日々を暮らしていると、気が滅入るときもあるもの。気分の落ち込みから立ち直れず、なかなか気分が晴れない状態が続くときです。
こういった状況が改善されないときは、心はもちろん身体のバランスが崩れてしまっているのかも知れません。
人間は自律神経があり心身に影響を与えていて、人間関係や環境の変化など思い当たる節がないのに気が滅入るときは、自律神経に乱れが生じているかも知れません。
なので気が滅入るのは病気のことも考えられ、うつ病などの精神障害はいつ発症していたのか分かり難く、自覚症状がなく生じていることもあります。
ある研究報告では、うつ病患者は当初からうつ気分を訴え医療機関を受診することは稀で、多くは身体的なを最初に訴えるとされています。
結果的に気が滅入るときに出るサインを、いち早く把握して対応することが重要。
ここでは、その前兆を掴むことが大事になるもの、具体的な気が滅入る時の対処法を紹介しています。
その前兆を掴むことが大事になるもの、具体的な気が滅入る時の対処法
| 1.数度呼吸をすることで副交感神経を活性化するというもの
深呼吸をするということ。もっとも古くから秘訣とされているのが、大きく数度呼吸をすることで副交感神経を活性化するというもの。
神経系の一部である副交感神経は、血圧や心拍数を低下させる役割を果たすので、感じ方や考え方変えるための切っ掛けになります。
自分で試す場合、肺から空気を取り除くため強制的に吐き出し、1-2秒間続けた後に深く吸い込み腹部を膨らませる。
吸い込む時に数を7まで数えて同じ時間息を止め、それからゆっくり14秒ほどで吐く、これを約10サイクル繰り返します。
| 2.気が滅入った時は、多くの人が簡単に自己批判してしまう
立ち止まり、自分自身のため良いことを一つ言うということ。特に気が滅入った時は、多くの人が簡単に自己批判してしまうもの。
間違って気が滅入った時や自分らについて否定的に考えている場合、好きなことを一つ選び意識の流れの中断が大事。
自身への思い遣りの訓練をすることは、より健康的で幸な楽しい生活を送る手助けになります。
これは本質的に生活の中で何が起きても、人間には本来価値があり、すべての人と繋がっているという認識。
| 3.健康関係で、最も重要な役割を担うのが睡眠時間という
睡眠を充分にとるということ。心身に対する健康関係で、最も重要な役割を担うのが睡眠時間というもの。
研究報告によると、2週間に渡り4-6時間ほどの睡眠を続けると、脳機能は1-2日間徹夜した際の状態にまで落ちているとされています。
言い替えると、1日に7時間以上の睡眠を維持できていなければ、強いストレスを感じたまま生活を続けることにもなりかねません。
睡眠スケジュールを管理して充分にとることが、気が滅入る時の対処法の一つです。
| 4.気を紛らわせることは、基本的な気分転換の考えという
一人でもできる趣味を探すということ。一人切りの時間を設けて気を紛らわせることは、基本的な気分転換の考えというもの。
インドアでもアウトドアでも没頭できる趣味があれば、気分を紛らわせるだけでなく生活にリズムをつけることができます。
趣味がないときは読書や映画鑑賞などが良く、そうしたことに触れ心を動かし精神のバランスを整えます。
笑えるものには健康効果もあり、例え作った笑いであっても科学的に健康に良いことが実証されています。
| 5.そんなことを知ることは簡単なように見え案外と難しい
己と対話をするということ。現在の自分自身の気分は良いのか悪いのか、そんなことを知ることは簡単なように見え案外と難しいもの。
第三者からの指摘を受けて、初めて自らのメンタル面の異常に気が付く事例も珍しくはありません。
こうしたメンタルの落ち込みを早期に発見するには、セルフトークとも呼ばれる自己対話が有効。
方法はシンプルで、自らを鼓舞するような言い方をしたり、優しい言葉を掛けたりするといったもの。
| 6.改善しないケースでは、医療機関でカウンセリングを受診
医療機関でカウンセリングを受けるということ。上記のに挙げた事柄を試しても改善しないケースでは、医療機関でカウンセリングを受診するというもの。
厚生労働省には無料の相談窓口もあり、心の健康に対してメッセージや電話で相談できる体制が設置されています。
もし人に相談することに抵抗がある場合、スマホアプリなどでのカウンセリングも可能になっています。
気が滅入るのは仕事などにも関係する、覚えておきたい日頃の考え方
| 1.余裕がないときは、相手に対して察して欲しいと考える
人に期待し過ぎないということ。多忙で余裕がないときは、相手に対して察して欲しいと考えるもの。
基本的に他人は自分の思惑通りには動かない、そんなことを肝に銘じておくことが大切。
やってくれないことを怒らず、やってくれればラッキーとポジティブに考えておくと気が滅入らなくなります。
| 2.相手を否定してしまうのはやってはいけないというもの
比較することをやめるということ。自分がやった方が早いなど、相手を否定してしまうのはやってはいけないというもの。
特に自分なら絶対やらないのにと思うときほど、相手に対して怒りの感情が湧き上がりやすくなります。
気が滅入ることを避けるには、できる限り自分や誰かと比べないで、相手の可能性を理解するようにします。
| 3.苛立ってしまう、防衛本能が働いて関わりを避けたくなる
会話を減らさないということ。特定の人の言動に苛立ってしまうと、防衛本能が働いて関わりを避けたくなるもの。
日々顔を合わせる同僚や夫婦のケースでは、避けているだけでは家庭や職場の雰囲気が悪化することにもなりかねません。
そうしたことにならないために、相手側との交流は遮断せずに、適切にコミュニケーションを図るようにします。
| 4.外的要因ではなく、内的要因に最も多いのが体調不良と
体調管理をきちんとするということ。気が滅入るのはすべてが外的要因ではなく、内的要因に最も多いのが体調不良というもの。
寝不足をはじめ片頭痛や肩こりに風邪など、不調があるだけで気分も曇り心に余裕がなくなります。
日頃から食事はもちろん、睡眠や運動不足には気を付けて過ごすことが大事。
気が滅入る意味を把握することがポイント、知っておきたいサインなど
| 1.精神状態がストレスを感じやすくなっているというもの
小さな事で苛立つということ。気が滅入る時というのは、精神状態がストレスを感じやすくなっているというもの。
普段では何とも感じないような小さな事柄にも苛立つので、周りに対してストレスを感じさせてしまい悪循環に陥りかねません。
通常は何とも思わない小さな事でも、気が滅入るサインは苛立つかどうかで察知できるので、見逃さないようにします。
| 2.就寝前もリラックスできずなかなか寝付けないものです
寝付けないということ。思い悩んで気が滅入る時は色々な事が思い浮び、就寝前もリラックスできずなかなか寝付けないもの。
職場での悪化した人間関係に悩んでる人は、明日が来る恐怖心から寝付けないことになりかねません。
睡眠不足になると集中力が欠如するので、無気力と思われてしまうこともあり要注意サイン。
| 3.ストレスを感じる状態が長期に渡る時、様々な意欲が減退
食欲が湧き上がらないということ。気が滅入りストレスを感じる状態が長期に渡る時、様々な意欲が減退するもの。
外面的に現れがちなのが食欲の減退で、大きなストレスが掛かり気が滅入る状態が続くと、痩せこけてしまうことになりかねません。
健康診断などで異常がでなくても、急に痩せてしまったというケースでは、気が滅入る前兆かも知れません。
まとめ
なかなか気分が晴れない状態が続く時。その前兆を掴むことが大事になるもの、具体的な気が滅入る時の対処法を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。
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