生きづらさを感じる自意識過剰を自己診断、少しづつ変えていく治し方


自意識過剰といえば、人の目を異常に気にし過ぎてしまう状態。個人で隔たりはありますが、本格的な自意識は思春期に芽生えるもの。女性であれば胸が膨らみはじめたり、生理が始まる頃。男性であれば声変わりをしたり、髭が生えてきたりの頃です。

性の発育により、自分自身の内側に関心が向けられるようになります。そして自意識が生じると、周囲の人にどういう風に見られているかが気になり、自分の格好や言葉遣いに気を配るように。

自意識過剰が高じてくると、人前に出る際に極度に緊張したり、不安や焦りを覚えたりして、恋愛や仕事などで予期しない失敗をすることもあります。もちろん自意識過剰はそれなりに誰にでもあるもので、自己を是認する上では、自然なことであるとされています。

ただ過剰になると、自意識が自らを束縛するようになり、生きづらさの契機にも。何の気なしに使うことが多い自意識過剰という言葉ですが、後あとの怖さも知っておきたいところです。ここでは、生きづらさを感じる自意識過剰を自己診断、少しづつ変えていく治し方を紹介しています。

 

 

 


度を越えると病気になるかも知れない、自意識過剰に陥ってしまう原因


治していく上で知っておきたいのが、原因と病気の関係。例を上げるとあがり症。これも自意識過剰の現れで、相手に良い印象をもたらそうという、強過ぎる意識が原因となる場合が多いようです。

ただハラハラする程度なら誰にでもありますが、それが度を越えるとパニック障害や対人恐怖、うつ病などの病気を発症してしまうことになります。

 

| 1.自分自身のことを自分で承認できない、他の人から品定め

よく言われるのが、自己肯定感が低いということ。ありのままの本来の姿である、自分自身を承認することが自己肯定感。自分自身のことを自分で承認できないので、どうしても他の人から品定めをしてもらうことになります。

それが理由となり、常日頃から他人からの目を気にして、悩みの種は尽きません。さらに他の人に気に入られるため、無理をして理想の自分を求めます。それが最終的に自意識過剰な態度になる原因。

 

| 2.自然な姿の自分に価値がない、後の人生にも影響する原因

愛された体験が少なかったり、親に認めてもらえなかったり、そんな点も原因にあげられます。周囲の人に愛された体験が少ないと、むやみに愛情を願うようになります。愛されるために、いい子で可愛いくなければと、好かれるために無理な行動。

親に認めてもらえない時も同じで、褒められようと過度に頑張る結果、それが自意識過剰となって現われます。小さな頃からこうしたことが積み重なると、自然な姿の自分に価値がないと思うようになり、後々の人生にも影響します。

 

| 3.成功した経験や記憶が少ないと、自意識過剰に陥りやすい

成功体験が少ないということも理由の一つ。日本の学校教育では、同じ課題を同レベルでこなすことが求められ、はみ出すと落ちこぼれ扱い。そのため、不得手なことの多い子どもは、成功体験が非常に積みにくくなっています。

成長する過程で自分の優れた点を認めてもらう経験ができるといいのですが、恥をかいた経験や失敗談ばかりになってしまいます。成功した経験や記憶が少ないと、自意識過剰に陥りやすいという研究結果も。大人になっても、自信のなさが自意識過剰として出現する傾向もあります。

 

 


真の姿を知ることが重要、自意識過剰な人の特徴診断の結果をチェック


自意識過剰とは、客観的に自分の姿をみることで気が付くもの。どうしても他人から変だと思われたくないので、見た目をむやみやたらに気にしたり、会話も見栄を張るものになり、煙たがられることが多くなるのが特徴です。

こうした問題は、放置すると徐々に激しさを増す傾向があります。これを克服するためには、自分の真の姿を知ることが重要。自意識過剰な人の特徴診断の結果をチェックして、重症化するよりも先に対策を取ることが大切です。

