ストレスは無自覚でも生じているもの、診断結果をみて解消する方法



現代社会に暮らしていると、無自覚でもストレスが襲っているもの。今では当たり前のストレスという言葉は、元来は物理学分野で使われていたもの。

外圧で物体に歪みが生じた状態で、ストレスをバルーンに例えると、押え込む力がストレッサーとされ、バルーンの歪な形状がストレス反応です。

医学領域や心理学部門では、身体的な面や精神面に掛かる外部要因をストレッサーと呼び、適応しようとして生じるさまざまな対応がストレス反応になります。

この影響するストレッサーには種類があり、暑さや寒さに、騒音や混雑などから受けるのが物理的ストレッサー。酸素の欠乏や過剰に、公害物質や一酸化炭素、薬物などから波及してくるのが化学的ストレッサー

人間関係を始めとして家庭環境の問題や、仕事上の問題などからもたらされる心理・社会的ストレッサーがあります。日頃からストレスと言われているものの多くは、こちらの心理・社会的ストレッサーを現していて、最近のストレス反応は慣れ過ぎて無自覚ということも。

ここでは、ストレス無自覚でも生じているもの、診断結果をみて解消する方法を紹介しています。

 

 

 


ストレス症状は無自覚でも現れる、早速試してみたいストレス診断表


|  1.〈Yes〉or〈No〉で回答。迷った時は直感で答える

 

①身体が重くなかなか疲れがとれない
②朝の起床時、気持ち良く起きられない
③急に息苦しくなることがある
④他の人に会うのが億劫に思うことがある
⑤口内が荒れたりただれたりすることがある
⑥仕事に対してやる気が起こらない
⑦些細なしたことで苛立つことがある
⑧頭が重くスッキリしない
⑨細菌は体重が減り痩せてしまう
⑩好物なものでも最近食べる気がしない

 

〈Yes〉が5つ以上ある人は、無自覚の内にかなりストレスが溜まっていると考えられます。後述の気を配りたい要注意サインと考えられる2つの要因をチェック。解消に向かわせる、覚えておきたいその方法へと繋げていきます。

 

 

 


高い確率でストレスに無自覚だと病気にも、気を配りたい要注意サイン


 

| 1.人間の身体のうち、もっとも基本的で不可欠の機能です

睡眠が不調だということ。なかなか寝つけなかったり、睡眠中に目が覚めてしまったり、常日頃より寝過してしまうというようなもの。この様な状態は、ストレスに無自覚でも精神衛生上で注意するべき、重要なサインともされています。

睡眠というのは人間の身体のうち、もっとも基本的で不可欠の機能なので、このようなサインは身体がアクシデントを訴えているということ。

 

| 2.正常な状態の食習慣から遥かに逸脱、助けを求めている

食欲に顕著な変化があるということ。食欲が減退するというのは、心理学的に言えば典型的なうつの症状というもの。急に痩せてしまったという場合は、心理面に不都合がある可能性もあり、逆に混乱が大きいと食べ過ぎてしまうこともあります。

正常な状態の食習慣から遥かに逸脱している場合、メンタル的に何らかの救助を求めていると考える必要があります。

 

| 3.人間というものが無残な存在に、心の奥底に問題が潜んで

怒ってばかりいるということ。攻撃的な気分になったりやイライラ感が襲ってきたりと、感情の波があるというもの。周りの人たちの些細な欠点が過多に気になったり、家族や友人、同僚やパートナーなどにいつも以上に当たり散らします。

ここで人間というものが無残な存在に思えてきたりする場合、より深い心の奥底に問題が潜んでいるサインかも知れません。

 

| 4.うつ症状、不安感が色濃くなっていることを示すサイン

これまで楽しんできたことへの興味が薄れたということ。人との交際にしても、虚しい気分になったり、胸が踊らなくなったりということも同様。ほかにも、職場での会議で集中することが難しくなったり、物忘れが酷くなったりというもの。

このような心理状態は、うつ症状になりかけているか、不安感が色濃くなっていることを示すサインかも知れません。

 

| 5.多くは、精神的混乱を助長させるだけというデメリット

飲酒量が増えたということ。心中の混乱を抑えるため、これまでに比較して飲酒の量であったり回数が増えるというもの。アルコールや薬物などに首を突っ込むのは、心理的に何かの問題があることを現す重要なサインです。

飲酒にしても薬物にしても、抜本的な問題解決には何ら影響がなく、多くのケースでは精神的混乱を助長させるだけというデメリットにも。

 

| 6.嫌な気分や、怒らせたりしていると思い詰めているケース

羞恥心や罪悪感を引き摺るということ。相当前に言われた嫌な意見が、延々と心に引っかかっているというもの。ほかにも、自らのせいで他の誰かを嫌な気分にさせたり、怒らせたりしていると常に思い詰めているケース。

こういった過去について過多に後悔したり、失敗などの先入観に囚われている場合、ある種の内面的限界を迎えているというサイン。

 

