日々過行く暮らしのなかで、他人と比較することも多いもの。比べることで落ち込んだり、辛い思いをするだけなのにまるで癖のようになっています。
人間が持つ悩みの多くは、他人と比べることから始まるともされています。
周りの人たちはたやすくコミュニケーションを取っているのに、何故自分はできないとか、早々と友人たちは結婚していくのに、自らは異性の出会いもないなど。
他人と比較しない自分自身になれれば、どれほど楽になるのかと思う人も世の中には数多くいるもの。
この他人と比べる際の心理状態というのは、自らが比較したい事柄だけを取り上げ、あの人物は自身より幸せそうと、全体的な幸福に置き換えて考えがち。
ただ、何から何まで幸福と呼べる人はいないもので、そんな人物でも現実は人に言えない悲しみや苦しみを胸の内に抱えています。
ここでは、他人と比べることにメリットはないもの、心理と特徴を知り対処する術を紹介しています。
実際にはまったく真逆ともいえるもの、他人と比べる人の2つの類型
| 1.なので意図的に、自分より下の立ち位置にある人を探す
自身より上の立ち位置の人物を見ると、劣等感を抱いてしまうということ。なので意図的に、自分より下の立ち位置にある人を探すもの。
また、人の誤っている所や劣っている箇所を積極的に探すことで、自らが上の立ち位置にいるという感覚を得ようとします。
劣等感に比べ優越感の方が良いとされがちですが、優越感とされる感情というのは、自信だったり幸福という感情とは全く質が違うもの。
何気ない一言や些細な事柄で、優越感は簡単に劣等感に変わるので、人を見下す態度で自身を誇りに思うのは不可能というものです。
| 2.もう一方の類型、自分を貶める思考回路があるというもの
劣等感に苛まれる癖があるというこは同じ。もう一方の他人と比べる人の類型は、自分を貶める思考回路があるというもの。
例を見ると、ある男性は背が高くハンサムな男性を目にしただけで、消えてしまいたいという思いに襲われたというもの。
他人と比べている自覚はなく、どういう事柄にも頻繁に消えてしまいたいという、そんな衝動に囚われています。
原因を追求してみたところ、他人と比べるという思考回路が、無意識の心の奥底に潜んでいたということが判明。
先ずは知っておくことが大事なこと、他人と比べるその心理面と特徴面
| 1.気持ちが治まりにくく、自分を卑下して矛盾解消をする
自信が足りないということ。他人と比べる癖があり、自らを卑下するのが病みつきになっている心理状態。
他人と比較して落ち込むのですが、ほろ苦い思いに浸っている時、変な心地よさを感じています。
認知的不協和というものですが、自らの中に矛盾が発生すると気持ちが治まりにくく、自分を卑下して矛盾解消をすることに。
| 2.意識しないで他の人を品定めしているというこがあるもの
他人と比べる心理に人物評があるということ。意識しないで他の人を品定めしているというこがあるもの。
あの人物は偉いとか偉くないとか、自分の心の内でランク付けをしていると、それで自分はと自身との比較も始まります。
元から他人のことをジャッジなどしなければ、自分自身と比較してどうこういうことはありません。
| 3.身勝手な人物判断をする人が周りにいるとき、特徴の一つ
他人と比べる人生に多いのが、比較する人間が周りにいるということ。就職活動等は応募者が横並びで、どうしても経歴や技能等で比較されるもの。
ほかにも家庭環境で兄弟姉妹と比較、卑屈に成長したということや、容姿について身近な人から言われたのがトラウマということも。
他人と比較されるシチュエーションや、身勝手な人物判断をする人が周りにいるときは、特徴の一つになりやすいもの。
| 4.他人と比べることの名言などを参考にした方が良いタイプ
思い切りが悪いということ。独身の友人等と一緒になって旅行に行き、とても楽しい気分で帰宅したケース。
子供と一緒の写真をSNSに既婚の友人が上げているのを見て、能天気に独身仲間で旅行していた自分が惨めになっり落ち込むなど。
他人の言動により、自分自身の価値観や気分が頻繁に変わる人。
