蚊に刺されてアレルギーにならない予防法、万一刺されたときの対処法


野外での活動が多くなる夏時期は、虫刺されの気掛かりも心配な季節。刺されるなかでも一番身近とも言えるのがです。一般的にはかゆみや赤みなどが症状ですが、ごくたまに高熱を出したり、治りが遅い深い傷口ができたりすることもあります。

さらに、通称で蚊アレルギーと呼ばれる、「蚊刺(ぶんし)過敏症」を発病することも。大人であれば数ヶ所、刺される程度なら感染する可能性はかなり低いですが、子どもなどでは発症してしまうことがあります。

これは蚊に刺されたことを要因として、劇しいアレルギー反応が現われる疾患。発症にはヘルペスウイルスのなかの一種、EBウイルスの感染が関係しているとされています。EBウイルスは身近なもので、大人になるまでの間に大半の人が感染するといわれています。

たいていは風邪のウイルスと同じで、感染しても独りでに排除されます。しかし白血球中のリンパ球に、極稀に住み着いてしまい滞在。そんな感染状態が引き続いている人が蚊に刺された場合、過剰な反応を起こす事例があり、これが蚊アレルギーの本体です。

ここではそうならないため、蚊に刺されてアレルギーにならない予防法や刺されたときの対処法を紹介しています。

 

 

 

 


蚊のアレルギー症状、蕁麻疹(じんましん)がでることもあり要注意


 

| 1.数時間もすると腫も引く、即時型反応と呼ばれるタイプ

刺されたすぐ後に、患部が激しくかゆくなり腫れ上がります。これが即時型反応と呼ばれ、数時間もすると腫も引きやがて跡形もなくなる人。

元々こうした症状は蚊に刺された際、蚊の唾液腺物質が体内に入ることに対するアレルギー反応です。
多くの人はこのタイプなので心配は要りません。

 

| 2.時間が経つ遅延型反応は、アレルギー反応が繰り返し発生

蚊に刺されて数時間経ってから、かゆみや腫れなどが出るのが遅延型反応。翌日になって赤く腫れ上がり、水ぶくれを起こすケースもあります。

なかには、2週間が過ぎてもかゆみが治まらないという人もいます。これは蚊の唾液腺物質に対するアレルギー反応が、繰り返し発生しているから。

 

| 3.乳幼児のうちは遅延型反応、壮年期にかけては即時型反応

蚊に刺されたアレルギー反応は、刺された頻度で変わっていきます。乳幼児のうちは目立って「遅延型反応」が起こり、幼児期から思春期にかけてはどちらの反応も生じるとされています。

青年期を過ぎ壮年期にかけては「即時型反応」だけとされ、老年期となるとどちらの反応も生じなくなる人が多いようです。ただし、個人間に隔たりがあり一概には言えません。

 

| 4.激しい症状を引き起こす蚊刺過敏症、別名を蚊アレルギー

極稀に蚊に刺されてから、激しい症状を引き起こす人がいます。刺された部位ががひどく腫れあがり、発熱がでたり、リンパ節が膨れ返るなどの全身症状が現われます。これが蚊刺過敏症のことで、別名を蚊アレルギー。これはEBウイルス感染者の一部に起こる疾患。

刺された箇所は血ぶくれからかさぶたになり、全身に蕁麻疹(じんましん)がでることもあり要注意。生まれてから初めての夏が来る赤ちゃんの場合、蚊に対してアレルギー反応があるのか無いのかは関心を寄せたいところ。

 

 


蚊が感知しやすい気配はなに、どんな人が刺されやすいタイプなの?


