南海トラフ地震の予言は的中する?嘘か本当か分からないオヤジ的考察


話題のトピックに昇ることの中に、南海トラフ地震に対する予言があるもの。何時とかいつなど、予言日を特定している予言者もいます。

地震を予知して予言に繋げるということは、地震の起こる日時をはじめ場所に大きさの3つの要素を高精度予測することに他なりません。

現在の科学的知見からして、そうした高確度の地震予測は困難とされていて、、一般的に日時と場所を特定した地震の予言情報はオヤジ的な第一印象でもデマと考えられます。

但し、日本は地震国で起こらない場所などないと口にしても過言ではなく、日頃から地震に対する備えは万全にしておくことが重要になります。

南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会という組織からも、地震は唐突にやって来るものという声明が出ていることに疑いは挟めません。

地震予知は非常に難しいという一方で、社会的には一般に可能だと考える人も多く、地震学者が考える数字との間に大きなギャップがあり、様ざまな予言が表れることになっています。

ここでは、南海トラフ地震の予言は的中する?嘘か本当か分からないオヤジ的考察を紹介しています。

 

 

 


南海トラフ地震には予言時間もあるもの、覚えておきたいその現状認識


 

| 1.繰り返し発生している、そうした状況が判明していると

南海トラフ地震の発生時の予測といったこと。南海トラフ地震は、およそ100-150年の間隔で繰り返し発生している、そうした状況が判明しているというもの。

但し、その発生時の間隔は非常に不規則で、震源域の広がり方も多様なことが知れ渡っていて、地震発生時間及び場所やその規模を予測することは困難とされています。

一方で南海トラフ沿いに発生した大規模地震である1854年安政南海地震では、同年に安政東海地震が、1944年の昭和東南海地震は2年後の1946年に昭和南海地震も起こっています。

結果的に、南海トラフに沿い大規模地震が発生したときは、残りのエリアの地震発生の可能性も、相対的に通常時に比べ高まることが予想されています。

 

| 2.そんなものへの感知力が人間に比べて特別に優れている

動植物などの予知の見込みがあるのかといったこと。動植物は振動をはじめとして電磁波に音や匂いなど、そんなものへの感知力が人間に比べて特別に優れているというもの。

地震は地中の広いエリアで徐々に岩盤変形があったり地下水位が動くなど、非常に大規模となるエネルギーの集中や解放を伴っています。

地震発生前には極微弱な特異な音をはじめとして電磁波や匂いなどが、その周りの地質や大気などに現れるので、動植物がそれを感知する可能性もあるのかも知れません。

但し、動植物は地震以外の原因によっても普段と違った反応をすることもあり、地震前の異常行動や反応をする根拠は科学的に説明できていません。

 

| 3.発生する現象なので、両者はまったく別の次元の事象と

地震雲による予測といったこと。雲というのはあくまで大気現象であり、地震は大地に発生する現象なので、両者はまったく別の次元の事象というもの。

大気は地形の影響を受けることがあるものの、体系的に地震雲は説明できておらず、どんな雲で地震とはどういった関連で現れるのか、科学的根拠が示されていない状況です。

雲は上空にある気流や太陽の光などにより、珍しい形や色に見えるケースがありますが、そもそも夜間となれば正確な形状を正確に確認することができません。

地震国の日本で一定の頻度で発生する地震と形が変わった雲、そうした全く関係がない2つの現象が、見かけ上で予言に繋がることがあると推測されます。

 

| 4.前提となっている地震発生の怖れが高い情報というもの

南海トラフ近くの他地震との関連といったこと。これまでに出ている東海地震予知情報は、2-3日以内が前提となっている地震発生の怖れが高い情報というもの。

南海トラフ沿いでは様々な観測が行われ、異常な数値が計測された時には、南海トラフ地震臨時情報が必ず発表されることとなっています。

南海トラフ地震に関係する情報は、普段と比較して南海トラフ沿いで大規模地震発生の可能性、そうしたことが比較的高まっていると判断された時に発表する情報。

但し、南海トラフ地震発生の前段階では、異常現象が必ずしも観測されるとは限らず、南海トラフ地震臨時情報の発表がなくても起こることがあります。

 

 

 


南海トラフ地震の予言者は数多くいるもの、注意したい予測のプロセス


 

日本地震学会において下記のような予測プロセスのアンケートを行ったという結果があります。

1.地震前には異常現象があるかということ
2.異常現象を観測できるかということ
3.短時間で観測データから異常判定できるかということ
4.即座に社会に向け判定結果を発表できるかということ

 

この調査結果を見てみると、上記の4つの質問のいずれにしても回答の数値幅は広く、地震研究者から見ての統一見解等は得られなかったのが分かります。

1の質問の地震の前段階の異常現象の有無に関してみれば、そんな現象などないという0%から、必ずあるという100%まで回答に大きな幅があります。

2の質問の異常現象の観測ということは、平均で48.4%の人ができるという評価となっているのは見逃せません。

但し、地震予知成功のために異常現象が発生した際は、観測をはじめとして判定を下して発表ができる、こうした事柄を全て成功させなければなりません。

こうした質問での各研究者の評価した予知の確率を整理すれば、平均値で5.8%となり中央値で1.2%と、極めて低い数字になっているのは非常に残念です。

結果として、100回程度の地震予知を試みても、予知情報が発表できるのは5-6回程で、その中で予知が的中になるのは1回程しかなく、発表があっても概ね地震は起こらないということに繋がりかねません。

なので、地震予知に取り組んでいる組織は世間に大きな誤解を与えていたとされて、東日本大震災以降は高確度の予測が困難と、予知前提の災害対策を見直すことになり業務関連の地震予知は終了しています。

 

 

 


南海トラフ地震の予言は的中する?嘘か本当か分からないオヤジ的考察


 

ここまでの経緯を振り返ってみても、地震の予知というのは極めて困難で、いつ発生するのかは神のみぞ知るということになります。

但し、予知できる確率は極めて低いものの皆無ではない、そうしたことを口にして非現実的な予言をする人が世間にいるのも事実です。

地震予知の経緯を全く知らないで、こういった予言に耳を傾ければ、どんどんミスリーディングをされることに繋がりかねません。

更に地震予知ができるという根拠もない期待があれば、発生時には情報が知れ渡ると考えてしまうことに結び付きかねません。

オヤジ的な立場では天気予報の如く、ある確率で的中ができる状況を望みますが、一朝一夕にそのようになるとは考えられません。

結果として、予知や予測もできない地震が予言できるはずはなく、南海トラフ地震の予言についても的中することは考えらないところです。

地震はいつ発生するかは分からないのが当たり前で、住んでいる家を頑丈にするとか、危険なブロック塀などは撤去するなど、地震対策は目の前のできる事柄を積み重ねるしかありません。

南海トラフ地震の予言は当たらなくても、突然発生した時に被害を最小限に抑えられるように、日頃から地震対策をしておくことが現実的対応なのは間違いありません。

 

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まとめ

予言日を特定している予言者もいます。ここでは、南海トラフ地震の予言は的中する?嘘か本当か分からないオヤジ的考察を紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。

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