健康食品は胡散臭いのか?嘘だらけといった世の中の意見に対する考察



日々の暮らしの中で、健康食品は胡散臭いとか嘘だらけという声を聞くことがあるもの。ダイエットに効くお茶とか膝にいいサプリメントなど、身の回りに健康食品は溢れています。

真偽の程は不明ですが、健康食品の利用履歴がある人は8割、定期的に利用している状況の人は3割とも言われています。

TVなどでも頻繁にcmが流れていますが、ある意識調査によれば健康食品に関して正しく理解していない人は、予想よりも多いことに驚かざるを得ません。

そんな健康食品ですが、ウソホントといった話しはよく耳にするところで、注意をするに越したことはありません。

健康食品については自分の第一印象は真偽の程は不明というところですが、日常で使用するものだけにじっくり考えてみたいところです。

ここでは、健康食品は胡散臭いのか?嘘だらけといった世の中の意見に対する考察を紹介しています。

 

 

 


健康食品に嘘はあるのか?注意しておきたい世の中に良くある誤解など


 

| 1.分からないという人の合計は半数を超えているというもの

健康食品に副作用はないということ。あるアンケート調査では、健康食品には副作用がないと考えている人と、分からないという人の合計は半数を超えているというもの。

半数以上の人が正しく健康食品を理解していないとも言えますが、実際はあらゆる種類の健康食品で副作用が生じているのが実情ということにもなりかねません。

お茶に含まれている難消化性デキストリンをはじめ、ダイエット系サプリメントに含まれるコレウス・フォルスコリなどでの過剰摂取による下痢があります。

更に、膝に良いと最近人気のグルコサミンでは、アレルギーが出てしまい痒みや湿疹が起こったという報告もあります。

成分の問題でなく個人差という声もありますが、健康食品で注意をしたいのは、予想外のものが原因で下痢やアレルギーが起こす可能性は否めません。

 

| 2.強調していたとしても、効き目が一緒とは限らないという

医薬品と効き目は同じということ。健康食品が医薬品と同様の効能だったり機能を強調していたとしても、効き目が一緒とは限らないというもの。

医薬品にはGMPと呼ばれる製造工程管理基準があって、製品の品質は一定に維持されていますが、健康食品の場合はGMPへの加入は義務でなく任意となっています。

意図して表示量を入れていない悪質な事例もありますが、製造工程がきちんとしていないため成分が入っていなかったメーカーもあります。

品質に不規則さがあるという点で、同じ成分を使用していたとしても、健康食品と医薬品を比べれば効き目は同じではありません。

大手メーカーが販売している健康食品にもGMPマークは付いていないなど、現段階でGMPマークが付いている健康食品は非常に稀です。

 

| 3.健康食品と医薬品の併用を、医師や薬剤師に伝えていない

健康食品の使用を医師や薬剤師に言う必要はないということ。あるアンケート調査では、約半数の人が健康食品と医薬品の併用を、医師や薬剤師に伝えていないというもの。

当たり前ですが万一併用する際は明確に伝えるべきで、病気で通院している人間が健康食品を利用するのは間違っている、そういった指摘もあります。

そもそも健康食品の対象者というのは、現在健康な人で病気が気になる人であり、病気に罹っている人ではありません。

更に、高齢者をはじめ妊産婦や子供はハイリスクグループとなり、健康な成人に比べて健康食品の影響を受けやすく、基本的には摂るべきではありません。

病気の人が自己判断により健康食品を摂ってはいけない理由は、薬との相互作用を引き起こす可能性があるからです。

 

| 4.医療品副作用被害救済制度が適用されるというものです

副作用被害救済制度の対象かということ。医薬品の場合、処方薬でもドラッグストアで購入したものでも、医療品副作用被害救済制度が適用されるというもの。

但し、健康食品は国が認定したトクホであっても、医療品副作用被害救済制度の対象にはなっていません。

健康食品で健康被害が出た時は、メーカー側は厚生労働省や消費者庁への報告義務がありますが、救済制度とは無関係なのは注意が必要です。

医薬品は医師が処方しているので、薬と副作用の因果関係が証明しやすい部分がありますが、健康食品は何をどれ程どんな頻度で摂ったのかが分かり辛くなります。

健康食品は量や飲み方を間違えれば補償の対象にはならず、摂取する際は表示量や飲み方を守ることが、自分自身を守る手段になるのは疑いありません。

 

 

 


健康食品は嘘だらけということも、知っておきたい最近起こった事例


 

| 1.成分には、コレステロール低下の作用があるというもの

紅麹にはどんな効果があるのかということ。紅麹にあるロバスタチンという成分には、コレステロール低下の作用があるというもの。

コレステロールに対し処方薬と比較して同成分が含まれているということで、紅麹由来の健康食品は沢山世の中に出回っています。

一方で、紅麹菌の中にはシトリニンと呼ばれるカビ毒を作るものがあり、腎臓の病気への懸念はありました。

 

| 2,健康被害が生じ、複数の死者が出ているというものです

小林製薬の紅麹コレステヘルプ問題ということ。小林製薬の紅麹原料を含む機能性表示食品を摂取した人に、急性腎不全等を含む健康被害が生じ、複数の死者が出ているというもの。

小林製薬は紅麹サプリの自主回収を進めていますが、厚生労働省と国の研究機関は、工場内の青カビが培養の段階で混入しプベルル酸等の化合物が作られたと推定しています。

 

 

 

 


健康食品は胡散臭いのか?嘘だらけといった世の中の意見に対する考察


 

以上のことを踏まえると、オヤジ的には健康食品は嘘だらけという声に耳を傾けざるを得ません。

最近は大流行りとも言える健康食品ですが、TVなどでのCMも多く流れていて、一方ではトクホなどという国が認めたものもあり生活の一部となっています。

また穀物にカビの一種である紅麹菌を混ぜて発酵させたものは、天然のものという思い込みもあり警戒が薄れるのは致し方のないところ。

但し、前述したように健康な成人が健康食品を摂るのは良いこととは言えず、オヤジ的にも避けたいところです。

健康が気になるのなら季節の野菜とかを多く摂れば良く、できる限り日常の食生活を充実させる方が肝になることに疑いはありません。

 

 

 

まとめ

身の回りには健康食品は溢れています。ここでは、健康食品は胡散臭いのか?嘘だらけといった世の中の意見に対する考察を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。

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