シーン別の苛立ちの原因を知り、日常生活の不信感を乗り越える方法



嘘を度々つかれたり、裏切にあったりすると、不信感を覚えるもの。募らせることで人間関係も上手くいかなくなり、苦悩することも珍しくありません。大事な約束を破られたり、よく知っているつもりの人に騙されたり、不信感が芽生える要因はさまざま。

ただ他人に対して疑いを差し挟むのは、あまり心地ちが良いものではありません。不信感が募ってくると、最終的には人間不信に陥ることも考えられます。また昂じてくると、誰かが話しているのを見て、自分のことを話しているのではと、根拠なく不安を抱くようになってしまいます。

他の人の言葉や行動に対して、敏感に反応しネガティブ思考が定着。ここでは、シーン別の苛立ちの原因を知ること、日常生活の不信感を乗り越える方法を紹介しています。

 

 

 


不信感が芽生えるシーンはさまざま、状況に分けて考えたい原因と関係


 

| 1.セクハラやパワハラまがいのことをしている上司、疑念が

職場では上司に対して、不信感が募るのも珍しくありません。チームでしているプロジェクトなのに、特定の人だけ仕事量が甚だしくに多いなど、こんなことが繰り返されると不信感が芽生え、上司と建設的な信頼関係を築くことは困難になります。

また、さりげなく女性の肩を触ったり、度々飲みに誘ったりなどセクハラやパワハラまがいのことをしている上司にも、疑念を感じずにはいられません。一度だけのことなら対応は考えなくてもいいですが、幾度も繰り返されるときは外部機関へ相談を考えます。

 

| 2.いつも誰かの悪口を喋っている、自分のことを言っている

友人や仲間の人たちに不信感を感じてしまうこともあります。同じグループで行動する際、連絡を自分だけ貰えなかったり、いつも誰かの悪口を言っているという人がいる場合、不信感を募らせやすいもの。

グループの人数が多過ぎれば連絡を忘れることもありますが、それが複数回あると嫌われてるのではと不安感が頭をもたげます。いつも誰かの悪口を喋っている人には、きっと自分のことを言っていると不信感が沸き立ちます。

 

| 3.専門家と違う患者、治ることがそのまま信頼感に繋がる

病院の医師に対して、不信感を持つという人も少なくないもの。何か月も通っているのに全然良くならないや、何時間も待ったのに話をしたのはほんの数分、そんな体験をした人は病院や医師に不信感を抱いてしまいます。

専門家と違う患者からすると、治ることがそのまま信頼感に繋がります。なので、いつになっても治らないときは、本当にこの先生で良いのか不安に。

また、症状を正確に教えて貰えなかったり、薬の説明なども専門用語が多く難しすぎて解らなかったりすると、不信感の原因になります。

 

| 4.恋愛の相手、甚だしい関係性であれば不信感を感じやすい

これも多いのが、恋愛関係の相手に不信感を持つケース。男性であれば彼女の束縛が厳しすぎるや、女性であれば全然彼氏が連絡してくれないなど、こんな甚だしい関係性であれば不信感を感じやすいもの。

束縛が厳しすぎる相手は、自らが浮気心を持っているためパートナー縛りつけようとする傾向が高くなっています。それを判るなら、この人浮気したいのかなとなりますし、連絡がないのは興味が無いとなり、関係悪化につながります。

 

| 5.些細な違和感を感じる、積もることになり不信感へと変化

子供を持つ人にとって大事な場所である幼稚園や保育園で、不信感を募らせてしまうこともあります。
ハロウィンや夏祭りなどのイベントの際、徴収される金銭の収支報告が雑だったり、見学時に聞いた園の方針と現実のカリキュラムがまったく違うなど、

些細な違和感を度々感じてしまうと、積もりに積もることになり不信感へと変化。最近は何か意見を保護者がすると、モンスターペアレンツとなってしまいますが、不信感は早めに取り除きたいもの。

 

 

 


