普段の暮らしのなかでも、不安でいっぱいになるときがあるもの。特に、毎日のように多くの物事を抱えている社会人であれば尚更。
更に悪いニュースが続く中、大して変わらない日々を過ごしていると、自らの人生や仕事に対し情熱が不足していると捉えかねません。
不安でいっぱいになるのは病気のときもありますが、現在手を付けている仕事が上手くいくかや、自身の人生設計に頭を悩ませたりもします。
こうした不安でいっぱいな時というのは、人生に意味を見出せなかったり、大きな目的がないときに生じるとされます。人間を突き動かすモチベーションや衝動の最大の源は、権力や快楽などではなく大きな目標とも。
ここでは、不安でいっぱいは因果応報かも、具体的に解消していく上手な対処法を紹介しています。
不安でいっぱいは因果応報かも、具体的に解消していく上手な対処法
| 1.やたらと不安感が沸き起こるというときの対処法という
不安感を正しく把握するということ。漫然とした不安に襲われたり、よく分からないけど、やたらと不安感が沸き起こるというときの対処法というもの。
悩みや不安を言語化することで、心理的ストレスを和らげる効果があり、言語化することで身体の免疫機能を向上させる効果もあります。
不安を感じやすいタイプなら、日々日記をつけて不安に感じたことを書き出すことも有効で、少しずつ吐き出せば快適に過ごせるかも知れません。
| 2.不安な気持ちに敢えて焦点を当てることで不安を和らげる
フォーカシングするということ。心理療法の一つフォーカシングは、不安な気持ちに敢えて焦点を当てることで不安を和らげるというもの。
心の中で感じている不安な気持ちを思い浮かべ、不安の大きさや位置するエリアをイメージします。イメージした大きさを中心に、身体のどこそこに直径何cmぐらいの不安の塊があると、心の中で何度も呟きます。
次第にイメージする不安な感情の大きさが縮んできたら、それが消えてなくなるまで繰り返すというもの。
| 3.世界が暗く見えることがなくなり、落ち着きを取り戻せる
不安な感情から距離を置くということ。不安感と距離を置くことができれば、自己投影により世界が暗く見えることがなくなり、落ち着きを取り戻せるというもの。
この不安な感情を遠ざける具体的な手法とは、現在起こっていることに適宜気づくという概念のマインドフルネス瞑想。
背筋を伸ばし椅子に腰掛け、目を閉じゆっくりと深い呼吸をします。鼻先一点に意識を集中し、空気の出し入れを感じながら呼吸を続けます。座禅のように無になろうなどと頑張る必要はなく、さまざまな思いが浮かんできたら、その度に鼻先に意識を戻すのを繰り返します。
| 4.寝つけなかったり眠りが浅かったり、解消のためには散歩
睡眠に注意するということ。激しいストレスが重くのしかかっている時は、自分自身を大事にすることが重要というもの。
当然のことだと思うかも知れないところですが、不安でいっぱいのときはそれができない人も多く、質の高い睡眠の重要性を認識することが肝要。
極度のストレスに曝されている場合、寝つけなかったり眠りが浅かったりするので、解消のためには散歩するのも対処法の一つ。
| 5.免疫システムが必要とするエネルギー補給に非常に効果的
食事に注意するということ。 水分補給と食事にも注意を払うことが大切で、激しいストレスを感じている人間の身体は、糖分やでんぷん質に塩分を欲するというもの。
科学的な研究結果によれば、日々ヘルシーな食生活を送っている人というのは、感染症にかかり難いとさます。バラエティに富んだ食事を摂るのが大事で、緑色の葉物野菜などは、免疫システムが必要とするエネルギー補給に非常に効果的。
不安でいっぱいの時はマインドフルネスが有効、覚えておきたいやり方
マインドフルネスを使って一時的に感情から距離を置くことができれば、不安な感情も少しは楽になるもの。一日に数回程度マインドフルネスを行えば、心配や不安を感じることも少なくなり、これまでよりもリラックスできるようになります。
不安をずっと抱え込んでいると、精神面はもちろん肉体的にも蝕まれてしまう恐れがあるので、そうならないよう早速実践します。
| 1.深呼吸と感じることに考えることを組み合わせることです
呼吸を意識するということ。10秒以上の長い深呼吸から息を吸い込み、その後それよりも時間をかけて息を吐き出すというもの。
このとき、形だけの作業にしないことが大切で、家族は健康や周りに成長を遂げている人物がいるかなど、しっかり感じるようにします。ただ頭に思い浮べるだけではなく、深呼吸と感じることに考えることを組み合わせることがポイント。
| 2.これは目標ややることリスト的な事柄の話ではありません
その日どうするかを決めるということ。そうは言っても、これは目標ややることリスト的な事柄の話ではありません。
今日、自分自身がどういう風な人間でありたいか、そんなことを決め、どのような振る舞いをするのかを誓います。誰かの力になるつもりか、落ち着いた態度で過ごすか、想像力を働かせ最高の状態の自らを思い描くことが重要。
| 3.自分自身が立っている場所を意識し感じるというものです
場所を意識するということ。しばらくの間、足の裏を床につけて、自分自身が立っている場所を意識し感じるというもの。
これは、今この瞬間を生きるという態度で新しい一日をスタートするために、心身の準備を調整する最初の一歩。
その日の最初の思考をどのような事柄にするかは、自ら決められるので、きちんと考えて選ぶようにします。少なくとも、自身が自覚できている思考は、自らコントロールできることを忘れてはいけません。
詳しく知っておきくと将来にも役立つ、不安でいっぱいになる病気など
| 1.発作が発生しそうな状態や場所を避ける回避行動もある
パニック障害という病気。訳もなく唐突に強い不安感と共に発汗や動悸、手足の震えなどが生じるパニック発作。更にパニック発作が生じるのではと恐れる予期不安や、発作が発生しそうな状態や場所を避ける回避行動もあります。
日常生活で支障が生じたり、死にそうな苦痛を感じて救急搬送されることもありますが、パニック発作で死亡することはありません。
| 2.仕事や学業等の社会的機能が阻害されたり難しくなると
適応障害という病気。ストレスが誘因で起こる感情や行動の病状により、仕事や学業等の社会的機能が阻害されたり難しくなるというもの。
どんなことをストレスに感じるかとか、どういう風に対応するとか、耐えられるかなどの耐久性は人それぞれ。このケースのストレスは、その人にとって生活上の重大な変化や、解決されないストレス過多の出来事を指します。
| 3.体が適応できず、自律神経を始め精神状態にも不調が生じ
更年期障害という病気。個人差はもちろんありますが、更年期は女性でいうところの、45歳から55歳位にかけての閉経前後の期間をいうもの。
更年期になると卵巣の機能低下が起こり、女性ホルモンの一種のエストロゲンの分泌が急激に減少。結果的にホルモンバランスの乱れに体が適応できず、自律神経を始め精神状態にも不調が生じます。
| 4.日常生活にも支障がでる、限度を超えた不安やこだわり
強迫性障害という病気。強迫行為や強迫観念が現れるもので、日常生活にも支障がでるほど、限度を超えた不安やこだわりがあるもの。
病気だと自覚をしないで、日常生活上で不便があるまま過ごしている人たちも多くいる、機能障害を生活上に及ぼす10大疾患の一つ。
他の精神障害を併せて発症することもあり、これらは強迫症が影響する精神的葛藤や疲労などが関連して出現するともあります。
まとめ
自身の人生設計に頭を悩ませたりもする。ここでは、不安でいっぱいは因果応報かも、具体的に解消していく上手な対処法を紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。
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