本質を見る目を育てることから出発、知っておきたい責任感を持つ方法



責任感がないと扱き下ろされる人もいれば、責任感が強いと高い評価を得ている人もいるもの。責任感とは取り組むべき自身の仕事を、終わらせるまで全うすること。

責任感が強い人というのは、仕事をきちんとこなすので、周囲からの評判も高いイメージがあります。そういうことで、責任感がない人とされるよりは、責任感が強い人でいたいと誰もが思うもの。

ただ立ち止まって考えたいのが、責任感が強いのが完全に良いことなのかということ。例をあげると、悪い仕事を頼まれ、それを責任感で実践してしたら、それは良くないもの。自ら成すべき仕事を見極めなければ、大きな間違いをすることになります。

これは責任感を持つよりも前に、物事の本質を見極める目を養うことが重要ということ。ここでは本質を見る目を育てることから出発、知っておきたい責任感を持つ方法を紹介しています。

 

 

 


責任感が強いとされる人、一般的にみられる良いところと悪いところ


 

| 1.自分自身を制御できない、周囲に流され責任を果たせない

自分に厳しいということ。責任感が強い人は、自分に向かって厳しく対処することができます。自分に甘い思いが出てしまうと、どうしても仕事を継続できなかったり、目の前のすべきことを後回しにしてしまいがち。

責任感が強いとされる人は、自分を自分で管理することができています。自分自身を制御できないと、周囲に流されたり、自分を可愛がって責任を果たせなくなります。

 

| 2.客観的に現実を見る目、正しく目の前の状況を判断し分析

約束を守るということ。責任感が強い人は、自分で言った約束を守ります。またできない約束は始めからしません。客観的に現実を見る目を持っているので、正しく目の前の状況を判断し分析できます。なので、出来ない約束はしないで、いつも高い視点から把握することに熟達しています。

 

| 3.できなかったことを他人に責任転嫁せず、自ら責任を取る

言い訳をしないことも長所の一つ。いくら責任感が強いといっても、現実的に物事を達成できるかどうかは別問題。なので責任感が強い人でも、稀には結果として守れなかった約束も出てきます。

そんな時に大事なのは、できなかったことを他人に責任転嫁せず、自ら責任を取るということ。真に責任感がある人は、下手に言い繕うことをせず、自分を守ろうとしない人です。

 

| 4.努力を積み上げていけるから、義務を果たすことができる

非常な努力家である一面があること。責任感が強い人は自らのすべき事案に対し、何が起きようと必ず成し遂げるという意思で取り組みます。しかし実際に実践していくと、数々のトラブルに見舞われるもの。

そんな時にも責任感が強い人は動じず、努力を積み上げていけるからこそ、義務を果たすことができます。

 

| 5.臨機応変に創意工夫、いかに着地点に到達できるかが焦点

責任感が強い人間は工夫できるということ。もしトラブルに遭遇し仕事を続けることが困難な場合、責任感がなければ投げ出すことも多いもの。責任感が強いとされる人はそんなシーンになっても、何か別の方法を探してみたり、代替案を模索しようとします。

どうにかして目的達成に結び付け、自分の責任を完遂しようと考えます。これは最終的な着地点に、いかに到達できるかに焦点を合わせているので、自分のやり方に拘ることなく、臨機応変に創意工夫するもの。

 

| 6.他の人たちの気持ちなども考えず、物事を独善的に進める

その悪い面、自らに厳しく責任感が強いということは、必然的に他人にも厳格になってしまいます。例をあげると、グループリーダーに責任感が強い人がなった場合、持ち前の責任感を発揮し、目標達成に邁進します。

行き過ぎれば、他の人たちの気持ちなども考えることなく、物事を独善的に進めようとすることにもなります。これではグループの調和も乱れ、目標達成も困難になってしまうもの。長所も多い責任感の強さですが、短所の面も存在しています。

 

 

 

 


これからの人生を過ごす上で役立つ、知っておきたい責任感を持つ方法


 

| 1.大事な人が助けを求めれば優先、その後で自分自身のこと

自分のことより他の人を優先するということ。家族や友人にペットなどが側にいる場合、責任感を持つということは自身のことより、その人たちを優先するということ。これは自分のことは置いておくという意味ではありません。

