やる必要が現実に迫っているのに、集中力自体が続かないことがあるもの。受験生にしてもや社会人にとっても、集中力というものが続かないのは大きな悩みの一つ。
更に集中できない自らに自信を失って注意力散漫に陥ってしまう、自己嫌悪の負の連鎖も珍しくはありません。
こんな悩みを持つ人は集中力が高まるメカニズムを知ろうともせず、根性論を振りかざし何とかしようとしますが、それでは思うに任せません。
そもそも集中力とは特定の事物に対し、関心が向くのを継続する力のことで、大好きな事柄に夢中になっているときは特別に意識しないもの。
もちろん集中力を持続できないのは、adhd等の病気によることもありますが、勉強などでも高める手段を頭の片隅に入れておくと役立ちます。
ここでは、集中力が続かないのは残念なこと、メカニズムをを知り高める対処法を紹介しています。
集中力が続かないのは残念なこと、メカニズムを知り高める対処法
| 1.気持ちの緩みになるもの、失くしていくことが必要不可欠
集中力を鈍らせる要因を減らすということ。集中力を強化するためには、気持ちの緩みになるものを、失くしていくことが必要不可欠というもの。
なので集中したいときは、瞑想して頭の中にある曖昧な思いを取り去ったり、デスク回りの余計なものを片付けたりと、妨げるものを徐々に減らすことが重要。
注意力散漫と感じた時は、自らの身の回りに中断させるものがないかを確かめ、熱中できる環境づくりをします。
| 2.一度に取り掛かる問題は一つに絞り込むことがポイント
唯一の課題に取り組むということ。充分に集中力を発揮していくためには、一度に取り掛かる問題は一つに絞り込むことがポイント。
マルチタスク業務やながら作業は、脳の資源を余計に消費することになり、集中を途切れさす要因になります。
なので、作業に集中したい時は唯一の課題だけに没頭、その集中力が途切れた際の息抜きとして他の作業をするのがベター。
| 3.ドーパミンの分泌プロセスも上がり集中力も向上すること
細かな目標設定するということ。集中力を向上させたいときは、細かく小さな目標設定を済ませた後で、作業に取り掛かると効果的というもの。
人間の脳の働きはドーパミンの分泌により集中力が高まるようにできているので、そのためには将来に期待できる状態に脳自体が向いていることが重要。
なので、近い未来に達成できそうな小さな目標を定めておくと、ドーパミンの分泌プロセスも上がり集中力も向上することに。
| 4.一定量以上の体力を維持しておくのは不可欠というもの
適度に身体を動かすということ。集中力を持ち続けるためには、一定量以上の体力を維持しておくのは不可欠というもの。
日々の暮らしから運動習慣を取り入れ体力を向上させることで、より集中しやすい身体へと変貌させることができます。
長時間座っていることにより引き起こされる、腰痛や足のむくみなども集中を途切れさす要因なので、一定の間隔で席を立ちストレッチ等をします。
| 5.脳の疲労やストレスを改善させるため、ちゃんと睡眠を
睡眠時間を充分に確保するということ。注意力を長続きさせていくためには、途切れる要因になる脳の疲労やストレスを改善させるため、ちゃんと睡眠をとることが重要。
7時間以上の睡眠があると、より高くパフォーマンスを発揮することが可能で、仮眠スペースが設置されている場所では利用して昼寝をします。
社会人となると一見困難な数字にも見えますが、長時間の作業を無理矢理にするより、充分に寝た後で集中して取り組む方が、早く仕上がることは珍しくありません。
集中力が続かないのは眠いばかりじゃない、仕事などからも分かる特徴
| 1.余計なことは脇に置いて、リラックスして作業を進める
深く考え過ぎるということ。作業中に無駄なことさまざまに考えてしまうケースでは、そのこと自体で脳の資源を消費するもの。
失敗するのではと不安感が溢れ、そのことで集中力が途切れた結果、上手くいかなくなる人も珍しくはありません。
集中力を継続していくためにも、余計なことは脇に置いて、リラックスして作業を進めることがポイント。
| 2.途中で人と比べたり、どんな目が向いているか気にする
周りの評判を気にし過ぎるということ。作業している途中で人と比べたり、どんな目が向いているか気にすることもあるもの。
これは目の前にある作業ではなく、自らの評判にフォーカスしている状態で、業務の内容自体が頭に入ってきません。
作業に熱中すべき時は、集中力を強化させるため、一旦他人のことは横に置くように意識します。
| 3.同時に一つのことしか処理できないと言われているもの
ながら作業をしているということ。人間の脳機能というものは、同時に一つのことしか処理できないと言われているもの。
一見するとながら作業は、集中できている風にも見えますが、実質的に複数のタスク処理を早い速度で切り換えているだけ。
なので、ながら作業をしている時の生産性は、一つの物事に集中している時と比べ、約40%程度も落ちるとされています。
| 4.脳自体が慣れ、一つの事柄に没頭することを退屈と感じる
マルチタスクを行っているということ。マルチタスクを行うということは、前述のながら作業と同じ状態というもの。
このマルチタスクが習慣化してしまうと、その刺激に脳自体が慣れてしまい、一つの事柄に没頭することを退屈と感じるように。
なので、作業効率を向上させたいなら物事に順番を付け、一つずつ順番に片付けていきます。
| 5.普段の暮らしから使用する言葉には気を付けていきます
口癖が面倒臭いということ。悲観的なことを考えるほど、脳自体が集中力を維持することが難しくなるもの。
ネガティブな言葉が口癖になっていないか、一旦立ち止まり自らの言動を振り返ってみることも重要。
もし、悲観的な言葉が良く口に乗る場合、普段の暮らしから使用する言葉には気を付けていきます。
集中力が続かないのは子供の頃より40代かも、覚えておきたい原因面
| 1.状態を切り換え、雑音が少ない環境作りが集中には重要
周囲の雑音が気になるということ。集中を邪魔するものが身の回りにあるというパターンで、騒がしいと気になって集中できないというもの。
無意識に周りの情報を脳が拾うことで、雑音と作業の間で何回も状態を切り換えてしまうので、雑音が少ない環境作りが集中には重要。
| 2.眠気から集中力が中断し作業効率が落ちることになります
寝不足の状態ということ。脳の疲労を引き起こす要因に、睡眠不足は非常に大きなことの一つというもの。
多忙な日常を過ごしていると、充分な睡眠時間も確保できないので、眠気から集中力が中断し作業効率が落ちることになります。
| 3.時間が過ぎても休息を挟むことなく作業するというもの
集中力の持続時間が過ぎているということ。集中力の持続には限度があり、時間が過ぎても休息を挟むことなく作業するというもの。
休みなく集中するのはどんな人物でも難しく、根性論ではどうにもならず、定期的に短い休憩を入れた方が集中もしやすいことに。
| 4.フィジカル的な面の不調なども、集中力低下に関係があり
体調が万全でないということ。。集中は体力が要る行為で、体調不良を始め極端な疲労がある場合はできにくいもの。
こうしたフィジカル的な面の不調なども、集中力低下には大いに関係があり、注意することが必要不可欠。
| 5.人間には得意や苦手の分野がある、自身に向いていない
取り組んでいる内容が難し過ぎ、理解できていないということ。取り掛かっている内容が難し過ぎると、内容も頭に入らず集中力も途切れるもの。
人間には得意や苦手の分野があるもので、自身に向いていない勉強や業務をしていると、集中力が保てないことに。
まとめ
特定の事物に対して関心を持ち続ける力。ここでは、集中力が続かないのは残念なこと、メカニズムを知り高める対処法を照会しました。その機会には、ぜひお役立てください。
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