現に起きた話を誇張するのがスタイル、ほら吹きの治し方や付き合い方



世の中を見渡してみると、身近な中にもほら吹きと呼ばれる人がいるもの。話す内容も明らかにだと分る大袈裟な話から、真実味に溢れた話まで、その内容はさまざま。

ホラ吹きの意味はというと、平安時代から楽器としても使用される、最も日本で大きいとされる巻貝の仲間の法螺貝から。戦国時代などの時代劇でも吹き鳴らされる法螺貝は、期待する大きさ以上の音が出ると言われ、話を誇張して話す人をほら吹きというようになったとされています。

また「ホラ吹き」の嘘と「嘘つき」の嘘とは、一緒のものとして扱われがちですが、これは嘘を吐いている自覚があるかどうかで別けられます。嘘つきのケースでは、嘘を吐いている知覚があり、ホラ吹きは嘘を吐いている認識がありません。

なので、ほら吹きの言動のほとんどが無自覚。自らの欲求を満たすことが目的なので、人を傷つけることは滅多にないものの、やはり嘘の話を大袈裟に話されると気分は良くありません。

ここでは、現に起きた話を誇張するのがスタイル、ほら吹きの治し方や付き合い方を紹介しています。

 

 

 


現に起きた話を誇張するのがスタイル、ほら吹きの治し方や付き合い方


 

| 1.評価の摺り合わせをし、ありのままに真実を話すよう訓練

真実を話すよう習慣づけるということ。ホラ吹き当人と評価の摺り合わせをし、ありのままに真実を話すよう訓練するというもの。

身近な人間や近しい関係なら共通点も多く、その話自体が本当か嘘かをある程度判別できます。先方も同意の上で行えばトラブルも生じにくいので、言動には充分注意しながら行います。

 

| 2.自己防衛が要因となりホラ吹きになっているということ

自己評価を見直していくということ。多くのホラ吹きは、自分自身の評価に割に合わないことを誇張して話す傾向にあるもの。

本来であればできないことをできると断言してみたり、失敗したプロジェクトが成功したように語ったりします。こうしたことは、自身の能力の低さや自己評価を隠すため、自己防衛が要因となりホラ吹きになっているということ。

 

| 3.じっくりと話しを、何が原因かを確認することがポイント

原因を探るということ。ホラ吹きの精神が大きくなる成長段階で、何かの問題が起こったと予測できるというもの。

つまりはそこに生じたトラウマや劣等感など、根本的原因を守るため、嘘を吐き自分を守っている状態。これまでの言動を反復しながらじっくりと話しを聞き、何が原因かを確認することがポイント。

 

| 4.ホラ吹きが治らなかったり、妄想がペースを速めるなど

心療内科に相談をするということ。あまりにホラ吹きが治らなかったり、妄想がペースを速めるなどの重症化の場合は、心療内科を訪れるというもの。

ホラ吹きといえば、ただ話を誇張していたり嘘を吐く人のように聞こえますが、心理的問題を抱えている可能性も高いことに。放っておいても良くなることは少ないので、最寄りにある心療内科に相談することがベター。

 

| 5.矛盾したことを言っても注意などはしないで、聞き流す

否定しないという付き合い方。ホラ吹き人のプライドは高く、話している最中に邪魔をされると、怒ったりして場の雰囲気を悪くするもの。

そうした態度に出られないようにするには、例え矛盾したことを言っても注意などはしないで、聞き流すことが重要。

 

| 6.長々と続きそうなスピーチを、短時間で終わらせることも

褒めるという付き合い方。目立つことが大好きで、人の輪の中心にいたいと考えるホラ吹きは、とにかく褒めるというもの。

褒められることにより承認欲求が満たされ、長々と続きそうなスピーチを、短時間で終わらせることも期待できます。

 

| 7.ホラ吹きとは、手堅い人間関係を構築するのは困難という

深く関わらない付き合い方。自らの快楽ということで話を盛るホラ吹きとは、手堅い人間関係を構築するのは困難というもの。

但し共通点があると分れば近付いてきます。その際はこの人物は病気なんだと割り切り、深く付き合わないようにします。

 

 

 


ほら吹き大会などは病気の可能性も考えられるもの、病状のチェック


 

| 1.その自然な雰囲気に騙されてしまう人が多いことが特徴

空想虚言症ということ。無自覚で嘘を吐き、妄想や空想の世界を内面に持ち合わせている病気。基本的には無害ですが息をするように嘘を吐くので、その自然な雰囲気に騙されてしまう人が多いことが特徴。

発症の要因は主に心因性のもので、無自覚故に他人を傷付けたことへの罪悪感はありません。

 

| 2.脅迫概念に近い幻想や妄想、周りとの調和が取れなくなる

統合失調症ということ。症状や要因はさまざまですが、脅迫概念に近い幻想や妄想で、周りとの調和が取れなくなる病気。話の誇張をはじめ自分自身の過大評価に妄想がとどまらず、他人への空想の強要なども症状の一つに。

