大人と子供にみる爪を噛む癖の心理と原因、自宅に居ながら直す方法



気がつくといつも口元に手を持っていき、爪を噛んでいる。子供によく見られる癖の一つが、いわゆる爪噛み。ただこの癖は、以外に大人の人にも見られます。爪を噛む癖は、咬爪症(こうそうしょう)または、咬爪癖と呼ばれる病気で、なかなか止められず悩みの種となっているもの。

幼児期に多く見られますが、この癖が変わらないまま成長する子供もいて、思春期の時分に頻度がもっとも高くなります。親指を噛む人もいれば、中指を多く噛む人もいて、噛む指といえば人によってまちまち。ただその姿は、あまりよい印象を周りに与えません。

それどころか咬爪症は、爪を噛むことで爪の形を変えてしまいます。爪の外側がデコボコになったり、爪先を噛むことでギザギザ状態が継続。ほかにも、ささくれを起こしたり、爪周りの傷口から衛生を損ない、細菌感染のリスクが高まります。

ここでは爪を噛む癖の対処方法として、大人と子供にみる爪を噛む癖の心理と原因、自宅に居ながら直す方法を紹介しています。

 

 

 

 


知性とは関係ないけれど、幼い印象を与える爪を噛む癖の心理と原因


 

| 1.子供の爪噛み、精神的な未熟さや社会適応ができていない

子供が爪を噛むのは、愛情の不足や欲求不満の現われがその原因だと考えられています。幼い子供は精神的な未熟さだったり、社会適応ができていないため、爪を噛むことがあります。小学校に上がり勉強を始める頃になると、難しい問題が出てきた際、爪を噛む事例はよくあるもの。

ほかに爪ではなく、鉛筆を噛む様子を見ることもあります。これも同じ原因の行動とされ、問題が解けない苛立ちを解消するためと思われます。一般的に子どもは成長するに従い、社会に順応していくことで、ひとりでに爪噛みをしなくなります。

 

| 2.原因となる対象にぶつけることができないとき、爪を噛む

子どもの場合、ストレスのもって行き場が自分自身になることで、爪を噛む行為が引き起こされることがあります。このストレスは心の中に沸き起る、寂しいや悔しい、悲しい思いなどの負の感情

あるいは、怒りたいや意地悪したい、困らせたいなどの攻撃的感情を、原因となる対象にぶつけることができないときに生じます。このように子供の心は非常に繊細なので、注意深く聞いて爪を噛む癖の原因を探求。

 

| 3.子どものうち、爪を噛む癖がある割合は約3人に1人ほど

爪を噛む行為は、軽微な習癖異常に分類されていて、爪の周りの皮をはぎ取ったり、髪の毛を引っ張る行為と同じ。子供の爪噛み癖にはさまざまな契機が考えられ、一概には言えません。

ただカナダのカルガリー大学での調査によると、7歳から10歳ほどの子どものうち、爪を噛む癖があるパーセントは約3人に1人となっています。大半の親がこの癖に悩んでいますが、今はしていない子供が突然始めることもあり、それが厄介なところです。

 

| 4.大人が爪を噛む姿、ライバルとの人間関係などでストレス

成人しても爪を噛む癖が治らない場合、神経質な人やデリケートな人、または精神的にまだ成熟していない人に多い癖とされています。ライバルとの人間関係などでストレスを溜めやすく、居ても立ってもいられない時に、心の安定を図るために爪を噛むということ。

子供の頃に爪を噛んで、心理的な落着きを得ていた行動が、自然と残っているためと考えられます。大人が爪を噛む姿は、相手に胸中を知られてしまい、勝負ごとなどにはマイナスに働きます。

 

| 5.身体集中反復行動症、体の一部分を意味なく傷つける行為

爪を噛んでしまう癖は咬爪癖(こうそうへき)と呼ばれ、臨床心理学では身体集中反復行動症(BFRBs)の一つとされています。このBFRBsというのは、唇を噛みしめたり、髪の毛を抜いたり、皮膚を傷つけたりと自身の体の一部分を意味なく傷つけてしまう行為。

不安やストレス、退屈感により生み出されるものと考えられています。暇でうんざりしている時や、気持ちが晴れない時、刺激が足りない時などストレスを感じるのが爪を噛む原因の一つ。

 

 

 

 

 


