日々を暮らしていると、罪悪感に苛まれることがあるもの。人間は何かに対し後ろめたさを感じることが多く、罪の意識を持たない人はほとんどいません。
大小はもちろんありますが、その出来事が大きいものでも小さいものでも、何かしら生じた事柄に人間は罪を感じてしまいます。
罪悪感とは、罪を犯してしまった自分自身を罰しなければならないという、道徳心から生まれるもの。
更に何に対して罪悪感に駆られるかは、個人個人で違っていて、感じる罪悪感の大きさもそれぞれで異なります。
なので、罪悪感に苛まれるときは、その抱く切っ掛けとなった物事を検証してみるのが重要。
ここでは、罪悪感に苛まれるところから逆転に繋げたいもの、解消に向けた対処法を紹介しています。
罪悪感に苛まれるところから逆転に繋げたいもの、解消に向けた対処法
| 1.問題が起きた際、その原因が自身だけにあると考えるもの
問題の根本原因は自分以外にもあると思うということ。罪悪感が強いタイプは問題が発生した際、その原因が自身だけにあると考えるもの。
なので、自身も悪いけど相手側の行動にも問題があったなど、多角的に状況などの複数要因を考えるようにすると、過多な罪悪感も薄らぎます。
但し、これは頭で理解していても実践には難しいことなので、継続的トレーニングが必要になってきます。
また自分自身が感じていることや問題の本質を文字にすることで、頭の中の曖昧な事柄が可視化され、冷静沈着な判断をしやすくなります。
| 2.相手に許して貰えないと失敗を怖れ謝る勇気を持てません
罪悪感を抱いた相手に謝罪するということ。罪悪感が沸き上がりがちな人物は、謝ることが不得手な事例が多いもの。
特に若いうちは謝罪は負けという考えも強く、自らの非を認められなかったり、相手に許して貰えないと失敗を怖れ謝る勇気を持てません。
そんなときに関係修復の手段がないと、継続的な人間関係を構築できなくなり、段々と孤立してしまいかねません。
落ち着いて話せるタイミングや場所を選び、謝罪の気持ちを真っ直ぐに伝えることが肝要。
| 3.今さら謝り難いとか謝りたいと思っても、会う機会がない
相手に合わせる顔がないということ。幼少期のことなので、今さら謝り難いとか謝りたいと思っても、会う機会がないというもの。
申し訳ないと思う罪悪感はあるものの、直接に悪いことをした相手に謝ることができない場合、心の中で呟くことで謝罪します。
何らかの事情で負い目のある人に謝れないケースでは、心の中で謝りたい人物の姿をイメージし、それに向け謝罪の言葉を述べ良心の呵責を癒やします。
ふとした瞬間に罪悪感が甦るときも申し訳なさを認め、すいませんやごめんなさいと心の中で謝るほうが、気分的にも楽になります。
| 4.善行を積み上げていくことが、犯した過ちの代償になる
周囲に優しくするということ。執拗な罪悪感を手放すには、善行を積み上げていくことが、犯した過ちの代償になるというもの。
先ずは家族や友人に優しくすることをはじめ、周囲の人に親切にしたり、ボランティア活動に参加して誰かを笑顔にするなど。
過去は変えられないので、犯したことを悔やみ何もしないよりは、改心し人の役に立つ善行をするほうが意味があります。
人のためといっても、何も大きな罪滅ぼしをするのではなく、贖罪は身近な人に対する小さな親切や優しさで構いません。
| 5.罪悪感を抱いた人物が何処にいるのか分からないことも
過ちを糧にするということ。基本的な罪悪感を手放す方法は相手に謝ることですが、罪悪感に駆られた人物の居場所が分からないこともあるもの。
そんなときは敢えて罪悪感を背負い込み、前向きに生きていくという考え方も重要。
悔やんでばかりいても致し方ないので、その経験を糧にこの先の人生でここぞというシーンで後悔しないようにします。
過ちを糧にするで、自分自身の中でそうしたことへの意味も変わり、己を許す余裕も生まれ罪悪感も徐々に薄れていくます。
罪悪感に苛まれるの言い換えには負い目を感じるなどがある、その心理
