人生を過ごしていると、恨みが消えないことがあるもの。理不尽な扱いをされたときなど、心も暗くなって納得できない思いで一杯になることにもなりかねません。
親への恨みが消えないという話しや夫への恨みが消えないなど、誰かに酷い仕打ちをされて、不快な思いを我慢し続けた結果でてくる感情です。
恨みというのは攻撃性を帯びている感情で、仕返しをしたくなるのはもちろん、それが叶わない時は身近な誰かに八つ当たりすることにもなりかねません。
但し、実際に攻撃をしてしまった場合、傷付くのは結局は自分自身ということになるので、我が身を考えて守ることも必要になります。
ここでは、恨みが消えないのは将来不安に繋がるもの、気持ちを晴らしていく方策を紹介しています。
恨みが消えないのは将来不安に繋がるもの、気持ちを晴らしていく方策
| 1.文字にすることで気持ちを整理整頓するのが大事になる
悩みをリストアップし心を整理するということ。恨みの感情が少しでも落ち着いてきた場合、文字にすることで気持ちを整理整頓するのが大事になるというもの。
心理学でカタルシス効果と呼ばれるものは、悩みを吐き出すことにより、心が整理整頓され改善されていく、気持ちを晴らしていく方策の一つ。
注意点としては、過去にあった辛い記憶が呼び起され、立ち上がれなくなりそうな感覚がある時は、自分自身と向き合う時期をずらしていくようにします。
| 2.呼ばれるのは、繰り返し幾度も嫌な出来事を思い起こす
反芻(はんすう)をやめるということ。心理学でネガティブ反芻と呼ばれるのは、繰り返し幾度も嫌な出来事を思い起こすというもの。
こういったネガティブ反芻の多い人は、1度の嫌な体験を幾度も自らの頭の中で再体験してしまい、抑うつ感を高めてしまうことにもなりかねません。
心を整理していく時間は、1日の中の決められた時間に限定するのが重要で、メンタルヘルスが悪化している時に無理に向き合う必要はありません。
比較的穏やかで心にゆとりがある時期に反芻をやめるのが、気持ちを晴らしていく方策の一つ。
| 3.行動に移した場合、自分自身を不幸にする可能性がある
自分を大事にする決意を胸に刻むということ。恨みが消えないときの感情はコントロールを間違えて行動に移した場合、自分自身を不幸にする可能性があるというもの。
暴言を吐いたりするのをはじめ、物を壊すなどの物理的な行動にでたりSNSで実名で攻撃をするなど、恨みをそのまま相手に向ければ法律に抵触することにもなりかねません。
こうしたことは一生残ってしまうこともあり、感情をそのまま行動へと移すことから距離を取るのが、気持ちを晴らしていく方策の一つ。
| 4.怒りといった、非常に強い感情へと結び付きやすいという
アンガーマネジメント能力を身に付けるということ。消えない恨みは攻撃性や怒りといった、非常に強い感情へと結び付きやすいというもの。
こうした強い恨みの感情ほど、自分らの人生を傷付けてしまい、崩壊させてしまうことにもなりかねません。
こういった怒りの感情のコントロールのやり方、いわゆるアンガーマネジメント能力を身に付けるのが、気持ちを晴らしていく方策の一つ。
| 5.正面から向き合うリスクは、非常に大変なものになると
サポート体制を整えるということ。消えない恨みが大きいほど、その気持ちに正面から向き合うリスクは、非常に大変なものになるというもの。
一人で抱え込んでしまうのではなく、親しい友人だったり家族の支えが重要なポイントになる、気持ちを晴らしていく方策の一つ。
恨みが強過ぎて、すぐにでも誰かを攻撃しそうな時は、心理カウンセラーなどの専門家を頼ることが大事になるのは言うまでもありません。
元カレへの恨みが消えないこともあるもの、注意しておきたい原因面
| 1.意義深かいとか、深い感情的な傷が残った場合というもの
感情の深さやその意義ということ。恨みが消えない要因にあるのが、その時の気持ちや出来事が非常に意義深かいとか、深い感情的な傷が残った場合というもの。
例を挙げると、幼少期の虐待をはじめ、信頼している人物から深刻な裏切りにあったとか、重大な損失をしたことなどが該当します。
こういった出来事は、相当の時間が経っても忘れ難いところがあり、恨みが消えないで続くことにもなりかねません。
| 2.切っ掛けとなった問題が適切に解決されていないという
謝罪だったり解決の不足ということ。恨みが消えない一因となっているのが、切っ掛けとなった問題が適切に解決されていないというもの。
そういった恨みが続く場合には、、関係者からの謝罪だったり償いがなかったりなど、そうしたことが影響しているということにもなりかねません。
世の中の人々は、問題の解決だったり和解を通じて、恨みを乗り越えることができる時も多くあります。
| 3.しばしば時間とそれに対する経験が必要不可欠というもの
時間と経験の不足ということ。消えない恨みが解消されるためには、しばしば時間とそれに対する経験が必要不可欠というもの。
感情を処理して立ち直るためには、時間の経過を待つことや、更に他の経験だったり人間関係などにおいて成長することも必要になります。
特に、若い人だったり感情的な経験不足が普段の生活に出るような人は、恨みが消えない傾向にあります。
| 4.それは過去のトラウマと関係していることがあるという
過去のトラウマということ。いつまでも恨みが消えない場合、それは過去のトラウマと関係していることがあるというもの。
トラウマは感情的な傷を深めるので、恨みを根深くすることにもなりかねず、処理が難しくなることにもなりかねません。
恨みは執着することによって維持されるので、感情に固執していれば恨みが消えないということにもなりかねません。
昔の恨みが消えないということもあるもの、知っておきたい心理状況
| 1.見られるのが、相手を許せない気持ちが湧き上がっている
許せないという心理状況。恨みが消えないときに見られるのが、相手を許せない気持ちが湧き上がっているというもの。
自分自身が大事にしているものを奪われたり快楽のために使われるなど、人間的な扱いをされなかった状況で、理不尽な被害を受けたときに人間は相手を許せなくなります。
| 2.一方で過ぐには解消できないような事情があったりもする
どうしようもないという心理状況。恨みが消えないときに見られるのが、一方で過ぐには解消できないような事情があったりもするもの。
例を挙げると、いじめなど問題であれば、仕返しなどすれば付け上がって、反対にいじめが増長してしまうことにもなりかねません。
こうしたように恨みが長期化するのは、すぐには解決できないといった事情もあります。
| 3.被っている、そう感じる時に恨みは大きくなるというもの
不公平感という心理状況。自分一人だけが不幸な目に合っていとか、自分だけが不利益を被っている、そう感じる時に恨みは大きくなるというもの。
例を挙げると、チームの全員で努力してプロジェクトなのに、自分だけがボーナスも出ないなどの事例があります。
そんな思いをすればモチベーションも低下して、仕事に対する意欲を失ってしまうことにもなりかねません。
運を開いて、恨みが消えないから脱却。
引き寄せの法則で、恨みが消えないから脱却。
まとめ
我慢し続けた結果で出てくる感情です。ここでは、恨みが消えないのは将来不安に繋がるもの、気持ちを晴らしていく方策を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。
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