取り柄がないのは辛いもの、その心理と特徴を掴みプラス面を探す方法



自ら誇りが持てる取り柄がないと、自分に自信がなくなり落ち込むことも多いもの。本来の取り柄がないの意味から言えば、他者と比較して値打ちがあるところや、格別に役に立つ点がないということ。

取り柄のない人や取り柄がない女などと呼ばれれば、注目するべきところがなく長所もない、ある意味では蔑称に近いものがあります。それでも自分は何一つ取り柄がない人間だと思う人は、僅かな数では必ずしもありません。

そもそも、自身に取り柄がないと感じる理由は、他者が力を発揮しているのを目にした時などに多く、そのコンプレックスから。マイナス思考に陥ることもあり、社会的に生きづらさも感じることになります。

ここでは、取り柄がないのは辛いもの、その心理と特徴を掴みプラス面を探す方法を紹介。飛び抜けた何かがなくても、社会で活躍することは充分可能です。

 

 

 


さまざまなシーンで悪影響、取り柄がないと自分自身で思う人の心理面


 

| 1.素晴らしい業績、自分は大したことがないと卑下する心理

他の人を凌駕するスキルが、自分自身にはないと思っているということ。これは取り柄ということが、誰しも驚く素晴らしい業績やノウハウと捉えているため。なので取り柄がないと感じると、自分は大したことがないと卑下する心理になります。

本来誰でも、何かしら輝くものや秀でたものがあるはずですが、それを受けいれることなく取り柄がない人物だとしています。

 

| 2.自らが判らない、取柄や長所を探し出すのは期待できない

自分のことを客観的な立場から見ることができないという心理。これは特技や長所が何なのかということが、自分で正直わからないということ。周囲の人たちの特技や長所には気が付きますが、自らのことになると丸っ切り思い浮かばないという人もいます。

自分を第三者の目で見ることができないので、例え周囲の人たちが長所と認めてくれていても、その評価を素直に受け入れることができません。どういう風な人間か自らが分らなければ、持ち味や取柄を探し出すのは期待できません。

 

| 3.期待を周りから掛けられるのを回避、能力を低く見せて

慎み深さの意味で、自分に取り柄がないと言っているということ。決して本心では思ってなくても、言い訳のように取り柄がないと周りに言う人がいるもの。

これは、自身の能力を低く見せておくことで、過度な期待を周りから掛けられるのを回避している場合。女性にあるケースでは謙遜しているだけで、そうではないと持ち上げて貰いたいという心理も見えます。

 

 

 


自分の長所をなかなか探し出せず、取り柄がないと感じている人の特徴


 

| 1.優れたところではなく、劣っているところが気に掛かる

長所よりも欠点に目が向きがちなタイプ。人間の能力はさまざまあり、どんなに完全無欠に見える人でも劣る部分や苦手なところがあるもの。反対にどんな人でも何かしら優れた点を持っています。

取り柄がないと考える人は、男性でも女性でも否定的に思う傾向があり、自らの取柄よりもウィークポイントを意識。優れたところではなく、劣っているところが気に掛かるので、長所に気がつくことなく辛い思いをします。

 

| 2.自分を過小評価する癖、仕事に疑問を持たず取り組めない

自身に対してコンプレックスや劣等感を持っているということ。なので自らの評価が極端に低い傾向にあります。特に親が過保護であった男性や、親に厳しく育て上げられた女性に多い傾向。

自分に自信を失くしているため、たとえ良い所があっても自分で高い評価はできません。自分を過小評価する癖がついているので、仕事などにも疑問を持たず取り組むことができません。

 

| 3.周囲と比べる癖がある、比較しやすいものばかりで判断

周りの人と比較する癖があるということ。取り柄の種類の中には人生経験や性格的なものなど、他者と比較することが難しく、あながち優劣をつけられないものも少なくありません。

しかし、周囲と比べる癖がある人は、スキルや学歴など比較しやすいものばかりで判断してしまう傾向。また女性のケースでは容姿もポイントで、劣等感を抱きやすくなっています。

 

| 4.自己肯定感が低いタイプ、取り柄自体を見逃しがちに

自らに自信がなく、自己肯定感が低いということ。本当は評価できるポイントを多く持っている人でも、自身にプライドがない場合、認めることができないもの。取り柄などないと思うのは、低い自己肯定感や自信のなさの表れです。

このような自己肯定感が低いタイプには、大きな挫折を過去に味わった人や、親が過保護で駄目出しされることが度々あったという人が少なくありません。なので、取り柄自体を見逃しがちに。

 

| 5.一般的に優れていても、完全主義者の人は取り柄がない

完全主義者で、取り柄に対して意識が高過ぎるということ。例をあげると、ピアノを習っていた人の場合。多くいる中で音大に進学できる腕前の人は一握りで、さらにプロのピアニストは極めて一部の人のみ。

