鼻づまりで寝れない、そんなこともあるもの。口呼吸になるのでやたらと喉が渇いたりして、夜に寝れないので疲れが取れないことにも繋がります。
鼻づまりで寝れないのは、風邪をひいた時などさまざまですが、子供などに生じると可哀そうなものです。
その症状も色々あり、片方の鼻だけ詰まるものや、両方の鼻が代わる代わる詰まるなどのほか、鼻水が度を越して出たり青みがかった粘り気のある鼻水がでるなど。
こうした症状が継続すると集中することができないため、仕事や勉強にも大きな影響がでてきます。
夜中に鼻づまりなどで困ったとき、自宅でできる解消方を頭に入れておくと効果があること請け合い。
ここでは、鼻づまりで寝れない原因をしっかり把握、自宅でできる手軽な解消法を紹介しています。
最初に押さえておきたい、その影響も気掛かりな鼻づまりの原因と要点
| 1.粘膜の腫れ、空気の通りが悪化して鼻づまりが起こること
もっとも多い症状が、鼻の粘膜が腫れているということ。鼻のなかの粘膜が腫れている場合、空気の流れが嵩じて、鼻づまりが起こることに。
いわゆる風邪をはじめ、アレルギー性鼻炎や、、副鼻腔炎や妊娠性鼻炎、肥厚性鼻炎などにより発生することが多くなります。
| 2.度を越して鼻水が分泌され、鼻の中で固まったりしている
鼻水の分泌が多すぎるということ。度を越して鼻水が分泌され、鼻の中で固まったりしていると、空気の流れが悪化し鼻づまりを感じることに。
炎症が鼻水によりさらに激しくなり、悪化して腫れてしまう悪循環に陥ることもあります。
こちらも風邪をはじめ、アレルギー性鼻炎や、、副鼻腔炎などにより発生することが多いもの。
| 3.鼻腔側に副鼻腔に生じた鼻ポリープが突き出し、鼻づまり
腫瘍や鼻ポリープによる鼻づまりということ。鼻腔側に副鼻腔に生じた鼻ポリープが突き出し、空気の流れを滞らせ鼻づまりを起こします。
1つの副鼻腔炎に付帯する症状になりますが、手術による摘出が可能。
| 4.混入物が粘膜を刺激すること、炎症や腫れの症状を起こす
混入物が鼻の中にあることで起こる鼻づまりということ。米などの食べ物をはじめ、おもちゃの細かい部品やティッシュの欠片などが鼻の中にあると、鼻づまりの原因になります。
混入物が粘膜を刺激することで炎症や腫れの症状を引き起こし、鼻づまりを激化させることもあります。
| 5.喉と鼻の間にある上咽頭が腫れること、空気の通りが悪化
上咽頭の腫れにより引き起こされる鼻づまりということ。喉と鼻の中間にある上咽頭が腫れることで、空気の流れが滞り、鼻づまりを引き起こします。
鼻咽腔血管線維腫やアデノイドなどによるものが原因ですが、上咽頭がんが理由で腫れることも稀にあります。
裏ワザもあり、自宅で手早くできる鼻づまりで寝れないときの対処法
| 1.軽く息を吐き出したら、人差し指と親指で軽く鼻をつまむ
先ず最初に行いたいのが、鼻が詰まった際の鼻つまみ。鼻から軽く息を吐き出したら、人差し指と親指で軽く鼻をつまみます。
20秒程度息を止めてから、再び鼻で静かに呼吸を始めます。こうすることにより鼻の中が一酸化窒素で充満し、鼻の気管が広がるので、鼻づまりが解消します。
注意したいのは少し苦しくなったところで、つまむのを止めること。
激しい鼻詰まりのときは、1分間のインターバルを空け何度か繰り返します。
| 2.お風呂、湯船に浸かる際タオルをお湯で濡らし鼻に乗せる
お風呂に入った際、鼻をタオルで温めるということ。鼻づまりや鼻水、くしゃみの大きな原因に鼻の粘膜の腫れがあるもの。
これを防止するには、日頃から鼻周りの血流を促すこと。
効果的にそのケアができるのがお風呂で、湯船に浸かる際タオルをお湯で濡らし、鼻の穴自体を塞がないように乗せます。
| 3.迎香と呼ばれるツボ、鼻づまりやくしゃみの軽減に効き目
