デートの食事も心配なし、明日に向けて始めたい会食恐怖症の克服法



私たちの日常生活において、なくてはならないものが日々の食事。ただ中には誰かと一緒に食事することで、強い緊張感や不安感を抱く会食恐怖症の人もいます。基本的に食事の一番の目的は栄養を摂取すること。

人間も生物なので、エネルギーを取り入れなければ生きていくことができません。ただ人間の食事には、もう一つの側面があります。それは誰かとランチを食べてのコミュニケーション的な場所だったり、食卓を家族で囲む時間がリラックスタイムというようなこと。

しかし、こうした状況を苦痛に感じてしまう、会食恐怖症に落ち入った人たちがいるのも事実です。社交不安症(SAD)の一部と考えられていますが、徐々に人との会食場面を回避するようになり、対人関係をはじめ社会生活や日常生活でも支障がきたすことがあります。

ここでは、デートの食事も心配なし、明日に向けて始めたい会食恐怖症の克服法を紹介しています。

 

 

 

 


見たところ同じ症状の傾向も、会食恐怖症の3つのシーン別パターン


 

| 1.相手に失礼、評価を気にすることに繋がり不安感が増大

始めは対人恐怖からくるもの。音を立てて食事をしてしまうほか、食事をこぼしてしまうなどマナーが悪いことで、不快な思いを相手にさせてしまうのではないかと恐れてしまう状態。また、お腹が一杯で残さず食べることができないことも気に病みます。

結果として、相手に失礼な奴と変に思われることや、評価を気にすることに繋がり不安感が増大。これが人前で食事するときの社交不安障害の一つ。

 

| 2.物理的な束縛も、そこに食事という人間関係が加わること

広場恐怖症ともされるパニック症によるもの。広い場所での食事はもちろん、閉ざされた所の食事も含まれる症状です。これは食事の最中、自分の体調がもし悪くなった場合、すぐに中座することが失礼に当たるのではないかと感じる状態も含まれます。

物理的な束縛もそうですが、そこに食事という人間関係が加わることで、逃げ出しづらい状態が不安感を増大。

 

| 3.嘔吐恐怖も不安症の一つ、相手が吐くことを怖がる事例も

嘔吐恐怖によるものもあります。、これは嘔吐に対し、強い緊張感や不安感を抱くもの。自分が吐いてしまうことに恐怖を感じ、充分に食事ができなくなります。そのため嘔吐を連想させるような食事場面を避けるようになります。

このため仕事や対人関係といった、社会生活全般に影響が出ることも。この嘔吐恐怖も不安症の一つなので、相手が吐くことを考え怖がる事例もあります。

 

 


会食恐怖症から見えるその症状と、発症の大きな切っ掛けになったもの


 

| 1.周囲の人から見てわかる兆候は、血の気が引いて顔面蒼白

誰と一緒の食事を摂るのかで個々に違ってきますが、症状としては吐き気やめまいをはじめ、動悸や発汗、震えが出たりもします。またご飯を食べたいという気持ちはあるものの、食べ物が飲み込めない嚥下障害に陥ることも。

周囲の人から見てわかる兆候としては、血の気が引いて顔面蒼白になったり、小さな子どもに多いのはおならやゲップをよくすること。緊張した場合は無意識に空気を多く吸うので、体外に出そうとするためです。あとは、黙り込んでしまう緘黙(かんもく)も症状の一つ。

 

| 2.学校給食での給食ハラスメントとも呼べる、完食の強要

発症の切っ掛けとなっているのは、大半が家庭や学校の完食指導という驚き。6割ほどが子供時代の完食指導のトラウマ体験からとされています。小学生の頃を振り返ると、給食を食べ終わるまで居残りさせられていたなど。

現在で言えば、学校給食での給食ハラスメントとも呼べる、完食の強要が大きな引き金になっています。残りの4割を見ると、胃腸の不調が原因で、会食の際に気持ち悪くなることだったり、嘔吐に対しての恐怖感が要因。