 

 


多少の差こそあれストレスは自覚しているもの、考えられる2つの要因


誰しも多少の差こそあれストレスを抱えているもの。過度に溜め込まないで上手く付き合っていくコツのひとつは、自らのストレスに気付くこと。先ず1番目に考えたいのは、心の不調からくるストレスサイン。続いての要因が、背後に潜んでいる切っ掛けとなる出来事やストレスの原因で、それらを見てみます。

 

| 1.日常で見たり聞いたり、さまざまな疾患がストレスに関連

心の面と身体面に行動面ということ。ストレス反応が改善されず慢性化した場合、メンタルヘルス面だけの疾患ではなく、身体面や行動面での疾患に至ることがあるもの。心の面を見ると、憂うつ感からはじまり、不安感やイライラ感に、やる気が出なかったり、無力感や緊張感に悲しみなど。

身体面からは、寝付きが悪いや朝早く目覚めたり、食欲がなくなったり痩せてくるなど。ほかにも血圧の上昇や動悸がしたり、手や足の裏に汗をかくがあります。

行動の面を見ると、喫煙量や飲酒が増えたり、落ち着きを失くしたり、身だしなみがだらし無くなり、周りとの交流を避けるようになることなど。改善にも考慮する必要がありますが、これらは日常で見たり聞いたりする、さまざまな疾患がストレスに関連していることが分かります。

 

| 2.どんな出来事を経験しているか、気付くことが非常に大切

続いてはストレスの原因となる切っ掛けということ。自分自身がどんな出来事を経験しているか、そんなことに気付くことが非常に大切なもの。

生活上の出来事を具体的に見てみると、自分をはじめ家族の誰かが病気になったり、怪我をしてしまったり、あるいは災害等の被災体験をしたということ。ほかにも夫婦や親子の不仲など、家庭内での人間関係上で問題や、借金やローン、収入の減少などの金銭問題があるなど。

職場環境での出来事を見てみると、仕事上で失敗やミスが続き責任を問われたり、上司や同僚に部下などと、人間関係でのトラブルが発生。更に仕事量や質のほか、勤務時間などの変化や、配置転換や転勤などに加え、昇進などの身分変化も考えられます。

 

 

 


無自覚なストレス状態を解消に向かわせる、覚えておきたいその方法


 

| 1.視・聴・嗅・味・触の5感覚を活かした、ストレス解消

五感で感じるものを取り入れるということ。視・聴・嗅・味・触の5感覚を活かしたストレス解消というもの。視覚であれば緑を眺めたり花を飾ったり、聴覚なら好きな音楽を聴いてみたり、嗅覚であればアロマを焚くということ。

もちろん味覚なら美味しいものを食べることや、触覚であればマッサージを受けるなどでストレス発散に努めます。

 

| 2.創作などのものづくりは、心の中を無にしてくれるもの

創作したり趣味の作業に没頭するということ。創作などのものづくりは、心の中を無にしてくれるもの。ジオラマであったり箱庭であったり、自分自身が興味を湧くものを試してみることがストレス解消に繋がります。

趣味はものづくりに限ったことではなく、料理が好きなら創作料理に挑戦したり、家庭菜園などで何かの植物を育てるのも効果的。

 

| 3.単純作業に似ていて、頭の中を空っぽにするのにも有効

スポーツジムに通うということ。この良いところは、いろんなタイプの人にフィットするというもの。一人で黙々と運動しても良く、スタジオプログラムに参加すれば、顔馴染みの仲間とお喋りもでき皆で楽しめます。

ほかに、ウオーキングやジョギングは単純作業に似ていて、頭の中を空っぽにするのにも有効。約束しなくても良いので気が楽ちん。

 

| 4.精神面の安定に、セロトニンと呼ばれる脳内神経伝達物質

日光浴をするということ。太陽の光は人間の精神状態に、非常に大きく関係しているとされているもの。朝の太陽光を浴びると、精神面の安定には欠かせない、セロトニンと呼ばれる脳内神経伝達物質が分泌され気持ちが安定します。

時間の余裕があれば散歩などを取り入れると、運動にもなり抗うつ効果も期待できるので一石二鳥。

 

| 5.再検討が、ストレス耐性の向上に繋がる可能性があるもの

生活習慣全般を見直すということ。日常生活全般の再検討が、ストレス耐性の向上に繋がる可能性があるというもの。喫煙をはじめ、カフェインやアルコール、砂糖などの過剰摂取や、睡眠の乱れに運動不足などが、全て心理面に悪影響を与えます。

ほかにも、加工食品の食べ過ぎや野菜不足なども、精神状態にはマイナス要素なるので、再検討して自覚することがポイント。

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まとめ

多くは心理・社会的ストレッサーを現すもの。ここでは、ストレスは無自覚でも生じているもの、診断結果をみて解消する方法を紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。

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