 

| 1.蚊が感知しやすい兆候が多い、子供のほうが刺されやすい

多くの蚊が用いているのが、二酸化炭素ガスを検知する方法。このため汗をかいたり体温が高めなど、
蚊が気配を察知しやすい、子供の方が刺されやすいとされています。大人に比べて新陳代謝が活発なので、二酸化炭素が多く出ているため。

 

| 2.刺されやすいお酒を飲む人やO型の人、研究で理由も明確

一般的に言われる、お酒を飲む人やO型の人は研究により理由も明確に。お酒を飲む人は、アルコール分解の副次的要素で二酸化炭素を生成、蚊が感知しやすくなります。一方、血液型がO型の人の場合、赤血球を覆隠す物質が花の蜜に似ていることっで、蚊が近寄りやすく刺されやすいとされています。

 

| 3.皮膚の表面に血管が浮いていると、ヒトスジシマカに注意

北海道を除いて、全国に広く点在しているのはヒトスジシマカ。この蚊は昼間に活動していて、視覚センサーを用いています。なので黒っぽい色に近づく習性があります。

皮膚の表面上に血管が浮いて見えると、蚊が血を吸い込みやすく刺されやすい。皮膚の薄い女性や子供は、ヒトスジシマカに要注意です。

 

 

 

 


冷たい缶飲料で冷やすだけでも大丈夫、蚊に刺されたときの対処方法


 

| 1.蚊に対して効用を研究している虫刺され用市販薬で対処

日本に生息している蚊は、100種以上とされています。もちろん症状が軽度の場合は、自然治癒を待っているだけでも平気です。かゆみが強い時には、多くの蚊に対して効用を研究している虫刺され用市販薬で対処。大半の場合は、この市販薬で大丈夫になります。

 

| 2.刺された箇所を、冷たい缶飲料で冷やすだけでも大丈夫

薬を使わないでかゆみを静めるには、保冷剤などを使用し皮膚を冷やすことで、感覚を鈍らせます。保冷剤などがない場合には、刺された箇所を冷たい缶飲料で冷やすだけでも大丈夫。冷やすと血管が収縮するので、かゆみの神経伝達が遅れます。これが患部の感覚を鈍らせて、かゆみを感じにくくさせます。

 

| 3.伝染性膿痂疹のとびひやアトピー性皮膚炎、進展を予防

皮膚に止まった蚊を潰した場合、蚊の体液が引っついていますので、手早く水で洗い流します。かゆみが強く掻きむしるなど、皮膚の症状が悪化しそうな場合。抗ヒスタミン剤入り軟膏を患部に塗り、伝染性膿痂疹のとびひやアトピー性皮膚炎に進展するのを予防します。

 

 


一般的なのは虫除けスプレー、蚊に刺されないようにする予防方法


 

| 1.虫刺され、肌の露出はできるだけ少なくするのがポイント

夏時期は特にですが、蚊などの虫は森林をはじめ草地や河川近くなど広く生息。自然が豊かな観光地に行くときは、肌の露出はできるだけ少なくするのがポイント。

帽子をかぶったり、首にタオルを巻いたり、長袖や長ズボンの衣服を身に着けます。サングラスをするのもいい方法、とにかく虫刺されから、肌を守るのが大切。

 

| 2.蚊の多い場所に出かける際、一般的なのは虫除けスプレー

さまざまな病原体を蚊が媒介しているのも事実。予防する方法として、最も一般的なのは虫除けスプレーです。ただ汗をかくと流れ落ちてしまうので、数時間程度しか効果が続きません。

なので蚊の多い場所に出かける際は、服に吹付をマメにしたりして、効果が持続するようにします。また、アレルギー反応が強くでる人の場合は、蚊の繁殖が活動的になる季節の前に、抗アレルギー剤を内服します。

 

| 3.蚊取り線香は、室内で使う場合には蚊がいなくなれば換気

屋内での予防法は、蚊帳を吊るしたり、扇風機を回したりが有効。特に蚊は秒速2.4m以上では、近寄ることができないので扇風機は二重丸。

昔ながらの蚊取り線香も、殺虫成分を気体化し蚊を弱らせます。これは電気式蚊取り器も同じもの。殺虫成分は微量なので、人体には影響がないとされていますが、室内で使う場合には蚊がいなくなれば換気します。

アレルギー体質や喘息の子供がいる場合、蚊取り線香の煙により喘息発作が起きたり、めまいや吐き気などの症状が現われるときもあります。小さな赤ちゃんがいる家庭では、原始的ですがベビーベッド周りに蚊帳を吊すのが一番効果的。

 

まとめ

刺されるなかで身近とも言えるのが蚊。蚊に刺されてアレルギーにならない予防法、万一刺されたときの対処法を紹介してきました。刺されないようにして、快適な生活を送りましょう。