巣やトンネルの発見方法と、畑や庭を荒らさせないモグラ退治の方法


一度現われると地面をデコボコにしまうのがモグラ。農作物に直接的な被害をもたらないと、放置しておくと後が大変なことに。植物への被害は、モグラが作ったトンネルをネズミが利用していたり、トンネルを掘るときに根っこを傷つけたりもします。さらに、地面が浮いたような状況にもなります。

元来、モグラは生涯のほとんどを地中で暮らしている生き物。トンネルを地中に掘って巣を作るのが特徴で、巣は小さな丘の下や木の根などに作ることが多いです。ただモグラは片っ端からトンネルを掘り進めていくので、畑や庭に入ると荒れ果ててしまいます。

常食は地中にいる昆虫や幼虫、ミミズなどですが、ミミズは畑にとって必要なものなので害獣に区別。モグラはカロリー消費量が大きいので、大量の食料が必要不可欠。なので冬でも冬眠せず、餌を地中深くで探し回ります。

また日ごろ目にすることのないモグラの死骸が、地上で目撃されることもあります。そのため光に弱いとされていますが、現実にはそうではなく日中でも地上で動くことができます。

ただモグラは体に接するものがないと、不安になります。地上では慌てふためき、餌を探すことができないで、死んでしまうことがあるようです。ここでは巣やトンネルの発見方法と、畑や庭を荒らさせないモグラ退治の方法を紹介しています。

 

 

 


最初に知っておきたい、モグラの巣の構成内容やトンネルの発見方法


 

| 1.往来するためのトンネルを備える、一般的な巣の構成と場所

北海道以外では、広く日本全国に生息しているモグラ。一般的な巣の構成はというと、餌を蓄えておく貯蔵庫や、水を飲む水飲み場、休憩場所があります。ほかにも侵入者から身を潜める避難場所などもあり、それらを往来するためのトンネルを備えています。

このトンネルの中には、再三に行ったり来たりする通路(本道)とそうでない通り路(支道)。巣を作る場所的には、小さな丘の下や木の根などに作ることが多く、これは雨をしのぐため。

そこから、畑などの餌のある場所に向かい、邪魔なものに沿いながらトンネルを掘ります。 また繁殖期には、雄は雌を探すため行動範囲を広げます。

 

| 2.モグラは掘削した土を巣の外に積み重ねる習性、モグラ塚

水田の畦(あぜ)を突破し、水漏れを誘発する力があるのがモグラです。モグラは掘削した土を、巣の外に積み重ねる習性があり、新しい巣穴を掘ったりトンネル修理をしたりすると、地表に土の盛り上がりができます。

これが通称モグラ塚と呼ばれるもので、土が盛られた格好で地表に現れるため発見しやすいもの。モグラの存在を地表から、目視で確認できる数少ないサインの一つです。もぐら退治を害獣としてしたい場合は、このモグラ塚を探します。

 

| 3.地面が少し膨らみのある形になったり、亀裂が入った状態

穴を掘るという営みはモグラにとって重労働ですが、浅い地中をモグラが掘り進むとき、地面が少し膨らみのある形になったり、亀裂が入った状態になります。これは主に塀などの邪魔な障害物に沿った所や、田畑の畦道(あぜみち)、畑に植物を植えるため土を盛りあげたところに見られます。

こうした場所は、天敵のフクロウやキツネにも襲われにくく、餌であるミミズや昆虫などが多く生息。モグラ退治をするためには、モグラ塚のほかに、こうした地面の膨らみや亀裂も注意が必要です。

 

| 4.本道なのか、滅多に通らない支道かを見分けるのが不可欠

上記のような場所を見つけ掘ってみると、トンネルを発見できます。このトンネルが常用している本道なのか、滅多に通らない支道なのかを見分けるのが不可欠。巣のあちこちを繋ぐトンネルが本道で、餌を捕るために掘ったトンネルは支道と呼ばれています。