鼻づまりで寝れないときはツボを刺激するのも有効。迎香(げいこう)と呼ばれるツボが、鼻づまりやくしゃみの軽減に効き目があるとされています。
ツボの場所は、小鼻の両脇にある最も出っ張ったところ、その脇にある窪みです。
押す際は、両手の人差し指の先を使い、上に向かって斜め45度の角度で押すのが効果的。
| 4.電子レンジに1分ほどかけると、蒸しタオルが出来上がり
蒸しタオルで鼻を温める方法。濡れタオルを絞った後、電子レンジに1分ほどかけると蒸しタオルが出来上がり。鼻にこれを乗せて温めることで、鼻の空気の流れが良くなります。
注意するのは熱くなり過ぎての火傷。湯船に浸かった時と同じような効果が見込めます。
| 5.鼻からゆっくり息を吸い込んだ後、小刻みに吐き出すこと
鼻深呼吸で、一酸化窒素を取り入れるということ。人間は呼吸する際、酸素だけでなく一酸化窒素も吸い込んでいます。
この一酸化窒素は肺の血管や気道を拡張するので、鼻の健康にも大事な役割を果たしているもの。
鼻は一酸化窒素を貯える所とされ、鼻呼吸でないと一酸化窒素を全身に巡らせることが出来ないとされています。
鼻深呼吸のやり方は簡単で、お腹を膨らませるようにして、鼻からゆっくり息を吸い込んだ後、小刻みに吐き出します。これを1度に3回繰り返すだけ。
鼻づまりで寝れない子供への対処方法、覚えておきたい食べ物や飲み物
| 1.鼻に詰め込んだティッシュ、回転させながら引き抜く方法
前述した対処法のほか、子どもには拭き取る方法も効き目があります。濡れティッシュなどを使って鼻の穴の周りの鼻水を拭き取ったり、鼻に詰め込んだティッシュを、ゆっくり回転させながら引き抜く方法などがあります。
こよりで鼻をくすぐって、くしゃみをさせるのも一つの方法。鼻の周りを拭いたときは、最後に保湿剤を塗ってあげるのがポイント。
| 2.加湿器などを利用、湿度を40~60%に調整すること
部屋の加湿に注意するということ。空気が乾燥していると、鼻詰まりなどの鼻の症状や、咳の症状が悪化します。加湿器などを利用して、湿度を40~60%に調整することが大切。
また首をはじめ手首や足首を温めるのも効果的。
ネックウォーマーとレッグウォーマー、タオルなどを利用して温めます。
| 3.ドラッグストアなどで市販されている、鼻吸い器を使う
それでも子供が鼻詰まりで苦しい時、吸い取る方法が一般的。これにはドラッグストアなどで市販されている、鼻吸い器を使います。
もちろんスポイトなどで、鼻水を吸い取る方式でも構いません。なるたけ早く鼻詰まりを解消してあげると、寝つきもよくなります。
| 4.DHAやEPAが多く、アレルギー性の鼻詰まりを軽減
鼻詰まりを軽減する食べ物も知っておきたい事柄の一つ。アジやイワシ、サンマなどのいわゆる青魚にDHAやEPAが多く含まれていて、アレルギー性の鼻詰まりを軽減するとされています。
注目したいのが紫蘇(しそ)で、ルテリオンと呼ばれる成分は、炎症を抑える効果があるとされています。
| 5.鼻詰まりを軽減する効き目が期待できる、炭酸飲料など
飲み物では炭酸入りのものが、鼻詰まりを軽減する効き目が期待できます。少量ずつゆっくりと、飲むのがポイント。
一方、緑茶のカテキン成分には、アレルギー症状をやわらげる効果あります。鼻づまりや目のかゆみといった症状に効果が大。
まとめ
夜に寝れないので疲れが取れないもの。ここでは、鼻づまりで寝れない原因をしっかり把握、自宅でできる手軽な解消法を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。
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