日々の暮らしの中で、反芻思考の治し方を探すこともあるもの。あの時にああしておけばとか、あんな言い方で良かったのかなど、後になり考え続けることがあります。
こうしたネガティブな思考が頭から離れず、いつまでも頭の中を堂々巡りして考え続けるような状態です。
一般的にはぐるぐる思考とも呼ばれますが、専門的には反芻思考とされ、答えも出ないのに考え続けるのは、無意味な上に抑うつ気分を助長する悪習慣ということにもなりかねません。
反芻思考とは過去の出来事だったり体験に対して、ネガティブ思考を繰り返し、くよくよと思い悩む傾向だったり思考習慣。
うつ病や不安障害などを引き起こすリスク要因とも考えられ改善に向け注意が必要です。
ここでは、反芻思考の治し方を探すこともあるもの、実際に防いでいくための方策を紹介しています。
反芻思考の治し方を探すこともあるもの、実際に防いでいくための方策
| 1.原因と距離を置いていくのも解決策の一つになるという
原因から遠ざかるということ。反芻思考の原因が明確に分かっている場合、そうした原因と距離を置いていくのも解決策の一つになるというもの。
自分自身がどういった時に反芻思考に陥っているのか、一旦リストアップしてみるのも、実際に防いでいくための方策の一つ。
時間をはじめ場所だったり人物など、反芻思考に陥る特定パターンがあるようであれば、一時的にそれらの対象から遠ざかるよう心掛けます。
| 2.されるものに運動があり、集中して打ち込んでみるという
運動に打ち込むということ。反芻思考の治し方で効果が大きいとされるものに運動があり、集中して打ち込んでみるというもの。
ある研究結果によれば、適度な運動を行った後に、反芻思考をはじめ様ざまな症状が改善したという報告もなされています。
運動内容は、ウォーキングをはじめ筋トレだったりヨガなど、それぞれ40-60分行うのが効果的な、実際に防いでいくための方策の一つ。
| 3.悩ませていること以外の何事かに注意を反らすというもの
注意を反らすということ。反芻していると自覚した場合、好きなものを眺めたり身体を動かすなど、悩ませていること以外の何事かに注意を反らすというもの。
反芻していること以外を考えるより、実際に身体を使った行動の方が注意を反らすのが容易な、実際に防いでいくための方策の一つ。
考えないようにすれば逆に脱け出せなくなるもので、考えないようにするのではなくて、全く別のことをするよう心掛けます。
| 4.反芻している自らを否定しても苦痛は増大するばかりと
自己否定をやめるということ。自分のしたことを思い返して悔やんでも過去は変わらず、反芻している自らを否定しても苦痛は増大するばかりというもの。
過去を変えることなどできませんが、見方を変えることはでき、この瞬間から新しい未来に向かうことができる、実際に防いでいくための方策の一つ。
過去に生じたことは、そのとき自分の選択肢の中で最善を尽くしたはずで、将来のために自己否定や自己卑下をやめることからスタートします。
| 5.減少する、そういった研究報告がまた出されているという
自然と触れ合うということ。自然環境での90分間の散歩は反芻思考の回数が減少する、そういった研究報告がまた出されているというもの。
反芻思考の直接的研究ではありませんが、ガーデニングをはじめ庭仕事など、自然の中で20分ほど過ごせば、ストレスホルモンのレベルが大幅に下がることも報告されています。
公園などでも充分で、自然と触れ合うという行為が反芻思考の治し方にも結び付いていく、実際に防いでいくための方策の一つ。
反芻思考は治らないと後悔することも、注意しておきたいその特徴面
| 1.他人の言葉に敏感になるので悪循環が生まれてしまうと
悪循環に陥るということ。反芻思考を続けている場合、気分の落ち込みだったり不安感が増幅して、ますます自らの言動や他人の言葉に敏感になるので悪循環が生まれてしまうというもの。
一旦悪循環に嵌まり込んでしまえば、なかなかそうした状態に自分では気づき難く、抜け出すことがが難しくなることにもなりかねません。
そういった状況が更に悪化すれば、うつ病などの病気へと発展してしまう事例も多く注意が必要です。
| 2.ちょっとした出来事に非常に敏感な傾向にあるというもの
繊細で周囲の出来事に敏感ということ。反芻思考の治し方が必要な人に見られるのが、感受性が高く相手の表情だったり変化など、ちょっとした出来事に非常に敏感な傾向にあるというもの。
デリケートに物事を受け止めてしまうため、相手の小さな変化を敏感に反応してしまい、マイナスに捉えて反省するということにもなりかねません。
| 3.完璧主義的なところがあり、自分自身の言動に対しても
真面目で完璧主義ということ。反芻思考の治し方が必要な人に見られるのが、非常に真面目で完璧主義的なところがあり、自分自身の言動に対しても責任感があるというもの。
結果として、自分自身の言動だったり行動が、その場に相応しかったかを一つ一つ振り返って、反省してしまうということにもなりかねません。
| 4.思い遣りから、相手を気遣って反応を気にする傾向がある
優しくて思い遣りがあるということ。反芻思考の治し方が必要な人に見られるのが、その優しさや思い遣りから、相手を気遣って反応を気にする傾向があるというもの。
分自身の言動が相手の役に立っているかとか、傷つけてはいないかなど、気にかけているからこそ些細な点が気になるということにもなりかねません。
反芻思考には当たり前に治療が必要になる、知っておきたい心理状況
| 1.自分の過去の言動に対しネガティブな捉え方をするという
ネガティブ面しか考えないという心理状況。反芻思考の治し方の必要性がある人に見られるのが、自分の過去の言動に対しネガティブな捉え方をするというもの。
ああいった発言は良くなかったとかこうすれば良かったなど、ネガティブな面ばかりに注目してしまうところがあります。
結果として、だから自分は駄目なんだと、気持ちもどんどんと落ち込んでいってしまうことにもなりかねません。
| 2.あれこれと答えの出ない、そんな問い掛けを続けてしまう
反芻思考ばかりに時間を使ってしまうという心理状況。反芻思考に陥っている時には、あれこれと答えの出ない、そんな問い掛けを続けてしまうというもの。
結果として、同じ考えが頭の中を堂々巡りすることになりかねず、時間ばかりが過ぎてしまうということにもなりかねません。
寝るまでの間に、ずっとひとり反省会とも言われる反芻思考に時間を使ったということも珍しくはありません。
| 3.気になり、どう思われているか過剰に心配になるという
人の視線が気になるという心理状況。反芻思考に陥るときに見られるのが、人の視線が気になり、どう思われているか過剰に心配になるというもの。
人の目線を気にし過ぎる余り、強い不安感や緊張状態に襲われるので、苦手な場面を避けるようになり社会生活に影響が出るということにもなりかねません。
また苦手な場面の後に反芻思考に陥ることが頻繁にあるので、次もまた同じようなことが起こるのではと不安と苦痛が増大して、悪循環が生まれるということにもなりかねません。
まとめ
後になって考え続けることがあります。ここでは、反芻思考の治し方を探すこともあるもの、実際に防いでいくための方策を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。
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