人生を長く生きていると、誰しも一度くらい関わり合いになるのが、いわゆる負の連鎖と呼ばれるもの。
負の連鎖の意味と言えば、言葉通りにマイナス要素を示していて良くないイメージ。
負の連鎖は普段の生活や仕事などで、ネガティブな物事が立て続けに降りかかったり、不幸な災難が連鎖的に続いていったりといったことが発生します。
渦に巻き込まれている状態の負のスパイラルという言葉と同じく、負の連鎖も断ち切るのは難しく、回避できず脱出できない、延々とこう着している状況。
これは思考スタンスも同じで、ネガティブな思考や発想が生まれたかと思えば、それを出発点に否定的なことが更に沸き上がるのも負の連鎖の一面の姿。
ここでは、要因を突き止め自己判断することがポイント、負の連鎖を断ち切る方法を紹介しています。
解決に向かうため自身の過去を振り返ることも、負の連鎖に陥る要因面
| 1.働くことができなくなり収入が減少するという笑えない話
金銭面に対して不安があるということ。人というものは金銭の面でゆとりがないと、同様に心の余裕もなくしてしまうもの。
少ない収入金額はもちろん、出費が多くなったりして金銭的な不安を感じた際、負の連鎖に落ち入りやすいのです。
収入を増やすため無理に残業代を稼ごうとしたことで、疲労困憊し体を壊した挙句、働くことができなくなり収入が減少するという笑えない話も。
| 2.負の連鎖の要因だけでなく、周りの人々に悪影響を与える
ネガティブな発言をするということ。日本では言魂という考えがあるように、人は自らが口にした言葉通りに動かされていくもの。
これが良い面は全く想像できないで、自分は駄目な人間から始まり、毎日がつまらないやあの人は苦手など、ネガティブな言葉が口癖になっています。
このような言葉を口にしていると、負の連鎖の要因だけではなく、周りの人々に悪影響を与えてしまいます。
| 3.生真面目で厳しい性格の人、仕事上の問題を引き摺りがち
仕事上で問題があるということ。会社でミスしてしまったり、思うようにならない企画があるなど、仕事が上手くいかない時は日常生活にも差し障りがでるもの。
気持ちを切り換えることができないで、何日も悩んだり落ち込んんだりしていると、心の内が休まる暇がありません。
普段から生真面目で厳しい性格の人ほど、仕事上の問題を引き摺りがちで負の連鎖に。
| 4.何処が駄目、否定的な感情が生じて何をしても空回りする
人間関係が悪くなるということ。人々が生活していく中で切り離せないものが人間関係で、それが悪化するのは負の連鎖の入口とも言えるもの。
周囲の人たちとの関係性が良い場合は、自分自身が必要とされていると感じ、胸の内の幸福感が大きくなります。
逆に、人と上手く歩み寄れないときは、自分の何処が駄目なのかと、否定的な感情が生じて何をしても空回りすることに。
| 5.周りに居る人たちは、自らを嫌っているに違いないなど
思い入れが激しいということ。物事に対して思い込みが激しく、自身の考えが正しいと決めつけることも、負の連鎖から抜け出せない要因の一つ。
辛い事柄が積み重なったケースでは、自らが全てから見放された、そんなな気持ちに陥ります。
更に、周りに居る人たちは、自らを嫌っているに違いないなど、本当かどうかも分からない激しい勘違いから負の連鎖に。
負の連鎖で抑えておきたいところ、基本的に陥りやすい心理面と特徴面
| 1.より大きなものに対して目が眩んでいることになります
大きな幸福や成功を手にしようとすること。。人間は誰しもなるべく大きな成功や幸福を掴もうと、意欲を持って努力しているもの。
なので身近な場所にある小さな幸せや小さな成功などはどうでもよく、より大きなものに対して目が眩んでいることになります。
ただこれは負の連鎖に陥る要因の一つになり、大きな成功や幸せばかりを追求することが、反対に不幸を呼び寄せていると意識しなくてはいけません。
何故なら大きな物事は簡単には手にできず、地道に積み上げた努力に幸運が重なり得られる、そんな要素も少なくないから。
| 2.手助けしてくれる人も存在しない、徹底的に自らを酷評
マイナス思考が全面にあるということ。負の連鎖に嵌まり込みやすい人に最多とされるのがこれで、否定的な考えが招き寄せてしまうというもの。
嫌な事柄に出会うと、人間は同情して欲しかったり、共感して貰いたかったり、周りの人に口に出してしまうことが珍しくありません。
また胸の内では、自らを慰めるネタや手助けしてくれる人も存在しないので、徹底的に自らを酷評することにも繋がりかねません。
オカルト的で一概には信じられない面もありますが、頭の中にマイナス思考があると嫌な事柄を引き寄せるもの。
