心配事があると冷静になれないもの、不安感が強い時に試したい対処法



気が付けば不安感が強い時があるもの。漫然とした不安が広がり、事柄をマイナス方向へと考え悲観的な思考に嵌まり込むことがあります。

もちろん不安感が強い人は病気によることもありますが、多くの場合は心配事にあるとされます。例を挙げると、迫ったプレゼンテーションの成功や、資格試験の合格や人間ドックの結果など、気懸かりなことがあると緊張や不安感が強くなることに。

更には、大災害が発生しないかなど、不確定な将来について心配すれば、不安が心に生じるのは自然というもの。こんな具合に正常といえる不安感は、危険に備え問題解決に必要なものですが、強すぎて何も手につかなくなるのは考えものです。

ここでは、心配事があると冷静になれないもの、不安感が強い時に試したい対処法を紹介しています。

 

 

 


心配事があると冷静になれないもの、不安感が強い時に試したい対処法


 

| 1.解決に向け動き出せばピンチを脱出し不安も解消される

解決行動をとるということ。不安感が具体的なものでさほど強くない場合、自らできるシンプルな対処法は、不安の原因を取り除くというもの。

人間が不安を感じる時、脳内では神経伝達物質のノルアドレナリンが分泌されていて、ピンチに陥った際、戦ったり逃げたりの行動を促す役割があります。

なので、ノルアドレナリンが不安感を生じさせるのは、動かないと不味いという脳からの行動のエネルギー。不安を感じる時というのは行動を起こすべきときで、解決に向け動き出せばピンチを脱出し不安も解消されます。

 

| 2.とにもかくにも先ずは行動を起こし問題を解消するように

具体的な解決行動の事例。ピンチから脱出するためには、その事例を知っておくことが重要というもの。

例を挙げると、近くに迫ったプレゼンテーションが、成功するかどうか不安感が強い場合、完遂を確信できるくらい事前準備を完璧に。

資格試験の合格に対して不安感が募る場合、合格を確信できるほど勉強に打ち込むなどといった具合です。こうした不安感が生じている原因が明確であれば、とにもかくにも先ずは行動を起こし問題を解消するようにします。

 

| 3.ストレッチなどの軽い運動をすることもポイントの一つ

生活習慣を再検討するということ。不安感が強いことを解消していくためには、生活習慣を改善していくのも効果的。

漫然とした不安を感じたり、些細なことを気にし過ぎてしまうなどという時は、ストレスや生活習慣の乱れから心が不安定になっていることがあります。

就寝や起床の時刻を一定にしてみたり、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動をすることもポイントの一つ。ほかにも暴飲暴食をしないや、コーヒーやお酒を飲みすぎないなど基本的なものばかりですが、不安解消のために実践。

 

| 4.不安感が強いのはセロトニンが不充分なのかも知れません

食生活を再検討するということ。摂取を控えるべきなのが糖分で、多く摂取すれば血糖値が激しく上下、気持ちが不安定になるというもの。

タンパク質を摂るのが効果的で、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンはタンパク質が材料で、不安感が強いのはセロトニンが不充分なのかも知れません。

またセロトニンを造るには鉄分も必要で、鉄分不足になると苛立ったり不安が増すなどの症状に繋がることに。鉄分が豊富な食品類は、魚介類や赤身の肉など。タンパク質も多く含まれていて、不安感が強いときは積極的に摂取します。

 

| 5.深呼吸すると大きく動き自律神経自体が刺激され整います

呼吸法を使うということ。不安感を解消していくためには、自律神経のバランスを調整するのが効果的というもの。

自律神経は脈拍を始め、体温調節や消化、呼吸や免疫機能など、全身に関わっているので、乱れは身体や心の不調に繋がります。自律神経が寄り集まっているのが横隔膜の辺りで、深呼吸すると大きく動き自律神経自体が刺激され整います。

足を肩幅に開いて立ち上体を前傾しながら6秒かけて息を吐き、背中を反らしながら3秒かけて息を吸う、この呼吸法で不安も解消。

 