 

|【問題をより解決しやすくする、自意識過剰な人の特徴診断】

①自分の外見が過剰に気になり、ヘアスタイルやメイクなど、鏡を始終見ずにいられないということ。
②落ち着きがなく自分の言動が気になる。振る舞いや話すことが不安定になりやすいということ。
③人から受ける好意や悪意に鋭敏。自分が相手を好き嫌いかは関係なく、敏感になるということ。
④失敗することを恐れるあまり、融通が利かなくなる。柔軟性がなく、考え方や行動が硬直しがち。
⑤上から目線だったり、下から目線だったりの言動が多いこと。高飛車な言い方や敬い過ぎる言動。
⑥自分が注目を集めていないと嫌になる。輪の中心にいなかったり、評価が低いと機嫌が悪くなること。
⑦自分でキャラを作り、はしゃげないこと。どう人が思うかが気になり、ハメを外したりできない。

 

上記の自意識過剰な人の特徴のうち、3つ以上該当すれば、やや自意識過剰な傾向。5つ以上該当すれば、強い自意識過剰の傾向です。

こうした傾向が進行していくと、自分の殻に引きこもったり、消極的な行動になります。さらに意欲を喪失したり、激しい自己嫌悪に落ち入ることも。場合によれば、物理的に引きこもってしまう事例も珍しくありません。

さらにその先を考えると、心身を病んでしまうことや、社会生活に支障をきたすなどの危険が待っています。自意識の釣り合いを保つことが、心の健康を保ち、明日への生活に繋がっていきます。

 

 

 


自分を信じることから始める、自意識過剰を少しづつ治していく方法


 

| 1.小さな成功体験を積み上げることは、克服への初めの一歩

原因のところでも記述しましたが、成功体験が少ないということも理由の一つ。なので、小さな成功体験を積み上げることは、克服への最初のステップ。自意識過剰な人は、本来の自分では好かれないという恐れから、理想を高めに設定してしまいがち。

しかし、人間は経験不足で間違いばかりを犯すもの。高めではなくハードルを低くし、昨日の自分よりわずかでも成長できればよし。達成がすぐできる小さな成功体験から、じっくりと積み重ねていくことが大切です。

 

| 2.すべての人から好もしい、考え方自体の間違いを認識する

人に忌み嫌われる人間などいない、このことを認識。人間には個人的にそれぞれ相性もあり、考え方も千差万別なので、どんなに並外れた人であっても、すべての人から好もしいとされることはあり得ません。

自意識過剰な人は毛嫌いされることに怯えるあまり、理想的な人間にならなくてはといった固定観念に縛られがち。先ずは、その考え方自体が間違っていることを認識します。手を抜かず臨んで嫌われるなら仕方ありません。10人いたなら、1人でも好かれれば良し程度に考えます。

 

| 3.相手の表情や態度をちゃんと見て、自分の心持ちを考える

意識を自分ではなく、他人に向けて焦点をあてること。自意識過剰な人はいつでも、どう自分がみえるかが気になるもの。しかし、おおらかに振舞える人は、その反対の行動をとっています。相手がどう行動するのかを見てから、自分の心持ちを考えます。

このことは人と接する際にも、ずいぶんと気が楽な方法。相手の表情や態度をちゃんと見ていれば、自分がどうすべきかも自然と分かります。なので、対人関係では滅多なトラブルの心配もありません。

 

| 4.違う思い込みをする傾向、起きた事柄を冷静に分析する癖

起こった事柄を、冷静に分析する癖をつけること。女の人にも多い自意識過剰な人は、自分の身の回りにいる人が、他の人と目線を合わせ笑っただけで気になるもの。変な誤解をして、違う思い込みをする傾向があります。これでは常に気が抜けない状態で苦しくなります。

未然に防ぐためにも、起こった事柄を、冷静に分析する癖をつけることが重要。事柄が起こったときに自分と結びつけて考えず、なぜこの人は笑ったのかなど、周囲の状況をよく観察するようにします。

 

まとめ

自意識過剰の意味は、人目を異常に気にし過ぎてしまう状態。生きづらさを感じる自意識過剰を自己診断、少しづつ変えていく治し方を紹介しました。興味のある方は、ぜひお役立てください。