このため本道は幾度となく行き来しますが、支道は滅多に通らなかったり、一度だけしか通ることがありません。本道と支道を区別は簡単で、トンネルを埋め地面を平らにしておきます。本道が崩された場合、モグラには修復の習性があり、再度トンネルが完成します。

 

 

 


捕獲は自治体の許可が必要、畑や庭を荒らさせないモグラ退治の方法


もぐら退治には注意すべき点があります。それはモグラには、絶滅危惧種や準絶滅危惧種となっているものが存在するということ。捕獲は農業などの活動で、選択の余地がない場合に限り可能です。

そのほかの場合は、原則として自治体などの許可が必要。なので捕獲した際は、離れている自然に帰すのが鉄則です。また手でモグラを捕まえた場合、咬みついてくるので充分注意します。

 

| 1.発達したモグラの聴覚を利用して撃退するという仕組み

モグラの発達した聴覚を役だてて、苦手な音波を出すことで、異なった場所に追い払う方法です。先ず音波発生装置を本道に向けて差し込みます。設置後は逃げ場を失ったモグラが、活発に動きまわる場合も。

そうしたときは、被害場所の中心部から段々と、外側に向かって設置すると追い払うと効果はてき面です。
ただ、土の中にある障害物や土質により、音が伝わりにくい場合もあります。モグラの巣の近くにペットボトル風車を設置する方法も、発達したモグラの聴覚を利用して撃退するという仕組み。

 

| 2.モグラが不快な臭いの忌避剤、被害場所や巣の付近に設置

こちらもモグラの発達した嗅覚を有効利用する撃退法。モグラが不快な臭いを発する忌避剤を、被害場所や巣の付近に置くことで、他所へモグラを運ぶというもの。忌避剤は地面に設置するタイプをはじめ、じかに巣穴に挿入するタイプ、巣穴に向け直接噴射のスプレータイプなどがあります。

設置するタイプの場合は聴覚と同様、被害場所の中心部から段々と外側に向かって効果的に設置します。一般的に言われる撃退法の唐辛子を使用したり、ガムを使うのもこの発達した嗅覚を利用した方法。

 

| 3.金網を深さ60㎝程度まで埋めておく、家庭菜園や花壇

家庭菜園花壇など範囲が限られている場合は、被害箇所を金網などで取り囲んでしまえば、モグラの侵入がなくなり被害にあいません。この際、網目が1㎝程度の金網を、深さ60㎝程度まで埋めておくこと。下部10㎝ほどは外側に向け直角に曲げ、上部を地中から20㎝ほど出しておくと万全

また、液体型のモグラ忌避液を、2m程度の間隔を開け散布しておくとさらに効果が上がります。こういった薬は、一度撒けば約2ヶ月ほど有効ですが、大量の雨が短時間に降ると流れてしまいます。効果がなくなるので、同じ方法で再度散布。

 

| 4.モグラは臭いに敏感、捕獲器を土にこすり付けてから設置

モグラが通る本道に捕獲器を設置して、進入してくるものを捕獲するという退治方法。モグラは臭いに非常に鋭敏。普段の土の臭いとは異なる捕獲器の素材の匂いに不審を持ち、捕獲器自体を回避して掘削していく場合もあります。

なので設置する際は手袋をはめ、土に捕獲器自体を充分こすり付けてから設置。捕獲器の中にミミズを入れておくと、警戒心が弱まるので捕獲しやすくなります。

捕獲器周辺に水を染み込ませておくと、モグラの餌となるミミズや昆虫が集合しやすくなるので、捕獲率が上昇。生きて捕獲したモグラは、離れている自然に帰します。

 

まとめ

一度現われると地面をデコボコにしまうのがモグラ。ここではモグラの巣やトンネルの発見方法と、畑や庭を荒らさせないモグラ退治の方法を紹介しました。ぜひお役立てください。