大事な人が助けを求めていればそちらを優先、その後で自分自身のことを行うということ。他の人を優先にするため、先ず必要性と自分の欲求を区別することから始める必要があります。

 

| 2.責任を充分に持つ、すべきことを自ら探し出し行動に移す

頼まれなくていなくても、自ら行動を起こすこと。頼まれたことをするのも責任ある行動ですが、自分だけのみならず周囲の人への気遣いを見せるには、頼まれるよりに行動を起こすことがポイント。

すべきことを自ら探し出し行動に移すこと、それが責任を充分に果たしていることになります。例をあげると何かに気づいた際、誰かが言ってくるのを待つのではなく、率先して自身が処理するようにします。

 

| 3.人との約束を守り、自身で決定したことを完遂すること

筋道を通すということ。無責任に振舞ったり責任を持ったりと、自らの態度に軸がなければ何の意味もありません。責任感を育てたいのであれば、自分に合った事柄を見つけてそれを習慣化します。

例をあげると、1日1時間でも目的について勉強し毎日続けるようなこと。筋道を通すということは、人との約束を守り、自身で決定したことを完遂するという意味もあります。

 

| 4.問題解決ではなく相手を批判、個人攻撃は何の意味もない

批判するのではなく、解決策を探すこと。トラブルは人間関係には切り離せないもの。相手を批判するのではなく、解決する方策を見つけるようにすることが大切。責任感のある人であれば、誰かに対して責任追及をしないで、解決する方策を探します。

例をあげると、度々勘違いが発生し、それが誘因で喧嘩になった場合。相手を批判せず、お互いに再確認することで、話し合って改善する道を一緒に考えます。問題解決ではなく相手を批判する、個人攻撃は何の意味もありません。

 

| 5.話を続ける前に間を、落ち着く時間が必要と相手に伝える

意見を述べる以前に、考えて相手を気遣うこと。自分が言うことに責任を持たない人間は、すぐに頭に浮かんだことを口にしたり、相手を罵ったりするもの。言葉を口にする前に、一旦腰を落ち着けて考える癖をつけます。

激しい怒りに発言を制御できないと感じるときは、頭の中で数を数えながら、深呼吸をするなど落ち着きます。話を続ける前に間をおいて、意味のないことを口走りたくない、落ち着く時間が必要と相手に伝えるのも方法。

 

 

 


覚えておきたい、責任感を自分の強みとして自己prする場合の留意点


 

| 1.面接担当者には義務と受け取るのが、責任感のエピソード

面接などでは責任感を、自分の強みとしてアピールしたい学生も多くいます。これは仕事に責任を持ち取り組むことが、社会人にとって不可欠の能力であるため。しかし、無計画に責任感をアピールしても、面接担当者には伝わるものではありません。

これは、責任感を表すエピソードとした内容が、面接担当者には当たり前の義務と受け取られるため。例をあげると、新聞を配ることは新聞配達では当然の義務。責任感を持ち新聞を配達した、そんな意味には伝わりません。

 

| 2.最後まで頑張ったことが、責任感があるとは言えないこと

責任感を勘違いしているということ。努力したことや頑張ったことを、責任感という風に勘違いしている人が非常に多くいます。注意すべきなのは多くの場合、最後まで頑張ったこと自体が、責任感があるとは言えないということ。

社会人では何等かの成果を出したり、期待した目標には到達できなくても、最終結果を意識しながら取り組むことが、責任感がある態度と評価されます。

 

| 3.言葉を言い換えたり表現のバリエーションを広げること

多くのアピールを聞いている面接担当者は、またかと思うことも多いもの。自己prでそんな時に使いたいのが、言葉を言い換えたり表現のバリエーションを広げること。いつもと違う、少しひねりを入れた表現方法を使用することも大切。

例をあげると、困難な状況だったが最後まで役目と思いやり遂げたや、どんなことに大しても当事者意識をもって事に当たったなど。さまざまな責任感のアピールポイントがあるので、色々考えて面接に備えます。

 

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まとめ

責任感がないと酷評される人もいるもの。ここでは、本質を見る目を育てることから出発、知っておきたい責任感を持つ方法を紹介しました。いろいろな折に、ぜひお役立てください。

 

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