一般的に見ると充分優れていても、完全主義者の人にとっては取り柄がないと感じてしまいます。プロのピアニストと比べるほど意識が高いと、取り柄とは呼べないもの。

 

 

 


見方によってはプラス面になり得る、取り柄がないを脱出する対応策


 

| 1.小まめな成功体験を積み重ねていくこと、自己評価が上昇

小さな成功体験を積み重ねて、自分に自信をつけるということ。どんなに偉大な業績を残している人でも、最初から手にしていたわけではありません。着実に努力を続け、結果を出してきたことが、結果として大きな成果となっているもの。

目標を大きく掲げることも大事ですが、小まめな成功体験を積み重ねていくことで、自己評価が上昇します。小さなものでも達成することで自信が付き、次なる目標達成への原動力になります。

 

| 2.自分の優れた点は何なのか、改めて訪ねてみるのも方法

親しい友人や職場の人などに、自身の長所を聞いてみるということ。周囲の人の長所は判るのに、自らのことになると、何が取り柄か全然分からないという人もいるもの。

自分のことは己が一番知ってると思いますが、至らないところや欠点ばかりに気を取られ、自分の良いことを客観的に見ることができないからです。なので、自分の優れた点は何なのか、改めて訪ねてみるのも一つの方法です。

 

| 3.好きな事柄なら楽しく取り組め、取り柄を見つける近道に

自分の好きな事柄を探し出し、努力を重ねるということ。自分が本当に好きな事柄なら、努力を惜しむことなく情熱を持って取り組めるので、明確に上達が早くなるもの。

自分の取り柄が判らないという人は、先ずはどんなことが好きなのかを探ることがポイント。好きな事柄が判明したら、努力を積み重ねます。本当に好きな事柄なら楽しく取り組め、取り柄を見つける近道になります。

 

| 4.新しく趣味や講座、初心者でも気軽にスタートできる機会

好きな事柄がなかなか見つからない場合、新しく趣味や講座などを始めてみるということ。何をやっても無駄だと思ったり、この年から始めても上達しないなど、チャレンジする前から引っ込み思案になりがち。

社会人のスポーツサークルや市民講座など、初心者でも気軽にスタートできる機会は意外と数多くあります。自分が判らなかった新しい能力や興味を、発見することができるかも知れません。

 

| 5.前向きな人と共に過ごす、プラス思考で物事に取り組める

目標を持ち前向きに生きる人と行動を共にし、プラス思考を学ぶということ。どんな時も前向きで一緒にいると、何故か元気が出たり、楽しく感じる人がいるもの。そうした人と一緒に過ごす時間を多く取るという方法。

自分には取り柄がないと感じる人は、ネガティブな思考に陥ることが多いものです。前向きな人と一緒に過ごすことで、段々とプラス思考で物事に取り組めるようになります。

 

 

 


取り柄がないと自覚している人は心掛けたい、3つの具体的な対処方法


 

| 1.エキスパートに専門的な話を聞く、さほど時間は要らない

エキスパートと呼ばれる人から、深く話を聞けるようにすること。専門的な知識を持つ特別な人や、幅広い知識を組み合わせる力はとても有意義なもの。そのためには、先ずエキスパートからその専門性を引っ張り出すことが出来るようにならないといけません。

自身が同じ分野の専門家になるには、何万時間もの時間をかける必要がありますが、エキスパートに専門的な話を聞くならそれほど時間はかかりません。入門書を読んで講演を聞き質問をしたり、後日詳しい話を聞く時間を作ることで、幅広い分野において専門的な情報収集が上手くできるようになるもの。

 

| 2.仕事を継続するにも、それなりの創意工夫と努力が必要

一つ一つの仕事に対し、意味付けをできるようにすること。仕事を楽しんで、面白くしようとする意味付け力は、職場内で高く評価されるもの。厚生労働省の統計によれば、新卒で入社の離職率は3年間で、約3割程度に上ります。

結果として、仕事を継続するにもそれなりの創意工夫と努力が必要とされ、できる人が評価されることに。個人的にも、会議で説得するための話し方を変えてみたり、効果的な資料作成をするため何度もやり直したりが大事になります。

 

| 3.オールラウンドプレーヤーは、どんな組織でも能力を発揮

調整役として、マネジメント能力を身につけるということ。現実に組織を横切って、分野の壁を超えて組み合わせるには、それぞれのエキスパートがどんな役割や業務を担っているのかを理解した上で、間に入り調整を行う必要があります。

個々に対応した応じたマネジメント能力や、モチベーションの維持戦略を身に付けておけば、オールラウンドプレーヤーとして、どんな組織でも能力を発揮することが可能です。

 

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まとめ

自信がなくて落ち込むこともあるもの。ここでは、取り柄がないのは辛いもの、その心理と特徴を掴みプラス面を探す方法を紹介しました。その機会に、ぜひお役立てください。

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