 

| 3.体調を武器として使うホラ吹きがいるということも頭に

ミュンヒハウゼン症候群ということ。体調不良を訴える嘘をメインにする病気で、仮病というと当たりは良いですが、周りの人たちの関心を惹くため体調不良を訴えるもの。

ほかのホラ吹きの症状は精神的なものが多くありますが、体調を武器として使うホラ吹きがいるということも頭の片隅に。

 

| 4.ナルシストもこのパーソナリティ障害に当て嵌まるもの

自己愛性パーソナリティ障害ということ。自らに対する愛情が強いというもので、ナルシストもこのパーソナリティ障害に当て嵌まるもの。

他人への愛情には乏しく自己評価が異常に高いので、他者から低評価を受けると自己防衛の状態に入ります。嘘吐きが発症しやすい演技性パーソナリティ障害との共通点も多く、同時多発的発症のケースも。

 

| 5.騙すという明白な意思のもと意味のある嘘を吐くのが特徴

演技性パーソナリティ障害ということ。嘘吐きに多い病状ですが、ホラ吹きも発症する可能性があるのがこの病気。相手を騙すという明白な意思のもと意味のある嘘を吐くのが特徴で、詐欺や資格商法など刑法罰の対象の偽りの嘘が多くあります。

自らよく見せたり見栄を張るのはホラ吹きと共通しますが、人を騙し傷つけることへの罪悪感が大きく異なります。

 

 

 


ほら吹きの術などとの関連があるかも、憶えておきたいそのメリット


 

| 1.ホラ吹きのスピーチ力は群を抜いて上手いものといえる

スピーチ力ということ。先ず挙げられる長所の一つが、スピーチをする際の能力というもの。ビジネス上でも日常生活においても、ホラ吹きのスピーチ力は群を抜いて上手いものといえます。

但しその素晴らしいスピーチ自体も、ホラを吹いてしまっては面目丸つぶれで、リスクにはあまり気付きません。

 

| 2.常に感じ良く見えるよう振舞っている場合がほとんどで

人当たりが良いということ。ホラ吹きの人たちの共通点となっているのが、承認欲求を満たしたり目立ったりするのに、観客を求めているというもの。

リアクションをしてくれたり、話を聞いたりしてくれる相手というのがいなければ、ホラ吹きは何もできないことに。なので、常に感じ良く見えるよう振舞っている場合がほとんどで、本能的に感じ良くしていた方が好都合と判断しています。

 

| 3.無意味な話題も、ホラ吹きの手に掛かれば意味のあるもの

説得力があるということ。息をするように嘘を吐くホラ吹きのスピーチは、自らの妄想や空想をもとに語られるもの。多少の辻褄などが合わなくても、嘘を真実にするほか、真実をより誇張して話しを盛る手腕に長けています。

なので無意味な話題も、ホラ吹きの手に掛かれば意味のあるものに変貌、説得力がある人という印象を与えることに。

 

 

 


ホラ吹きは童話などにも登場するもの、共通点がある詳しい心理や特徴


 

| 1.目に余るほどのホラのせいで疎ましく思われることもある

注目を集めたいということ。耳目を集め、他者からの羨望の眼差しでみられることで、ホラ吹きの優越感は満たされるもの。

なるべく多くの人に話を聞いて欲しいという心理から交友関係を広げますが、見過ごしに出来ないほどのホラのせいで煙たく思われることも珍しくありません。

 

| 2.短い付き合いのケース、言動を信じて疑わないので注意

嘘を見抜くのが難しいということ。ホラ吹きは自らが嘘を吐いている認識がなく、本当に起きたことのように話自体を誇張するもの。

なので嘘を見抜くことが困難なことが特徴で、短い付き合いのケースでは、言動を信じて疑わないので注意が必要。

 

| 3.人にはそれぞれ劣等感、それは意識下での心情というもの

コンプレックスがあるということ。ホラ吹きの自己防御本能自体は、話を盛り込んで注目を集めることで解消されるもの。

人にはそれぞれ劣等感があり、それは意識下での心情というものですが、実際は無意識下でも乗り越えようと努力しています。そうしたことを指摘された場合、ホラ吹きは防衛本能が働き攻撃的になることがあります。

 

| 4.偽りの妄想が膨らみ続け、毎回のように話す内容が異なる

毎回少しずつ話が変化するということ。ホラ吹きの人の言動は、まるで大衆に向かって話をするスピーチのようなもの。嘘を真実だと思い込んで話すことで、誤った空想が膨らみ続け、毎回のように話す内容が違ってきます。

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まとめ

真実味に溢れた話まで内容はさまざま。ここでは、現に起きた話を誇張するのがスタイル、ほら吹きの治し方や付き合い方を紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。

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