ネットワークカメラはセキュリティが不可欠、留意しておくべき具体策



日常生活を送る中で、ネットワークカメラはセキュリティが不可欠ともなるもの。防犯目的をはじめ外出中のペットの見守りなど、幅広い用途でネットワークカメラのニーズは高まっています。

家電量販店などで気軽に購入でき、自分で設置できるネットワークカメラですが、安全なセキュリティ設定をするには一定のIT知識が必要とされています。

もちろんwebカメラなどのネットワークカメラは、そのセキュリティの脆弱性が指摘されていて対策は必須ともなりかねません。

またインターネットの利用では迷惑メールに悩まされたり、アカウントの乗っ取りにあったりなどトラブル的なリスクもあります。

これはインターネットに接続しているネットワークカメラにも共通していて、万全の対策が重要なポイント。

ここでは、ネットワークカメラはセキュリティが不可欠、留意しておくべき具体策を紹介しています。

 

 

 


ネットワークカメラはセキュリティが不可欠、留意しておくべき具体策


 

| 1.ソフトウェアである、ファームウェアをチェックすると

ファームウェアのチェックということ。映像読み込みなど機器の制御を行うソフトウェアである、ファームウェアをチェックするというもの。

ファームウェアはネットワークカメラ以外にも、パソコンだったり外付け利用の周辺機器など、様ざまなもので使用されています。

ネットワークカメラのセキュリティ対策を考える時は、安全性が高いファームウェア搭載の機器を選ぶことが重要になる、留意しておくべき具体策の一つ。

また、ネットワークカメラ上のファームウェアは、機能の性能向上だったり不具合の修正などで随時更新されるので、最新バージョンにしておくことが重要。

 

| 2.セットアップタイミングで変更することが非常に重要と

パスワードの管理ということ。ネットワークカメラ購入時のパスワードは、セットアップタイミングで変更することが非常に重要というもの。

セキュリティを高めていくためには、名前だったり誕生日等から推測できる単純なものとしないことが、留意しておくべき具体策の一つ。

ランダムに選択した英語の大文字と小文字、更に数字を組み合わせた複雑なパスワードを設定する、そうしたことが重要です。

 

| 3.カメラの時刻をサーバーからの正確な時刻に同期させる

定期的にNTPをチェックするということ。NTP(ネットワーク・タイム・プロトコル)は、カメラの時刻をサーバーからの正確な時刻に同期させるもの。

防犯や監視カメラの場合、正しい時刻設定がなされていなければ、事件だったり事故記録の映像データに対する証拠能力が、担保できなくなりかねません。

更に、不正アクセスが発覚した時は、何時にどこから通信を受けたのか調べる上で証拠になるため、定期的なNTPチェックが大切な、留意しておくべき具体策の一つ。

 

| 4.侵入してくるのを検知して、感染を防ぐ効果があるという

ウイルス対策ソフトを使うということ。ウイルス対策ソフトを導入していれば、マルウェアが侵入してくるのを検知して、感染を防ぐ効果があるというもの。

異常があった時に不正な通信を遮断することにより、盗聴をはじめファイルの破壊や個人情報の流出を防げる、留意しておくべき具体策の一つ。

ウイルス対策ソフト導入する時は、カメラ本体に接続する端末だけでなく、ネットワークを経由しカメラ接続する他の端末に導入することは必須です。

 

| 5.事前登録のドメインに対応させるサービスというものです

DDNSをチェックするということ。DDNS(ダイナミック・ドメイン・ネーム・システム)は、ネットワークカメラのIPアドレス変更の場合、事前登録のドメインに対応させるサービスというもの。

ネットワークカメラとNVR等の録画機器接続には、プロバイダから割り当てのグローバルIPアドレスを用いますが、接続環境により不定期に変更されます。

状況によりサーバーへのアクセスが不能になりますが、問題解決の一つの方法がDDNSで、DDNSを利用することにより録画サーバーへの接続が可能となります。

無料利用のDDNSもありますが、不正アクセスの危険性もあり、強固なセキュリティの信頼性が高い有料サービス利用が、留意しておくべき具体策の一つ。

 

 

 


ネットワークカメラはセキュリティ対策が必須、注意しておきたい弊害


 

| 1.不正アクセスやマルウェア感染リスクはゼロではないもの

マルウェア感染ということ。ネットワークカメラはインターネットを通じて映像を撮影したり録画するので、不正アクセスやマルウェア感染リスクはゼロではないもの。

原因として考えられるのは、購入時のままでパスワードを使い続けている場合です。

製品出荷時のパスワードは単純なものが多く、製品マニュアル情報を入手できれば知ることができます。

 

| 2.乗っ取りやなりすましなどのリスクが高まるというもの

管理者アカウント乗っ取りということ。不正アクセスの被害あった場合、管理者権限を奪われることになり、乗っ取りやなりすましなどのリスクが高まるというもの。

管理者になりすました相手が録画データを不正ダウンロードしたり、不当にネットワークカメラを操作したりしかねません。

サイバー攻撃だったり迷惑メールの発信源に利用される怖れもあり、ネットワークカメラにアクセスが可能な端末を制限することが重要なポイントです。

 

| 3.盗聴されたり改ざんされる、そんなリスクがあるという

通信データの盗聴や改ざんということ。ネットワークカメラ接続のハブに対して第三者がアクセスできる場合、他のIT機器と同じく通信内容を盗聴されたり改ざんされる、そんなリスクがあるというもの。

更に、単に通信内容を盗聴されるだけでなく、映像データだったりパスワードなどの内部情報が外部に漏えいすることにもなりかねません。

被害を未然に防止するためには、外部からのアクセス制限などの対応を取ることが考えられます。

 

 

 


ウェブカメラのセキュリティは録画からとも、知っておきたいその種類


 

| 1.保存用の専用サーバーを別に用いる録画方法のことという

サーバー録画ということ。サーバー録画は、データの保存用の専用サーバーを別に用いる録画方法のことというもの。

録画用のサーバーとネットワークカメラを、LANケーブルを使って接続する極めて一般的な手法として広く知られています。

但し、導入時にサーバーを別に用意する必要があり、導入後は保守はもちろんのことメンテナンス作業をしなければならず、管理に手間と費用が発生します。

 

| 2.(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)上に保存する

NAS録画ということ。ネットワーク経由で送信されてきた映像を、外付けのハードディスクドライブに代表される、NAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)上に保存するやり方というもの。

録画用サーバーより低コストで導入できますが、カメラ台数を増やしたり保存データ量を増やしたい場合、保守やメンテナンスも必要になります。

 

| 3.撮影した映像をクラウド上へと保存するやり方というもの

クラウド録画ということ。クラウド録画は、専用のクラウドの録画サービスと契約して、撮影した映像をクラウド上へと保存するやり方というもの。

録画機器を別途導入する必要がないので、初期費用を低く抑えることができる上、セキュリティも高いので安心して使用できることがポイントです。

 

 

 

まとめ

一定のIT知識が必要とされています。ここでは、ネットワークカメラはセキュリティが不可欠、留意しておくべき具体策を紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。

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