| 3.休日返上がある美点ともなっている日本は、非常に珍しい
背伸びして努力するということ。基本的に日本人というのは我慢強いとされ、無理が過ぎたり背伸びしてしまう民族とされるもの。
こんな努力のし過ぎが疲労を溜め、それが失敗を呼び込んだりすることで、後戻りできないところまで発展し負の連鎖に入り込むことに。
本来なら休息を取るのが人としての自然な反応ですが、休日返上がある美点ともなっている日本では、それをする人は非常に珍しいということに。
結局、疲れは取れないままとなり、それに伴って集中力の低下を招き失敗をする、そんな負の連鎖に嵌まり込むことに。
| 4.いつまでも取り返せないものを取り戻そうと、負の連鎖
取り戻そうという気持ちから。失敗を取り変えそうとするのは、向上心もあって決して悪いことではないもの。
ただそれは、取り返せるものであって、取り返せないものは対象ではありません。
取り戻せないものは頑張っても意味のないことに。
その識別や区分の判断ができないケースでは、いつまでも取り返せないものを取り戻そうとする、そんな負の連鎖が生じてしまいます。
是々非々というのは、その場その時のタイミングであり、個人の裁量で何とかなるものではありません。
| 5.生じた場所や同じ局面で、フラッシュバックを発生させる
過去に執着し過ぎるということ。過去に犯した失敗など、何時までも繰り返し思い起こしては思い悩むこともあるもの。
そうして思い返すことで、更に記憶に刻み込まれ、その事柄が生じた場所や同じ局面で、フラッシュバックを発生させる切っ掛けになることが。
避けるだけなら良いですが、他人に押し付けてみたり、適当な理由を見つけ逃げ出してしまう、そんなことにもなりかねません。
こうした過去に執着し過ぎるという面は、負の連鎖へと陥る理由として主要なものの一つです。
気を取り直して試してみたいもの、負の連鎖を断ち切り抜け出る方法
| 1.身体が重く感じるのと同じに、気持ちも重く沈んだものに
運動をすることでストレス解消ということ。負の連鎖に嵌まり込みかけていると感じた際は、身体を動かしてストレス解消するのも一つの方策。
体を適度に動かしていない場合、生活習慣が悪化することで、健康面はもちろんのこと普段の生活も締まりのないものになります。
運動不足になれば、身体が重く感じるのと同じように、気持ちも重々しい沈んだものになります。
運動をして日頃の鬱憤を解消。
| 2.暗い事象より明るい事象を積極的に、小さな幸せを探す
良い物事にだけ目を向けるということ。日々の暮らしの中で人間は、良い物事よりは悪い事柄に目を向けてしまう傾向にあるもの。
負の連鎖から抜け出すためには、ネガティブな事よりポジティブな事柄を意識しながら、暮らしを過ごす方がより良いものです。
注目すべき点を変え、暗い事象より明るい事象を積極的に見ることで、小さな幸せを探す癖を付けるようにします。
| 3.さまざまな過ちも自分自身の人生においてプラスになる
過去の失敗例に学び、次回に活かすということ。過ちは誰にでもあるもので、要点は同様の失敗を繰り返さないよう、原因と対策を練ること。
過去の失敗体験を活用して行動ができれば、さまざまな過ちも自分自身の人生においてプラスになるもの。
こういうポジティブ思考なら自身の成長に繋がる上、次に失敗することを恐れなくなり、負の連鎖から脱出できます。
| 4.別の観点から自らを見つめ直したり新発見があったりと
目新しい事柄にチャレンジするということ。新しいことに取り組むことで、普段と違った新鮮な気分や胸躍る気持ちになるもの。
このことだけを考えても、負の連鎖からいち早く抜け出る姿がイメージできます。
行動を変化させることにより、別の観点から自らを見つめ直したり新発見があったりと、気付いた時分には負の連鎖の外側にいることに。
| 5.一人暮らしで自由がきくなら、引っ越しするのも気分一新
環境を変化させるということ。転職してみたり人間関係を整理してみたり、身の回りの環境を変化させることは負の連鎖から脱出する切っ掛けとなるもの。
原因であったり要因などが、人間関係や仕事ということが判明した際は、その環境を変えてしまうことが良策です。
更に、部屋の模様替えなどでもリフレッシュはできる上、一人暮らしで自由がきくなら、引っ越しするのも気分一新。
まとめ
マイナス要素を示し良くないイメージ。ここでは、要因を突き止め自己判断することがポイント、負の連鎖を断ち切る方法を紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。
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