応募の前に参考にしたい、未経験職種に志望動機を書くときのポイント



未経験の職種の場合は、志望動機に悩むもの。特に転職をする際は、どの様な志望動機を記述するべきか迷ってしまいます。未経験職種への挑戦なので、何を紹介すればいいか分かりません。ただ経験がないからと言って、不安を感じることはまったく不要

企業サイドは、実務経験のみならず、応募者を評価するため、さまざまな角度から志望動機を把握しているからです。なので例え未経験だとしても、強く印象に残る志望動機のスタンスや自己紹介の仕方により、採用担当者に好感を与えることができます。

このビギナー職種への志望動機を思案する際は、気がまえが重要。採用担当者は経験がなくても、自社でどういう風に頑張り、どういうスキルを駆使してくれるのか、という仕事の気がまえを評価をします。

なのでエントリーするときは、職種や企業に興味を持ったきっかけをはじめ、経験やスキルを具体的に志望動機でアピールすることが大切。

未経験者の入社後の姿をイメージできれば、採用担当者の悪くない評価に繋がります。ここでは、応募の前に参考にしたい、未経験職種に志望動機を書くときのポイントを紹介しています。

 

 

 


志望動機を記述するときの、地に足のついた急所ともいえるポイント


 

【悪い例文】
「前職は中小企業ですが、一般事務職をしていました。営業職に関心を持ったのがきっかけで、貴社へ応募致しました。慣れていない分野で、どこまで貴社のお役に立てるか分かりません。ただ、根気には自信があります。精一杯頑張ります。」

熱意は伝わってきますが、この文章の悪い点は具体的な項目が書かれていないころ。これでは採用担当者が、入社後どの様に仕事にとり組んでくれるのかが、イメージ出来ません。未経験職種に志望動機を記述するときの、地に足のついた急所ともいえるポイントを見てみましょう。

 

| 1.具体性の高い望動機を記述、色々な視点の応募した理由

志望理由を明白にするということ。何故、未経験の職種であったり業界の企業を希望するのかという点は、仕事に対する意欲をアピールするのにとても大事。その企業に応募した理由は、経営理念をはじめ、仕事内容や事業の将来性、商品やサービスなど、色々な視点があります。

お客様目線の接客に心打たれ、サービスを提供する側に自分も立ちたいと考えるようになったなど。企業のサイト情報なども活用し、具体性の高い志望動機を記述します。

 

| 2.未経験分野のスキル補完、取り組んでいることをアピール

意欲を伝えるという視点から、今現在学習していることのアピールも大切。実務経験が豊富な人のように、業績を有効活用できないのが未経験者です。それだけに、自身の学習姿勢を伝える志望動機は、採用担当者の印象に残りやすいもの。

書籍で自主的に自習しているや通信講座を受講しているなど、どんなことでも構いません。未経験分野のスキルを補完するため、取り組んでいることをアピール。

 

| 3.求人情報を読み取り、未経験者に何を要望かをチェック

企業側が未経験者を要望している、根拠を考えてみること。この場合は経験ではなく、考え方だったり、志向性だったりという点に着目しています。企業サイトや採用サイトなど、求人情報が多く載っているメディアには、着目している考え方や志向性、スキルなどについて記載されています。

その意味合を詳しく読みとり、何を未経験者に要望しているのかをチェック。自分が持っている経験やスキル、考え方などを志望動機でアピール。

 

| 4.自分自身の経験やスキルと比較させて、志望動機を書く

未経験の人間に企業側が要望していることを掴んだら、それに相応しい自分自身の経験やスキルを、志望動機で言葉を強めてアピール。未経験の職種だったとしても、自分が経てきた経験やスキルとの共通点はきっとあるもの。

例をあげれば、接客を経験した際や信頼関係を大切にする職種なら、必要なのがコミュニケーション能力。企業側が未経験者に望んでいることを考え、自身の技能やスキルや経験と比較させて、志望動機を書く。これは意識してしたいところ。

 

| 5.志望動機に記述、社会人としての基礎的な力をアピール

社会人としての基礎的な力は、どういった職種でも不可欠とされるもの。未経験者の募集を行っていても中途採用の場合、採用担当者は新卒採用と同様の視点では見ていません。

そこで名刺の渡し方をはじめ、来客対応や顧客との会話の言葉づかい、ビジネスメールやPCスキルなど、社会人としての基礎的な力をアピール。今まで実践してきたことを振り返り、志望動機に必要性があれば記述します。

 

 

 

 


未経験職種への応募で役に立つ、良い結果を生み出す志望動機の例文


 

| 1.秘書へ応募する際の志望動機、未経験から転職する場合の参考例文

「御社の未経験歓迎で意欲重視するところや、チームワークを大事にするという考え方に惹きつけられ、希望しました。過去の職場では2年一般事務職に従事しており、良好な交流を心掛けながら、来客対応をはじめ書類作成や上司の出張なども時と場合で担当していました。

元来、世話好きな性格でもあり、自らのサポートで上司の仕事がスムーズに進むことにやりがいを感じ、秘書という職に興味を持ちました。

秘書は未経験ですが、秘書技能検定2級を取得していて資格を活用することはもちろん、報告や連絡、相談の徹底や想定にない業務についても臨機応変に対処することを心掛けたく思います。また、気配り自体は得意な方ですので、長所を生かして御社に貢献できればと思います。」

 

| 2.医療事務へ応募する際の志望動機、未経験から転職する場合の参考例文

「医薬品メーカーで6年間に渡り、MRアシスタントを勤めました。受発注業務をはじめ、書類作成やプレゼン作成の補助、来客対応なども行っています。MRのアシスタント業務で医薬品情報や医療現場の声に触れる機会が多くなり、医療現場に興味を持つようになりました。

その次第で、より近くから患者様のケアに関与したいと考えています。そのため、個人病院であり患者様への丁寧なフォローアップをモットーとする、貴院の医療事務を希望しました。

MRアシスタントとして体得した事務作業スキルや医薬品に関係する知識を活かして、迅速に幅広い業務を自分のものにするとともに、医療事務検定試験合格を目標に、自立した医療事務になりたいと考えています。患者様との交流を大切にし、一人ひとりに寄り添っていく医療事務を目指します。」

 

| 3.営業事務へ応募する際の志望動機、未経験から転職する場合の参考例文

「私は営業職で養った経験を活かすことで、営業事務の仕事をしたいと考え、貴社の営業事務職を志望致しました。現職は、取引先の印刷物に関連する営業活動をしており、直接お客さまとお会いしたり、喜んで頂いたりすることに大きなやりがいを感じてきました。

その中で、自身が作成した提案資料によるプレゼンテーションの結果、分かりやすいと評価を受け、新規受注に繋がりました。その後、資料は部署内の色々な人に使われ、各担当者ごとの資料作成も依頼されることになりました。

このように他者の役に立ったり、サポートすることにやりがいを見出すようになっています。貴社の交流を重視するため、営業担当者1人に営業事務1人という担当制や、営業担当者が営業事務を女房役として尊重するいった理念に深く共感致しました。

事務職の経験もなく、パソコンもエクセルやワード、パワーポイントなどの基本的なものを使用しただけではありますが、営業職での経験を活かし営業担当者に最適な支援を行い、貴社に寄与したいと考えています。

 

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まとめ

転職時は何を紹介すればいいか分からないもの、応募の前に参考にしたい、未経験職種に志望動機を書くときのポイントを紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。

 

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