バナナのアレルギーは赤ちゃんも要注意、その場の見分け方と対処方法


花粉症と関係が強いとされるのが、果物アレルギー。これは乳幼児期の母乳から来たものと、幼児期を過ぎてからの、花粉症が発症したのと同時期に始まるものの2つ。ある果物を食べ終わった後に、舌や唇に口の中が腫れてしまったり、かゆみが表れたりする症状が口腔アレルギー症候群(OAS)です。

通常で起きるのは口周囲の症状だけですが、全身症状をともなうものではありません。特に花粉症を有する人が、果物を食べた後で症状が表れるものは花粉・食物アレルギー症候群(PFAS)とされています。

症状がどの果物で表れるかは、どの花粉によりアレルギーが起こるかによって違いがあります。ここで紹介するバナナアレルギーも、ブタクサ花粉によって発生しメロンやスイカなどと同様です。

ほかに該当する果物アレルギーとなると、キウイをはじめリンゴやサクランボ、マンゴーなどがシラカバ花粉により起こる組み合わせ。バナナに対するアレルギーが、すべて口腔アレルギー症候群(OAS)を発症する訳ではありません。

ただアナフィラキシー症状を伴う場合もあるので、注意が必要。ここでは、バナナのアレルギーは赤ちゃんも要注意、その場の見分け方と対処方法を紹介しています。

 

 

 


バナナのアレルギー検査は、乳幼児も可能なプリックテストが出発点


 

| 1.多くは、普通に反応を感じる果物と危険のない果物の区別

一般に果物アレルギーの花粉症合併の疾患としては、アトピー性皮膚炎や喘息などがあります。これに加えて近年、口腔アレルギー症候群(OAS)が注目されていて、食物アレルギー特殊型に分類分けされています。

バナナをはじめキウイやトマトなどの果物では、果汁を直に皮膚につけてプリックテストを行うことで診断。反応しやすい果物なら、プリックテストが強い反応を示す傾向があります。多くの人は、普通に反応を感じる果物と、危険のない果物の区別がつきます。

 

| 2.すべての年齢の患者に行うことができるプリックテスト

プリックテストの方法は、アレルゲンをプリック針で微量皮膚に入れ、15分経った後に出現した膨疹径(ぼうしんけい)を測定するもの。

即時型アレルギーに対応する検査として、安全性や有用性及び簡便さから、国内や欧米で推奨されている検査方法です。 すべての年齢の患者に行うことができるプリックテストは、乳幼児の検査を行うことが可能です。

 

 

 


アレルギーの恐れをなるたけ避ける、バナナアレルギーの加熱と離乳食


 

| 1.バナナを離乳食で加熱、不安なアレルギーをなるたけ除く

バナナは、離乳期間の全体を通して、美味しく食べることができる食べ物の一つ。ただ離乳初期とされる生後5ヶ月から6ヶ月頃に、バナナを使用する際はなるたけ加熱したものにすると安心です。

一般に果物は生で食べると思いがちですが、生では菌に抵抗力の弱い赤ちゃんには少し不安。バナナを離乳食で加熱するのは、アレルギーの不安をなるたけ除く意味合いもあります。

 

| 2.幼児期になると耐性獲得もある、乳児期バナナアレルギー

バナナはほんのり甘みもあるので、赤ちゃんの食べ進みも良い食材。バナナそのものの他、野菜やミルクと合わせて授けることもできます。しかも栄養豊富で消化にも良く、離乳初期の頃からぜひ選んでおきたい食べ物。

またバナナはカットしたり、ペースト加工がしやすかったり、加熱しても美味しい果物。乳児期に発症したバナナアレルギーの中には、幼児期になると耐性獲得をする場合もあります。

 

 

 

 


バナナアレルギーにもある、アナフィラキシーショックの症状と対処法


 

バナナやバナナ果汁の摂取により起こるアレルギー症状が、現在のバナナアレルギー。バナナは以前、厚生労働省の特定原材料に準ずるものとして、表示を推奨される品目の中には含まれませんでした。

しかし、バナナが食物アレルギーをもたらす恐れがあるとして、2006年から特定原材料に準ずるものの奨励品目となっています。

 

| 1.2つ以上の重い症状が同時発生したものがアナフィラキシー

食物アレルギーで発生する容体の中で、最も深刻となるのがアナフィラキシーです。このアレルギー病態には粘膜や皮膚をはじめ、呼吸器系や循環器系、消化器系に神経系などの症状があり、これらの中で、2つ以上の重い病態が同時併発したものがアナフィラキシー

体全体の蕁麻疹や呼吸時のぜん鳴が起こったり、動悸がする一方で繰り返し吐くなどがアナフィラキシーに該当します。さらに意識が朦朧とし、血圧の低下などの症状になるとアナフィラキシーショックとなり、
なるたけ早く適切な処置と治療を行わないと生命に危険が生じます。

 

| 2.稀にバナナアレルギーにより、アナフィラキシーが起こる

即時型アレルギーを引き起こす食物の大半が、アナフィラキシーを引き起こす可能性があります。原因のイメージではピーナッツや蕎麦が多いという感じですが、実際に多いのは鶏卵

これは食物アレルギーの全体で、約3分の1を占めています。もちろん極稀にバナナアレルギーにより、アナフィラキシーが起こることがあります。

 

| 3.食物依存性運動誘発アナフィラキシー、運動などで誘発

同じ食べ物が原因でアナフィラキシーが起こる場合、個人間に隔たりがあり、加工品を少し摂取しただけでアナフィラキシーショックを起こす人もいれば、反対にたくさん食べたときだけ、症状が起こる人もいます。

運動などに誘発されることもあるのが、「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」。特定の食べ物を摂取後に、運動をした時にだけ起こるもの。この場合、運動しただけだったり、食べただけの場合は症状がありません。

 

| 4.バナナアレルギーを知ってもらうことが、自分の身を守る

即時型アレルギー症状の一つであるアナフィラキシーへの対処法は、原因となるものを食べないということが重要。食物と関わる機会があれば、学校や職場、ホテルやレストラン、訪問先や幼稚園など、何処でアナフィラキシーが発生しても不思議はありません。

なので食物アレルギーがあるということを、周囲の人に伝えることが大切。人に知ってもらうことが、自分の身を守ることになります。知られるのが嫌だと思わずに、バナナアレルギーをどんどんと周知します。

 

| 5.アドレナリン自己注射液、ペンタイプの注射薬で1回のみ

不幸にしてアナフィラキシーが発生した場合、その症状を抑制する薬が必要となります。アナフィラキシー状態を緩和する薬としては、最初に選ばれるのはアドレナリンの筋肉注射。速効性が大きく効果も高いとされています。

このほかに蕁麻疹や痒み、鼻水を抑えるため抗アレルギー薬など、飲み薬を一緒に使う場合もあります。ほかに世界中に広がっているのが、アドレナリン自己注射液(エピペンR)。

ペンタイプの注射薬で1回のみ使用となっています。症状がでている本人のほか、学校現場などでも普段からの練習が求められています。

先ずは身体環境を整える。

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まとめ

花粉症と関係が強い果物アレルギー。ここでは、バナナのアレルギーは赤ちゃんも要注意、その場の見分け方と対処方法を紹介しました。いざという時に、ぜひお役立てください。