マッサージなどに出掛けても困るもの、くすぐったさを克服する対処法



くすぐったいことに過敏で、マッサージなどを受け笑うこともあるもの。くすぐったいの意味合いは、皮膚が刺激を受けムズムズした感じがするものですが、一方でくすぐったい思いはというと、照れくさい思いであったり気恥ずかしい感じがするということ。

くすぐったいと笑いが生じる理由は大別して2種類あり、一つは肌の上を虫が這っているようで、掻いたりしたくなるような軽いものです。もう一つは、身悶えするほど笑いが出て息もできなくなる強めのくすぐったさで、身体の特定の部位を触られることで起こります。

首や肋骨をはじめ太ももの内側に脇の下などが、触られるとくすぐったくなる部位ですが、そうしたところは外部からの攻撃に最も脆弱な場所。

ここでは、マッサージなどに出掛けても困るもの、くすぐったさを克服する対処法を紹介しています。

 

 

 


マッサージなどに出掛けても困るもの、くすぐったさを克服する対処法


 

| 1.心頭滅却すれば火もまた涼しという、昔から言われる言葉

意識の問題だということ。くすぐったくなるのを防止する、確実な方法というものはありません。ただ、人間は心と身体が繋がっているので、くすぐったくないと自らに言い聞かせることで、上手くいくこともあります。

具体的な方法は目を閉じ、くすぐりを別として意識を他に向け、頭の中で繰り返しくすぐったくないと唱えます。いわゆる心頭滅却すれば火もまた涼しという、昔から言われる言葉通りというもの。

 

| 2.何処に動くかが予め分るので、くすぐったさの感覚も軽減

相手の手の上に自身の手を重ねるということ。くすぐったがりの人は、愛してる人と親密な関係に進めないということもあるもの。そうした場合は、身体に触れられたとき、相手側の手の上に自分の掌を重ねるという方法があります。

こうすることで先方の手が何処に動くかが予め分るので、くすぐったさの感覚も軽減されることに。マッサージセラピストの多くが、くすぐったがりのお客を扱うとき、このやり方を用いています。

 

| 3.マッサージの施術など、ほぐれるまでわき目もふらず我慢

ひたすら我慢するということ。これという方法がないので、諦めて歯を食いしばって耐えるというもの。耐え忍ぶ時間の長さにもよりますが、こちょこちょ攻撃などの時間は短いので、心を鬼にしていれば我慢することができます。

また後述しますがマッサージなどでは、痛いというよりもくすぐったいという方が、血流が悪くなっている可能性が大。なのでマッサージの施術など、ほぐれるまでわき目もふらず我慢に我慢を重ねます。

 

 

 


くすぐったいを医療用語から見ると面白いもの、その詳しい病状など


 

| 1.親子における初期形態で、幼い子供同士の遊び方の一つ

視床下部が刺激されるということ。視床下部というのは感情的反応をはじめ、闘争逃走反応や痛みの反応などが関係する脳の領域。実際にくすぐられるのが嫌いな人でも、笑わずにいられないというのは自律神経の過剰反応から。

くすぐられている時に身体をよじる行為は、生物学的に激しい痛みを生じさせているときの反応と見分けがつきません。

コミュニケーション学から見ても人との繋がりを築くための手段で、親子における初期形態であり、幼い子供同士の遊び方の一つです。

 

| 2.痛いとくすぐったいは、同じ信号上の強弱の差ということ

筋肉が固くなっているということ。筋繊維が収縮してしまったり、筋肉が固くなってしまったりすると人は痛みを感じるもの。

筋肉などの組織では痛みを感じる神経があり、Aデルタ線維とC線維とに別れています。事故などに伴う急激な痛みはAデルタ線維が、じわじわと迫る痛みはC線維が伝えます。このうちAデルタ線維が伝える強さにより感じ方は変わり、一番の強信号のは痛みを、次いで痺れから痒みくすぐったいに変化。

