人生を過ごしていると、絶望感に襲われることもあるもの。時として何をやっても上手くいかない、そんな状況は誰しもが経験しています。
そんな際は、どんな事も何の役にも立たなく感じ、仕事や勉強などにも精が出ないで、家に引き籠ってしまうことにもなりかねません。
絶望感の意味というと、絶望は希望を失うことで、期待が全くできなくなることです。
そこに気持ちが入っているので、全く希望を失った感情を表します。
なぜ絶望感が生まれるのかについてはさまざまな説がありますが、なかには急に込み上げるものでなく、徐々に心の中に芽生えてくるというものも。
一般的には、現状打開の切っ掛けを待ち続けたものの、手が届かなかったとき絶望感を感じるとされます。
ここでは、ひどく意気消沈する原因を把握、時を移さず絶望感から抜け出す方法を紹介しています。
幻滅してしまうことは絶望感に繋がりやすい、そのメンタル面の理由
| 1.期待が大きなものであればあるほど、事柄によって絶望感
期待を大きく裏切られ、幻滅してしまうということ。仕事などの人間関係では、この人ならこの程度はできるだろうという感触を、知らず知らずのうちに心の中に抱いているもの。
そんな密かな見込みを持っていたのに、全然その通りにならなかったケースでは幻滅してしまいます。
さらにその期待が大きなものであればあるほど、事柄によっては絶望感に繋がっていくことになります。
| 2.将来を約束した恋人だったりする場合、絶望感に繋がる
相手の欠点がはっきり見えてしまったとき。常識にはじまり、マナーや作法といった一般的な教養は、普段のの何気ない行動から周囲に伝わるもの。
誰でも相手に対し、こういう風な人というイメージがあり、自分が持っている思い描いた姿と全く違った行動を取られると、幻滅してしまうことになります。
さらに重要な相手には裏切られたような気持ちになり、嫌悪感を感じてしまうなどということも珍しくありません。
これが将来を約束した恋人だったりするような場合、絶望感に繋がっていくことになります。
| 3.ムダ毛の処理をしていなかったりすると、絶望的な状況
清潔感がなく、生理的に合わないと思った時。恋人同士の仲がある程度深まってきた場合、お互いの家に泊まったり、旅行に行ったり深い関係になるもの。
一晩を一緒に過ごすことは、これまで互いに見せていない一面がでてきます。
そんなとき、綺麗好きの男性にとっては、シャワーを浴びずに迫ってくる女性は、堪えきれないほどの幻滅の対象。
さらにムダ毛の処理をしていなかったりすると、絶望的な状況になってしまいます。
より深刻になっていく絶望感、知っておきたい希死念慮や自殺念慮など
日本国内では、年間に2万人ほどが自殺で亡くなるとされています。
自殺未遂を引き起こして搬送される人が20万人から30万人ほどなので、実情的には自殺を試した人の中の、10人に1人が亡くなっているということに。
なかには軽い怪我ですんだり、思いとどまる人もいるので、現実には救急搬送の10倍いるという説もあります。
死にたくなる思いには段階があるとされ、知っておくことで未然に防ぐことになります。
| 1.消えていなくなりたいなどの、自殺を示唆する間接的言動
希死念慮というのは、死を願う気持ちがありますが、自殺までは考えていないケースとされます。
これには死にたいという直接的な言動のほか、ずっと眠っていたいや消えていなくなりたいなどの、自殺を示唆する遠回しな言動もあります。
ただ、死にたいという希死念慮を抱えていても、衝動が高ぶっていないと自殺には至りません。
| 2.いま死にたいという衝動が発生した瞬間、自殺してしまう
絶望感がさらに進むと、感情的には自殺念慮の方向に向いたものになります。これは積極的に自殺という行為で、人生そのものを終わらせようという考え方。
こうなると、いま死にたいという衝動が発生した瞬間、自殺してしまうことになります。
どんな場合、衝動性が高まるのかは個人により違いがありますが、注意したいのが飲酒。
アルコールを飲むと衝動のハードルが下がり、高層ビルからの飛び降りもできてしまいます。
現実に、自殺で亡くなった3分の2の人が、飲酒をしていたというデータも。
| 3.計画性を持つ、精神科などの医療の力を借りるのが大事
さらに絶望感の危険性が昂じて計画性を持つようになると、自殺の危険性が著しく高いものになります。
自殺の決行時間をはじめ手段や場所まで、具体的に考えている場合には止めようもないことに。
こうなれば、精神科などの医療の力を借りるのが大事なことで、このように絶望感というのは、人間が持っている感情の中でも、かなり緊急度が高い感情の一つです。
実際に覚えておいて試したい、絶望感を乗り越えていく具体的な対処法
| 1.本当に切羽詰まった時、積極的に活用したいのが医療機関
医療の力を借りることを考えるということ。人生には自分の力だけでは及ばないことも出てくるもの。
消えてなくなりたいというものや、自分の存在自体を失くしたいという状態は、精神疾患に陥っている可能性が高くなります。
本当に切羽詰まった時に、医学の力を頼ることは、特別恥ずかしいことではなく、積極的に活用したいのが医療機関です。
| 2.一人っきりで悩まない、誰かに相談してみる姿勢も大切
孤立しないようにするということ。絶望感に支配されているときは、誰かに会おうという気持ちも起こらず、相談もできないもの。
しかし、困った時は相見互いという言葉もあります。一人っきりで悩まないよう、誰かに相談してみる姿勢も大切なこと。
もちろん悩みを相談できる人が側にいないときは、カウンセリングを受診するのも対処法の一つ。
| 3.事柄に対し、さまざまな意味を持たせ価値観を再構築する
リフレーミングで意味付けしていくということ。絶望感が沸き起こった当初は、絶望的な状況に対して、意味を持たせることが出来るとされています。
心理学的に、この意味を持たせる役目はリフレーミングと呼ばれています。
これは1つの事柄に対し、さまざまな意味を持たせ、価値観を再構築していくというもの。
絶望しているとき、リフレーミングは整理の効果が出やすいとされています。
| 4.回復の期待をし心理的な葛藤を繰り返す、最終的に適応
時間を経過させることで、解決を待つという方策。人間は衝撃を受けた際、回復していく心理的なプロセスを持つとされます。
それはどうにか回復できないかと期待を膨らませ、心理的な葛藤を繰り返しながら、最終的に適応していくというモデル。
絶望感を抱えた際も、すぐに回復することは難しいもの。
こちらも時間に身を任せることで、絶望を整頓する時間を持てば、段々と回復できます。
| 5.絶望感に囚われたとき、成長機会にするということが重要
絶望感に襲われている時は、自分自身を見失った状態になっています。自分とは何かなど普段は思いもしなことですが、試練の時期ほど自分の心の奥深くと向き合うときにもなります。
そうしてしっかり向き合えれば、新しい考えや気付きを得て、味わい深い人生を過ごすことができます。
なので絶望感に囚われたときを、成長の機会にするということが重要。絶望感は辛い時期かも知れないものの、トータルで人生を見れば未来に繋がることにもなります。
まとめ
人生は絶望感に襲われることもあるもの。ここでは、ひどく意気消沈する原因を把握、時を移さず絶望感から抜け出す方法を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。
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