| 1.自らのしたことに対し人より反省する傾向があるものです
真面目すぎるということ。真面目過ぎてしまうタイプは罪悪感を抱きやすく、自らのしたことに対し人より反省する傾向があるもの。
周囲からすれば良くあることでも、何でこんなことをしてしまったとか、言わなければ良かったなど深く考えてしまいます。
真面目だからこそ自分自身の言動などで落ち込んだりと、考えている間に罪悪感に襲われることにもなりかねません。
| 2.そんなことを気にしていると、罪悪感を感じる要因になる
人目を気にしているということ。他人からどう思われているのか、そんなことを気にしていると、罪悪感を感じる要因になるもの。
周囲に目を向け自分と比較してしまうので、人と比べ何て駄目な人間という罪悪感に襲われかねません。
ただでさえ自己肯定感が低く、自分自身の軸ではなく他者の軸で生きることは、罪悪感を招く原因になります。
| 3.感じてしまうタイプの人は、正義感が強いことが多いもの
正義感が強いということ。罪悪感ばかりを感じてしまうタイプの人は、正義感が強いことが多いもの。
マナーや規則を守れない人や、他の人を傷付けるような人物を、悪として許すことができません。
結果的に、自分自身が過ちを犯し悪となってしまっている、そんなことに罪悪感を抱き耐えられません。
| 4.完璧でなければという思い、罪悪感に結び付くというもの
完璧でなけでばならないと感じているということ。完璧でなければという思いが、罪悪感に結び付くというもの。
完璧主義の人物は少し楽をするようなことがあると、手を抜いたという罪悪感に陥ります。
更に最後まできちんと出来なければ、気持ち的に罪悪感が襲ってくることにもなりかねません。
申し訳ない気持ちが先行するもの、罪悪感に苛まれる人物の詳しい特徴
| 1.感じているタイプの人は、気が弱く自己主張できないこと
自己主張できないということ。後ろめたさを感じるタイプの人は、気が弱く自己主張できないことが多いもの。
自分の意見を他人に主張して押し通してしまうのは、どうしても罪悪感を抱くことにもなりかねません。
そうであれば自分自身が我慢すれば良いと思ってしまうので、黙って他の人の言うことに賛同しています。
| 2.罪悪感ばかりを感じている人物は、協調性を持つ人が多い
協調性があるということ。いつも気が咎める感じがしている人物は、協調性を持つ人が多いもの。
輪を乱すような振る舞いは絶対にしないのはもちろん、周囲のために出来ることに貢献したいという思いが強くあります。
仕事などで失敗し迷惑をかけてしまったりした際は、申し訳ないという後ろ暗さで有給休暇もとれません。
| 3.こんなことを言ったりと、自分に対し罪悪感を抱いている
心配事で頭が一杯ということ。罪悪感が心に生じる人は、あんな事をしたりこんな事を言ったりと、自分に対しいつも罪悪感を抱いているもの。
過去を振り返ってみては、不愉快な思いを誰かにさせたのではと、そんなことを常に心配しています。
他者がとっくの昔に忘れていることを、何年も引き摺って心配ばかりをしているのは、罪悪感を感じてる人の傾向というもの。
| 4.感じてしまう人は、思い遣りがありいつでも他人を優先
思い遣りがあり他人を優先するということ。後ろめたさを感じる人は、思い遣りがありいつでも他人を優先するもの。
身勝手なことは言わないのは無論のこと、他人が不快な思いをするようなことは絶対にしません。
結果として、先ほどの言葉で傷つけたかもとか、余分なことをしたかもなど、小さな事柄で罪悪感が生じてしまいます。
まとめ
生じた事柄に人間は罪を感じてしまう。ここでは、罪悪感に苛まれるところから逆転に繋げたいもの、解消に向けた対処法を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。
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