またパニック障害を持つ人が、人前でパニックを引き起こして迷惑をかけたくない、そんな理由から発症したりもします。

 

| 3.私語禁止時間、もういらないとは言えない状況から不登校

学校給食には、私語禁止時間を設定している学校も多くあります。給食を時間内に食べられるようにということですが、これも時とところにより給食ハラスメントにも。

例をあげると、もともと給食好きな小学生の男子の場合、ある日から食器が空になると、先生が勝手にお替りをするようになりました。私語禁止で、もういらないとは言えない状況。それが引き金で給食嫌いになり、不登校になってしまったという事例もあります。

 

 

 

 


会食恐怖症の病状が見られたとき、克服に対して心がける注意ポイント


 

| 1.別に残しても良い、わざと人前で残す練習も非常に重要

正しい順番を踏んで会食の練習をすること。会食恐怖症を乗り越えていくためには、現実的に会食の場面をこなす練習が必要になります。このとき肝腎なのは会食に適応することではなく、誤った考え方を改めていくための行動。

例を示すと、残したらどうすると思う人は、その考え方がさらに自分のプレッシャーになり、緊張から食事ができなくなります。なので、別に残しても良いと思えるよう、わざと人前で残す練習をすることも非常に重要なこと。

 

| 2.最重要ポイントは、前向きな考え方を身につけることに

もう一段先に進みたいのが、前向きな考えを身につけるということ。目の前で同じことが発生しても、どう解釈するかは個人的な問題。苦手な会食にチャレンジし、気持ち悪くなってしまった場合。

このとき、気持ち悪くはなったけど、不得手な会食の訓練ができて良かったとするのか、会食したので気分が悪くなり最悪だと思うかは、考え方次第で心理状況も大きく変化します。

最重要ポイントは、前向きな考え方を身につけること。

 

| 3.普段の習慣や意識を変更、会食恐怖症を抑えることが可能

会食時以外の普段の日常生活を整えるということ。日々の生活を心穏やかに、快適な気分で過ごせているかどうかということになります。これが出来ているかどうかで、会食恐怖症の病状のコンディションが変わってきます。

普段の習慣や意識を改めることで、相当程度について会食恐怖症を抑えることが可能です。

 

 

 


仲の良いカップルを目指したい、現実的にデートしたときの対処方法


 

| 1.付き合い始めの頃は食事を気にしないことも大事なこと

知り合って間もないときの対処法としては、病院に行き薬を処方して貰うという方法。また、ランチなどの食事ではなく、飲みに行くというのも、食べる事のハードルが下がるので良い対処の仕方です。

デートの前に体調不良を起こさないように注意します。付き合い始めの頃は食事を気にしないことも大事なこと。

 

| 2.食べられないということを、正直に打ち明けることが重要

会食恐怖症は病院では不安障害の一つと診断されますが、デートを考えた際に悩む人もいるもの。会食恐怖症の人にとっては、デートは一番の悩みの種とも言えるかも知れません。何故ならデートに食事は付きものだから。

2人が慣れてきた時の根本的な対処法としては、あまり食べられないということを、正直に打ち明けることが重要。長く付き合っていこうと思えば、早いほど効果が上がります。不安はありますが、愛が上回ることを信じること。

 

| 3.相手が会食恐怖症、デートのときに無理しないと声がけ

打ち明けたあとのデートでは、最初から残すつもりで食事することが大事。会食への不安感や食べられないことを受容し、他のことに注意を向けます。会食の際、どれだけ食べられるかなどと考えるのではなく、会話を充分に楽しむようにします。

また相手が会食恐怖症を抱えているを知った場合、デートのときに無理して食べなくて大丈夫と声がけします。小さなことから順番に階段を上がっていくのがポイント。

 

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まとめ

なくてはならないものが日々の食事です。ここでは、デートの食事も心配なし、明日に向けて始めたい会食恐怖症の克服法を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。

 

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