払拭したいのは人間関係内、知っておきたい不信感を乗り越える対処法


 

| 1.重要な案件なら、ちゃんと場所をセッティングし話し合う

不信感を払拭するのには、気持ちが晴れるまで話し合うのも効き目があります。抱いたままでは精神的ストレスも非常に大きなものになりますし、他の余分なことにも気を取られ、仕事の効率が低下する可能性もあります。

重要な案件であれば、ちゃんと場所をセッティングし話し合うのが大切。不信感の情報源が会社での上司の場合、もう少し情報を集め、ほかにも意義を申し立てたい参加者がいないか調べます。コンプライアンス的なものもあり、1人の意見では無理でも、大勢の意見になると対応してくれるもの。

 

| 2.人間は機嫌が良い時にプラス反応を返しやすくなる

話し合いをする際は、なるべく相手の機嫌のいい時を狙ってするようにします。これは心理学でいう、気分一致効果という現象を利用したものです。この効果は、人間は機嫌が良い時にプラス反応を返しやすくなるというもの。

例をあげると、家庭内では月曜日の朝は避け、金曜日の夜間に話し合いを持ちかけるというようなことです。金曜日の夜なら、明日が休日ということもあり機嫌が良いはず。他方、月曜日の朝となると休み明けで、機嫌が悪い可能性が大。

 

| 3.様子を伺い頭を冷やす、不信感を抱く根拠を冷静に判断

不信感を乗り越えるためには、ひとまず様子を伺うこともポイント。不信感が強くなると、信じられないという感情が大きくなってしまい、喧嘩するまで発展してしまうこともあります。これでは何故不信感を感じるのか、明白に相手に益々伝わりません。

なので、一旦距離を置き、気持ちを静めるようにします。様子を伺い頭を冷やすことで、不信感を抱いている根拠が冷静に判断できますし、打開策や改善策を提案する余裕も出てきます。

 

| 4.基準を明白にに設定、心の中に余裕が生まれ不信感も減少

限界設定という方法を利用するのも対処法の一つ。相手に対して我慢が続いてしまうと、段々と不信感が増していってしまいます。そこで、ここまでは対応するけど、それ以上は対応しないという区切りである限界設定を設けます。

この基準を明白に設定しておくことで、心の中に余裕が生まれ、周りに対する不信感も減少するもの。

 

| 5.心理学でアサーティブ、自分も相手も大丈夫という態度

話し合いをするときには、建設的な気持ちでとらえることが重要。自らも他者も尊重する姿勢で臨むことが大事で、これは心理学でアサーティブとされるもの。

自分も相手も大丈夫という態度を守ることで、相手の言い分もじっくり聞き、自分の気持ちを正確に伝えることができます。また話し相手と同程度、自身も尊重されて良いと思うことで、自己主張も段々としやすくなります。

 

 

 


不信感を抱く背景は生存本能?明日に向かって勇気をもたらす名言3つ


 

| 1.不機嫌にしていること、不信感に繋がるのかも知れません

「人間の最も大きな罪は不機嫌である。」

これはドイツの詩人、ゲーテの言葉。確かに不機嫌にしていることが、不信感に繋がるのかも知れません。機嫌よく過ごしたいところですね。

 

| 2.恥ずかしい思いをさせる、不信感が芽生えることにもなる

「あなたにとって最も人間的なこと。それは、誰に対しても恥ずかしい思いをさせないことである。」

これはドイツの哲学、ニーチェの言葉。人に恥ずかしい思いをさせることが続いてしまうと、不信感が芽生えることにもなりがちですね。

 

| 3.自分から垣根を作っていては、不信感から逃れられない

「垣根は相手が作っているのではなく、自分が作っている。」

これは古代ギリシアの哲学者、アリストテレスの言葉。確かに自分から垣根を作っていては、不信感から逃れられないものかも知れません。

 

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まとめ

不信感が芽生える要因はさまざまなもの、ここでは、シーン別の苛立ちの原因を知り、日常生活の不信感を乗り越える方法を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。

 

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