最近は登録すると金銭が貰えるなど、上手い話を語るサクラサイト商法の被害が増えています。
サクラサイトというのは、サイトの業者に雇われたいわゆるサクラが、芸能人や異性、占い師、弁護士などになりすますもの。
さまざまな消費者の気持ちを利用することでサイトに向けて誘導、有料のメール交換などを利用させ、その度ごとに支払いを継続させます。
サクラサイト商法には多種多様な事例があり、身に覚えがない電子メールなど、魅力的な誘いや脅しの被害者が増加。
その手口も幅広く、ありとあらゆる手段を使って応じてきた人を騙す手法が進化しています。
ここでは、サクラサイト商法の被害に遭わない注意点とは、弁護士を含んだ対処法を紹介しています。
サクラサイト商法の被害に遭わない注意点とは、弁護士を含んだ対処法
| 覚えておきたいサクラサイト商法の被害に遭わない注意点
狙われるのは心のウィークポイントで、誰しもが危険があるのを忘れないようにすること。
もちろん身に覚えのない電子メールやSNSの個別メッセージ等、魅力的な誘いや安易な上手い話しには絶対に応じないようにします。
後述の事例など、うっかり登録してしまった場合でも、不審な点を感じた際には毅然と関係を絶つことが大切です。
| 次に注意したいのが、詐欺被害を解決するという二次被害
騙された被害者に対し、その詐欺被害を解決するという謳い文句で、更に解決費用を騙し取るサイトが横行するというもの。
住所などの所在地情報が画像で作られていたり、責任者の名前がなかったりなど粗雑なサイトが目立ちます。
また名称もセンターや調査所が付いているものや、登録実体がない探偵事務所などは要注意。
原則として、詐欺の被害金の返金請求が代理でできるのは弁護士だけ。
| サクラサイト商法で被害に遭ったと感じた時にとる対処法
気付いた瞬間からしたいのが、相手方からきている連絡及び関係資料は、全てを保存保管しておくというもの。
これは悪質な事例を証明して返金して貰うため必要で、メール場合は印刷は無論のこと、スクリーンショットを保存しておいたり、ネット上から削除されても問題がないようにします。
これらを証拠資料にして情報整理の後、運営会社と交渉となりますが、その悪質性を証明することが最大のポイント。
| 詐欺立証、回収は経験豊富な弁護士に依頼するのがベター
お金を振込で支払ったケースでも、戻ってくる可能性がるので諦めないようにします。運営会社が自ら詐欺として認めることはありません。
回収は経験豊富な弁護士に依頼するのがベターで、あらゆる証拠を元に詐欺を立証し、被害金額の回収を行います。
ただ、立証できる証拠や振込履歴により回収金額は変わるので、前述の連絡及び関係資料や振込等の領収書やレシートなど、破棄せず保存しておきます。
サクラサイト商法の事例を詳しく知っておくことが大事、その手口など
| 1.本人に会うためマネージャーと頻繁にやり取りするもの
間違いメールと勘違いして返信したのが始まり。相手は無名の芸能人を名乗り、何度か連絡した後デビューが決まったので、携帯を事務所に返却。
その後、事務所に隠れてと有料のチャットに誘導され、本人に会うためマネージャーと頻繁にやり取りするというもの。
もちろん回数はどんどん増えていき、高額な利用料金が発生し、相手は架空の人物。
| 2.個人情報が文字化け、解除のため何度も手続き費用を請求
他にある出会い系アプリで、連絡先交換できた人。携帯が壊れたので、やり取りは無料サイトでしようと誘導。
手引き先のサイトでは連絡先などの個人情報が文字化けし、解除のためには手続きが必要と何度も手続き費用を請求されるというもの。
結局、連絡先は交換できず詐欺と気づき、消費者センターに相談するも、サイトの支払が振込だと返金は難しいと言われた。
| 3.金額を受け取るためこのサイトに登録して欲しいと指示
携帯に唐突に高額な金額を進呈するというメールが届き、驚いてぜひ欲しいと返信するというもの。
金額を受け取るためこのサイトに登録して欲しいという指示があり、メールに貼付しあったURLにアクセスし登録。
先方かお金を受け取るためにポイントの購入が必要と言われ、不審になり無視することにしたが、度々誘いのメールが届くようになった。
| 4.メールの送受信は無料も、お金を受け取りはポイント購入
在宅ワークを携帯で検索したところ、男性の悩みを聞けば高収入を得られるという広告が目に入ったというもの。
手引きされたサイトに登録した後、メールの送受信は無料となっていたものの、お金の受領にはポイントの購入が不可欠と言われた。
名目はさまざまだったがポイントの購入は続け、1週間で100万円を超える金額になってしまった。
| 5.取り除くための呪文を教示するので50回分メールで送れ
婚活サイトに登録した際、姉妹サイトの出会い系サイトにも同時登録したことになったというもの。
そのサイト内でメール連絡が始まった後、陰陽師を名乗る人物から悪霊が憑いているといわれた。
それを取り除くための呪文を教示するので、50回分メールで送るように指示があり、1通約700円のメールをポイントを購入して送り続けた。
サクラサイト商法で被害に遭う切っ掛けには、特に注意を払いたいもの
| 1.自分が行動を起こした後から届き始めるメールには注意
・直接メールアドレスに届く広告メール
・SNSサイトを使ったメッセージの書き込み
・副業や内職に関するサイトを探し、登録後に届くメール
・懸賞サイトに登録した後、すぐに届くメール
・占いサイトに登録した後、すぐに届くメール
・普通のアプリから無料のサイトに誘導
上記のようなパターンには特に注意を払うことが必要、おかしいなと思ったら国民生活センターや弁護士に相談。
まとめ
ありとあらゆる手段を使って応じてきた人を騙す手法が進化しています。ここでは、サクラサイト商法の被害に遭わない注意点とは、弁護士を含んだ対処法を紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。
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