爪を噛む癖が治らない人は1度やってみたい、自宅に居ながら直す方法


 

| 1.爪を噛んでしまうのはどの時間帯、環境を変えてみること

爪を噛む引き金になっていることを知ること。爪を噛んでしまうことが多いのは、どの時間帯が1番かを考えます。例えば、テレビを見ている時やメールチェックしている時など。爪を噛むのは、何処で、誰と、何をしている時、どの様に感じているかに焦点を当てます。

その項目が分かれば、環境を変えてみることが大切。個室にいて単独で作業をしているとき爪を噛む癖が出る人は、人が多くいる部屋に移動して作業すると、人の目を気にして防げるようになります。

 

| 2.爪を切ることは、割りと手軽に取り組みやすい方法の一つ

爪をこまめに切るということ。爪を切って、噛める広さを縮小するという方法です。これは単純に面積が少なくなるので、爪を噛む衝動を抑制することができます。爪に潜伏する細菌も減るので、衛生面でのトラブル防止にもなり一石二鳥。

子どもの場合は、定期的に爪の長さを調べて切ってあげます。または切るように本人に声がけ。爪を切ることは、割りと手軽に取り組みやすい方法の一つ。

|  3.噛みたい気持ちを抑制、噛んだ際に苦味のあるマニキュア

苦味を持つ専用マニキュアを塗るということ。簡単にネットショップなどで購入することができる、爪を保護するため作成されたマニキュア。これを爪につけておくと、噛んだ際に苦々しく感じるので、噛みたい気持ちを抑制します。

爪噛み専用でなても、一般的なジェルネイルやマニキュアなども有効なもの。金銭をかけて綺麗な爪に保つことで、噛みたくなる心のありようを押しとどめる効果が期待できます。小学校などでは禁止されている場合もあり、実行する際には確認が必要。

 

| 4.口に指を持っていかない、手を使うグッズがうってつけ

爪を噛む癖を、ほかの習慣に置き換えるということ。爪を噛む以外のことで自分の心が晴れたり、落ち着いたりする行動が他にあれば有効です。

例えば、ストレスボールなどのストレス発散専用グッズなど。手を使うグッズがうってつけで、そちらに手を使うことにより、口に指を持っていかないようにできるのがポイント。さまざまな種類が出ているので、探してみるのも楽しみの一つ。

 

| 5.ちょっとした不安やストレス、避けることで爪噛みの対処

爪を噛む原因を探ることで、その状況から逃がれるという方法。すでに述べたように、爪噛みの原因としてはさまざまなものがあり、簡単に限定することはできません。

なので自分や子供がどんな状況のときに爪を噛みやすいか、細かく分析するところから始めます。ちょっとした不安やストレスが見つかれば、それを避けることで爪噛みの対処になります。

 

 

 


万全を期して爪噛みに対処する、注目の人工爪をつける2種類の方法


 

爪を噛む癖を治すのに一番良いのは、爪を噛まないようにすること。ただ無意識に出てしまう癖は、自分の意志の力だけでは及ばないもの。そこで注目は、硬くて噛むことができず、また噛んでも味気ないアクリル樹脂の人工爪を取り付けること。

人工爪で自分の爪の表面を覆うので、これから生えてくる爪をガードしながら、効力を持ってを治すことができます。そんな注目の人工爪にあるのは、2種類の方法。どちらの施術も、人工爪の対応可能なネイルサロンで受けます。

 

| 1.合成樹脂(ジェル)が硬化、丈夫で硬いプラスチックに

ジェルネイルによる咬爪症や深爪矯正。専用のLEDライトやUVライトで硬化する合成樹脂(ジェル)を爪に塗り、硬化させることで人工爪を形成。合成樹脂(ジェル)が硬化すると、丈夫で硬いプラスチックに変質します。

本当の爪に近い自然な完成度にすることもでき、約3週間ほど持続。光沢があるジェルと、艶を出さない仕上げのジェルがあります。

 

| 2.スカルプチュア、自分の爪の土台に人工爪を付けられる

スカルプチュアによる咬爪症や深爪矯正。アクリルパウダーとアクリルリキッドを混合して硬化させ、補強する人工爪。スカルプチュアは自分の爪の土台があれば、人工爪を付けることができます。なので、深爪の人でも爪の長さをチューニング調整することができます。

 

爪噛み防止。

爪噛み防止の苦ぁーいマニキュア「かむピタ」

 

まとめ

気がつくといつも口元に手を持っていく。ここでは、大人と子供にみる爪を噛む癖の心理と原因、自宅に居ながら直す方法を紹介しました。興味のある方は、ぜひお役立てください。

 

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