、友好的な関係に寛容さなど、物質ではないことのために努力するようにします。

 

| 6.無意識に、都合の良いものしか取り入れない傾向となる

情報を取捨選択し過ぎないということ。インターネット社会の台頭により、情報や映像などは受け身側から主体的に選んでいくよう変化しています。そうしたことで、興味のある動画だけを見たり、気になることだけ検索したり、無意識に都合の良いものしか取り入れない傾向となっています。

これでは視野が狭くなって、同じような比較対象しか現れないことに繋がるもの。視野を広げ心のアンテナを高くすることがポイント。

 

| 7.お腹の中に風船があり、膨らんだり萎んだりするイメージ

瞑想によるメンタルトレーニングということ。瞑想の効果は脳科学の分野で明確に認められ、判断力や注意力が向上することが判っています。更に、心理学分野でも心身をリラックスさせ、衝動の抑制をはじめ、ストレスの管理や自己認識力向上に好影響を及ぼし、不安への耐性向上が確認されています。

簡単な呼吸瞑想のやり方は、お腹の中に風船があり、膨らんだり萎んだりするイメージで目を瞑り、ゆっくり大きく呼吸するというもの。

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まとめ

人間の悩みは他人と比較することから。ここでは、何も利益にはならないもの、人と比べる心理と特徴を知り対処する方法を紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。

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