媚中の議員はなぜいるのか？真偽の程は不明なリストへのオヤジ的考察

人々の口に上る話題のトピックの中に、媚中の議員はなぜいるのかということがあるもの。媚中派議員というのは、中華人民共和国に賛意を示し文化全般に好感を持つ人。

今や悪の枢軸とも呼ばれロシアをはじめイランや北朝鮮と手を切らない中国は、向き合い方についてはアメリカをはじめとするG7諸国も厳しいものがあります。

そんな中で日本の国会議員には、いわゆる媚中派ともされる議員がいて、日中関係を壊してはいけないとする認識を前面に媚びへつらう風潮があるのは忘れてはいけません。

中国は古来から中華思想を揚げていて、東西南北を東夷と西戎に南蛮と北狄に分け征伐の対象とし、現在もチベットをはじめウイグル文化などを抹殺しているのが漢民族の本性ということに疑いありません。

1989年の6月4日に天安門事件が発生し世界中に中国への警戒心が溢れた時、世界が中国を普通の国並みと見直した一因は、1992年10月の天皇訪中に間違いありません。

もちろんこの動きには媚中の政治家が絡んでいるのは間違いないところで、中国を世界の仲間の一員と扱えば、いつか民主主義国家に代わるのではないかという期待がありました。

但し、何十年も経って知的財産を盗んでGDP世界第2位の大国となった中国は、相変わらず共産党が支配している独裁国家のままで、習近平は台湾への武力侵攻を隠そうともしません。

そんな中国にも警戒感を見せない媚中派の国会議員リストなどが出回ってますが、第一印象からすれば取り込まれているのは確信に近いものがあります。

ここでは、媚中の議員はなぜいるのか？真偽の程は不明なリストへのオヤジ的考察を紹介しています。

媚中の議員にはある共通点があるもの、注意しておきたい現状の認識

|　1.今のことですらやること成すこと中国から絶賛されると

中国が絶賛する福田元総理ということ。日中韓友好で世界平和がモットーの福田元総理ですが、今のことですらやること成すこと中国から絶賛されるというもの。

中国との関係を重要視するにしても、近年の中国の強圧的姿勢を目の当たりすれば、媚びへつらうイメージを持たれることは政治家として避けたいところですが、福田元総理にはそれがありません。

父親と言えば大蔵省の事務次官になれなかったから総理になったとも言われる福田赳夫元総理大臣ですが、人一人の命は地球より重たいというあり得ない言葉が有名です。

外交も全方位外交を念頭にしているのは、近年はリアルさがまったくないともされる外務省のお花畑外交そのままです。

|　2.影響力がある人物に二階幹事長の名前を取り上げている

二階元幹事長ということ。戦略国際問題研究所の調査報告書にあったのが、　安倍政権を媚中方向に向かわせている、最大の影響力がある人物に二階幹事長の名前を取り上げているというもの。

2019年には安倍首相の特使として習近平主席と会談し、アメリカの意見などがあるにも関わらず、日本は一帯一路に協力すると提唱しています。

中国と仲良くして何が悪いというのは信条で、習近平主席を国賓として招聘すべきではないという国会議員の声も多い中、来日させるべきではないかと主張していました。

自分の選挙区である故郷の和歌山県にある動物園のために、パンダを5頭も中国から購入したことがあるのは余りにも有名な話しです。

|　3.外交顧問兼外交秘書として一時事務所に出入りさせていた

松下新平自民党参院議員ということ。海外の人権団体から中国の海外警察の拠点とされた法人元幹部の中国人女性を、外交顧問兼外交秘書として一時事務所に出入りさせていたというもの。

議員として知り得た情報流出については、政治的業務に関わりがなく一切ないと否定していて、中国は日本にとり重要な国の一つで、リスクを取って付き合うことも重要と主張しています。

2022年にこの中国籍女性と親密な関係にあると報じた週刊文春を、損害賠償などを求めて提訴して東京地裁の判決で勝訴しています。

但し、海外警察の拠点と指摘された一般社団法人日本福州十邑社団聯合総会を表敬訪問した時に、形式的肩書として高級顧問にされたという話しは疑ってかかることにもなりかねません。

|　4.ポストした上で、ジャック・マーを友達と呼んでいます

森まさこ元法務大臣ということ。コロナ禍の最中にアリババの創設者でもあるジャック・マーが、当時の親中派幹事長の二階俊博に100万枚のマスクを送ったというもの。

この時の法務大臣だった森まさこ氏は、ありがとうジャックとポストした上で、ジャック・マーを友達と呼んでいます。

コロナ禍は人災とか初期対応を誤ったという声もある中で、日中友好を重んじた態度には一部の国民からは批判の声も上がりました。

こうした媚中の議員の路線はアメリカにの好ましいことではなく、日本政府の関係者は真剣に受け止めるべきなのは疑いを挟むところではありません。

知中派議員と呼ばれる人は稀、知っておきたい媚中派の公明党の過去

|　1.結党大会採択の活動方針として日中国交正常化を表明した

国交正常化の井戸を掘った人ということ。親中のルーツは1964年の公明党結成まで遡り、結党大会採択の活動方針として日中国交正常化を表明したというもの。

更に、1968年の創価学会の池田大作現名誉会長が講演で、アジアの繁栄と世界平和のため、中国との国交正常化と国連参加に貿易促進に全力を傾けるべきと主張。

この発言は日中の双方で耳目を集め、自民党の松村謙三元文相は池田氏と面会をして協力を要請、当時の周恩来首相らに公明党を紹介してから風向きが変わってきます。

中国には飲水思源という熟語があり、これは井戸の水を飲む時は掘った人の苦労を思えという意味で、日中関係上公明党は井戸を掘った人に当て嵌まるのは言うまでもありません。

|　2.事実上の特使として、周恩来首相と会談したというもの

田中角栄元首相の特使ということ。初めてニクソン米大統領が中国大陸を訪れた1972年、7月の公明党代表団の訪問時には、当時の竹入義勝委員長は事実的特使として、周恩来首相と会談したというもの。

ここでは、毛沢東主席の同意に基づいた中国側の方針として、最大の懸案であった戦争賠償請求権放棄の言質を持ち帰り、会談記録を手書きした竹入メモを残しています。

これを受けた田中角栄首相は、日米安全保障体制には言及しないという周首相の意向も伝え聞き、好感触を得て訪中を決断し日中共同声明へと繋がり国交正常化となりました。

公明党は平和の党を掲げていることもあり、自民党との連立政権を組んだ1999年からも、政党間ということで中国共産党と交流を続けています。

|　3.中国の人権状況に対しての懸念を示す国会決議を修正した

中国の人権状況に対して懸念を示す国会決議を潰したということ。ウイグル人への弾圧が世界に知れ渡った時、中国の人権状況に対しての懸念を示す国会決議を修正したというもの。

決議文からは非難などの強い文言が抜け落ちて、中国側の機嫌を損ねかくないという公明党の意向が反映され、対中強硬派の議員には不満が残ったことは疑いありません。

中国が絡んだ問題は公明党はこういった対応になりがちですが、それは日中関係を支えてきたという自負があるからで、媚中派の公明党議員の態度にも表れています。

その歴史は現在の習近平国家主席体制でも生きていて、習氏が初めて山口那津男代表と会談したのは2007年で、山口氏は代表就任の前でした。