 

 


不安感が強い子供というのもいるもの、不安感を切り離す具体的な方法


 

| 1.客観視することにより、ネガティブバイアス自体が弱く

不安感を点数化するということ。最悪の不安感を100点として、現在抱えている不安感がどの程度か数字にしてみるというもの。

例を挙げると、強盗に包丁を突きつけられている時の不安を100点、試験に合格する自信がないときの不安が50点など。こういう風に点数化して不安感を客観視することにより、ネガティブバイアス自体が弱くなることに。

 

| 2.同じイメージですが、マイナス要因を自身から切り離せる

列車を思い浮べるということ。自分が駅のホームに立っていて、貨物列車が走って来るのを思い浮べるというもの。

やって来た貨物列車にネガティブ感情を次から次と放り込み、走り去るのをそのまま見送ります。痛いの痛いの飛んでいけと同じイメージですが、マイナス要因を自身から切り離せることに。

 

| 3.不安な気持ちををメロディーに乗せ吐き出すというもの

不安感を歌にするということ。試験に落ちたら~どうしよう~などと、不安な気持ちををメロディーに乗せ吐き出すというもの。

不安を歌にしていくことで、さほど深刻な状況ではないと思え、ネガティブバイアスが弱まることに。更に、歌うということの馬鹿馬鹿しさから、気が付くと不安感を笑い飛ばすことにも繋がります。

 

| 4.別の生き物として捉えられ、切り離しやすくなることに

不安感を擬人化するということ。不安な気持ちや感情を、人格になぞらえて考えて見るのも効果的なもの。

不安くんはが今日も元気だなとか、不安ちゃんが心の中で暴れているなという具合。こういった考え方をすると、不安感を自分自身とは別の生き物として捉えられ、切り離しやすくなることに。

 

 

 


不安感が強い際は漢方などの薬も有効、知っておきたい精神的な原因面


 

| 1.楽観的な事柄より悲観的な方向に反応してしまうという

ネガティブバイアスということ。不安感の原因の一つとなっていて、楽観的な事柄より悲観的な方向に反応してしまうというもの。

例を挙げると、上司が笑った態度を見て、微笑んだとポジティブに捉える人もいれば、苦笑と感じて不安になる人もいます。事を悲観的に解釈するのがネガティブバイアスが強い人で、自動車事故を起こしやすいという研究結果もあります。

 

| 2.ホルモンバランスや自律神経が乱れると精神面に悪影響が

体調不良ということ。身体のコンディションが悪化している際も、不安感や苛立ちなどのネガティブな感情が生まれやすいもの。

睡眠不足や運動不足に始まり、ストレスや疲労が蓄積して、ホルモンバランスや自律神経が乱れると精神面に悪影響がでることに。不安感を遠ざけるには、健康的な生活習慣を心掛け、ストレスや疲労を溜め込まないことが重要。

 

| 3.ある筈がない事例を想像し過剰な不安感を覚えるという

精神的な病気ということ。不安感があまりに強い場合は、精神的な病気が根本的な原因かも知れません。特段に原因が思い当たらないのに、長期間に渡り強い不安を感じていたり、ある筈がない事例を想像し過剰な不安感を覚えるというもの。

主な症状とされる精神疾患は不安障害と呼ばれ、パニック障害や全般性不安障害などがあります。

 

| 4.母親としての役目を終える時期と重なり、そんな喪失感も

更年期の症状ということ。理由なく沈んだ気持ちになったり、以前は関心があったものに興味を失ったりというもの。年齢により脳の視床下部の変調が、自律神経症状を始め精神神経症状などを引き起こすことに。

更に更年期というのは、自身の子どもの就職や結婚などにより、いわゆる母親としての役目を終える時期と重なり、そんな喪失感も原因の一つに。

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まとめ

事柄をマイナス方向へ悲観的な思考に。ここでは、心配事があると冷静になれないもの、不安感が強い時に試したい対処法を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。

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