他人と比べることの名言などを参考にした方が良いタイプ。
| 5.悔しい思いが爆発、負けたくない気持ちが強いという特徴
負けん気が強いということ。ランクが付くことになる物事で、特別に力が発揮できるというもの。
ほんの遊びとされるゲームでも、負けると非常に悔しい思いが爆発するなど、負けたくない気持ちが強いという特徴があります。
勝負事に勝つときに、脳内では快楽物質のアドレナリンが分泌。
この快感を得ると再び味わいたいので、いずれにしても他人と比べて行動することに。
立ち止まっての熟考も必要、他人と比べてしまう時に試みたい対処法
| 1.相手を認め、能力を称えてインスピレーションに変化さす
競争するのを止めるということ。誰が何と言おうと人生は競争することが目的ではなく、そこには勝者も敗者もいないもの。
様々な面で相手に勝ちたいという思いを持たないようにします。
そうではなく相手を認め、能力を称えてインスピレーションに変化させることが重要。
他人は敵ではなく仲間として扱い、競争するより自分自身をチームの一員として捉えると一層幸せに。
| 2.付き合う人物を選び振り返ると、心穏やかな気持ちになる
付き合う相手を選択するということ。他人から受ける影響は大きく、交際する人物を選び振り返ると、心穏やかな気持ちになれるもの。
マウンティングするための引き立て役にしてくる友達をはじめ、親戚や兄弟姉妹と比べる両親などとは一旦距離を置きます。
人と比較しないで個性を認めてくれる人や引っ張り上げてくれる人など、前向きな人達と積極的に関わることで、他人と比べることは自然に減ります。
| 3.品物ばかりに目を向けると、嫉妬したりする可能性が高く
品物以外の目標を持つということ。高価な腕時計や高級車を所持する、そんなことが成功だと思っていれば、すぐに価値観を見直すべき。
他人が所持している品物ばかりに目を向けると、妬んだり嫉妬したりする可能性が高くなるもの。
先ずは、品物以外の目標を掲げることが大事で、思いやりや愛情に、寛容な心や友好的な関係になど、品物ではないことのために努力するようにします。
| 4.他人と比べること、貶めることにより悦に浸る悪しき習慣
他の人の悪口を言わないということ。最近の社会問題になっているのが、匿名性を楯に悪口雑言や人を傷つけたりという文章をネットで上げるたち。
自らは匿名という守られた場所に居ながら、自らと他人を比べて貶め、優越感に浸ることができ癖になるもの。
ストレス発散として深く考えずに行っている人も多くいますが、これも他人と比べることの一つで、貶めることにより悦に浸る悪しき習慣。
| 5.呼吸瞑想のシンプルなやり方は、目を瞑って腹部に風船
瞑想で精神力を鍛えるということ。瞑想の効果というと、脳科学分野で明確に認められ、注意力や判断力が向上することが判明しています。
また、心理学分野では心身をリラックスさせることで、衝動抑制をはじめ、ストレス管理や自己認識力向上に好影響があり、不安への耐性向上も確認されています。
呼吸瞑想のシンプルなやり方は、目を瞑って腹部に風船があるイメージで、膨らんだり萎んだりするのを思い描き、ゆっったり大きく呼吸するというもの。
| 6.自分も周りの人々から信頼されていると思うことに繋がる
他の人の長所を認めるということ。他者について採点を始めると、自分自身も周りの人々たち、品定めされているような気分になるもの。
反対に、他人の長所だけでなく無条件に欠点も評価して信頼すると、自分自身も周りの人々から信頼されていると思うことに繋がります。
こうしたことに特段根拠はありませんが、自信を持てることが大切なことで、何があっても打ち勝っていける気持ちがポイント。
まとめ
人間の悩みは他人と比較することから。ここでは、何も利益にはならないもの、他人と比べる心理と特徴を知り対処する方法を紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。
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