結果的に痛いくすぐったいは、同じ信号上の強弱の差ということで、くすぐったい部位も筋肉を弛緩させれば、くすぐったさを感じなくなります。

 

| 3.本当に取り掛からなければならない主要症状は、別にある

くすぐったい感じを医学用語では、擽感(りゃくかん・りゃっかん)ということ。尋常でない肝の機能が、肺に影響したせいというもの。この場合の肝や肺というのは、もちろん西洋医学的な肝臓や肺臓ではなく、東洋医学でいう言葉。

観察するため身体に触れると、むやみやたらとくすぐったがる人が時折いて、施術を繰り返すこと数か月でこの擽感(りゃっかん)の一部が失せることに。ただ主訴と呼ばれる、本当に取り掛からなければならない主要症状は、別にあることが多いのが特徴の一つ。

 

 

 


くすぐったいや痛みが伴うのは血流が悪くなっているかも、その理由


 

| 1.身体が異常な感覚に、マッサージを受けつけない拒絶反応

凝っている場所ということ。脇など皮下に動脈が走っているところは危険部位なので、過敏反応としてくすぐったさを感じやすくなるもの。

そんな場所と違い、くすぐるような刺激もないのに、くすぐったさを感じるのは血流が悪くなっているケースがほとんど。凝りがきつくなり過ぎて身体が異常な感覚になり、マッサージを受けつけない拒絶反応が生じているということで、くすぐったい方がよりたちが悪いということ。

 

| 2.あらかじめ触ることを分かって、くすぐったくないことに

人にくすぐられるということ。世の中には人によって、極端にくすぐりに弱い人がいるもの。あのぞくぞくする感覚はなかなか慣れないものですが、人にくすぐられるとむず痒く感じるのに、自ら自分をくすぐっても何とも感じません。

これは自らくすぐる際は、先ず脳が触れと指令を出すので、あらかじめ触ることを分かっておりくすぐったくないことに。

 

| 3.痛気持ち良くなり、さらにほぐれると痛みも引くことから

痛気持ちいいより、くすぐったいが耐えがたいということ。自分はくすぐったがりだから、マッサージが受けられないという人もいるもの。

前述で、くすぐったさを感じるのは血流が悪くなっていると述べましたが、痛気持ちいいというより、くすぐったいという感覚の方が耐えがたくなります。

これは、その部位がほぐれていくと、くすぐったさが無くなっていき痛気持ち良くなり、さらにほぐれると痛みも引くことから。

 

 

 


くすぐったいには類語もあるもの、施術されたいマッサージを3つ紹介


 

| 1.シンプルな治療法なので、施術を受ける側に合わせられる

指圧療法ということ。手や指を使用して全身にあるツボを刺激、身体に備わっている自然治癒力を高めて、不調を改善していく療法が指圧というもの。

この手法は日本で大正時代に浪越徳治郎により確立されたとされ、日本独特の手技による療法として世界中に普及しています。手や指で圧すという手技のみのシンプルな治療法なので、施術を受ける側に合わせられるのが特徴。

 

| 2.人間の手が施術を受ける側に直接触れることがないので

ローリング療法ということ。一般的に指圧やマッサージは手や指を使用して身体を揉むものですが、ローリング療法はローラー器具を使うもの。

独自の器具を施術者が手で転がして扱うので、全身の筋肉をはじめや関節や皮膚などに、心地よい刺激を与えます。人間の手が施術を受ける側に直接触れることがないので、くすぐったがりの人にはぴったりのマッサージの一つ。

 

| 3.西洋式リフレクソロジーに東洋風のアレンジを加えて発展

台湾式リフレクソロジーということ。手や足、耳などにある反射区という領域を手で刺激することにより、対応する体の器官を活性化させるのがリフレクソロジー。

1970年代に布教のために訪台したのが、スイス人宣教師のジョセフ・オイゲスター神父。彼が伝えた西洋式リフレクソロジーに東洋風のアレンジを加えて発展。東洋医学のツボ(経穴)の教えを取り入れ、痛気持ちいい呼ばれる強めの力で刺激をするのが特徴。

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まとめ

皮膚が刺激を受けムズムズした感じがするもの。ここでは、マッサージなどに出掛けても困るもの、くすぐったさを克服する対処法を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。

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