最近のトピックの中で、兵庫県の斎藤知事はなぜ辞めないのかが話題になっているもの。兵庫県の斎藤元彦知事はパワハラ疑惑などが相次いで報じられています。
維新の会をはじめ自民党など、県議会からも辞職を迫られていますが、斎藤知事は県民のためと繰り返し、辞職を否定しています。
こうした態度にマスコミは、疑惑自体をセンセーショナルに報じていますが、問題の背景を冷静に考えた方が良いのかも知れません。
オヤジが思うに日本のマスコミは今一つ信頼できないところがあり、何かことがあれば騒ぐ、そうした江戸時代の瓦版屋的なところがあるからです。
確かに告発をした元西播磨県民局長が亡くなっていることもあり騒ぎ立てたいところはあるものの、評判にしても真偽のほどが定かではないということにもなりかねません。
なので、踊らされることなく一歩引いた位置から俯瞰してみることが必要です。
ここでは、兵庫県の斎藤知事はなぜ辞めないのか?そうした真偽へのオヤジ的考察を紹介しています。
兵庫県知事はなぜやめない、注意しておきたい従来からあるその問題点
深層にあるのが、5期20年を務め上げた井戸前知事との軋轢なのは確かということで、それがあらゆる問題の底深くに潜んでいるというものです。
更に、県職員たちの不満を代弁する元西播磨県民局長の告発文書が爆弾となり炸裂したものですが、これを公益文書として取り扱うことへの間違いもありました。
| 1.そんな県政課題として4割出勤が登場したといういもの
肝煎り施策の4割出勤ということ。2月の県議会では、斎藤知事が県民のためにと譲らなかった、そんな県政課題として4割出勤が登場したといういもの。
5期20年を務めた井戸前知事との軋轢の中で出てきたのが、井戸前県政の目玉事業でもあった、老朽化に伴っての県庁舎の建て替えと新設の取り止めです。
その中で出てきたのが、全国初の4割出勤で斎藤知事の肝煎り事業であり、何としても実現させたいということです。
| 2.1-2号館の解体を維持したままで、新庁舎の建設を白紙
職員のテレワーク推奨ということ。コロナ禍でテレワークの広まりだったりデジタル化の推進を踏まえて、1-2号館の解体を維持したままで、新庁舎の建設を白紙に戻したというもの。
コロナ禍での働き方改革で、テレワークや在宅勤務が普通になり、4割出勤でも県庁の行政事務は充分にこなせるというのが斎藤知事の考え。
1-2号館の撤去・解体で行き場がなくなる職員約2500人について、出勤を週2日とし残りの3日を在宅勤務にすれば、出勤率が4割程度になるというものです。
| 3.環境が整っていないなど、職員の大半は4割出勤に否定的
職員の大半は4割出勤に否定的ということ。他の職員との相談が困難とか、自宅に仕事ができる環境が整っていないなど、職員の大半は4割出勤に否定的というもの。
知事の方針に沿い生田庁舎に将来の県庁をイメージさせるモデルオフィスを設けたほか、職員の席を固定しないフリーアドレスを導入したり検証を進めました。
但し、ほとんどの県職員は4割出勤に否定的で、職員約2300人に対するアンケート結果でも、約7割程が在宅勤務のテレワークでの業務効率は低下したと回答しています。
| 4.信用金庫に対する補助金を増額しキックバックさせたと
金銭的な疑惑ということ。告発文書には昨年の阪神とオリックスの優勝パレードのクラファンによる費用が集まらず、信用金庫に対する補助金を増額しキックバックさせたというもの。
優勝パレードの警備費確保のためのクラウドファンディングが集まらず、寄付集めに奔走をした産業労働部課長は、うつ病を発症し病気休暇の後に亡くなっています。
その後陣頭指揮に当たった副知事は、県内の商工会議所や商工会に補助金の削減を仄めかせ、斎藤知事の政治資金パーティー券を大量に購入させたとも書いてありましたた。
兵庫県知事のパワハラは連日取り上げられた、知っておきたい疑問点
| 1.ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長、そんな逝去に
告発文は客観性があるかということ。告発文書の最初にあるのが、五百旗頭(いおきべ)ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長、そんな逝去に至る経緯というもの。
五百旗頭氏が唐突に急性大動脈剥離で倒れたのは、前日に片山副知事が同研究機構を訪れて、2人の副理事長の再任をしないことを伝えたとあります。
結果として、理事長や副理事長の任命権者となっている同機構会長の斎藤知事に対する糾弾をしています。
但し、この告発内容は誰がどう考えても客観性に欠けていて、急性大動脈剥離を発症した80代の五百旗頭氏の血圧が高いことは予測でき、命を縮めたのは明白で余りに飛躍し過ぎということにもなりかねません。
| 2.極端なもので、井戸前知事とは近かしい人間性が分かる
お友達人事はどの組織も存在するということ。告発の内容は情緒的で極端なもので、井戸前知事とは近かしい人間性が分かるというもの。
こういったことから2021年7月の知事選では、井戸前知事の後継者とされる金沢和夫前副知事を応援したことは容易に想像できます。
知事選で金沢氏が敗れたことに対する恨みが文書から明確に見え、金沢氏が知事になっていれば理不尽な人事は行われてはいません。
ところが知事選では斎藤知事を応援した、そんな県職員が4人も順風満帆に出世したのを地方公務員法違反だとしています。
4人が昇進をしたのは事実でしょうが、それは個人的な恨み辛みを並べ立てているだけにすぎません。
| 3.コミュニケーション不足を指摘していたというものです
副知事が知事に向かって辞職を迫ったということ。片山安孝副知事は辞職会見で言った、斎藤知事が以前から県議だったり県職員らに対して、コミュニケーション不足を指摘していたというもの。
知事の政治資金パーティー券の購入と、阪神・オリックス優勝パレードの費用は、百条委員会で取り上げられる問題です。
パワハラやおねだり疑惑と違い犯罪行為を疑わせるので、事実関係は明確に調べなければなりませんが、片山副知事は一歩先に逃げたとも受け取れます。
兵庫県の斎藤知事はなぜ辞めないのか?そうした真偽へのオヤジ的考察
これまでの点を踏まえて考えてみれば、一方の出先の局長級にしても県幹部なのだろうが、個人的な恨みが先行しているように見えます。
かたや兵庫県の斎藤知事側をみると、その極端な思いに反発心が湧き上がり、公益通報ということを飛ばして犯人捜しを行ったように見えます。
人間は神ではないので真偽の定かではありませんが、どっちもどっちということにもなりかねません。
但し、鋼鉄のメンタルと言われながら斎藤知事が辞めないのを見ると、本当に県民のことを考えて頑張っているのかも知れません。
どこの組織でも権力者が変わると、それに伴って様ざまなところに変化がありますが、それは誰にとっても良いものとはいえません。
そうした真偽へのオヤジ的考察からすれば、何人も亡くなっていると言っても偶然の重なりに見えます。
更に、斎藤知事がやめないのも本人的に思うところがあり、本心は誰にも分からないということになります。
但し、県議会の動きもあり大勢は決しているので、辞めるしかないというのがオヤジ的な見解です。
初動を誤ったのは当人なので、いわゆる罰が当たったということかもしれません。
当然次の兵庫県知事選ということになりますが、誰が出てくるかは興味深いところで、石丸は動くのかも興味津々です。
まとめ
引いた位置からの俯瞰することが必要。ここでは、兵庫県の斎藤知事はなぜ辞めないのか?そうした真偽へのオヤジ的考察を紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。
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