身の回りにも怒りっぽい人がいるもの。人間の性格には温厚や優しいなどさまざまな面がありますが、悩みの一つにあるのが怒りっぽいというところ。
怒りの感情というのは吐き出すタイミングを間違えると、周りの人たちの信頼関係を失うことにも繋がり非常に危険。
但し、そんなことは頭で理解していても、沸き起こる怒りの感情を押さえることができないという人は多くいます。
怒りっぽい人は病気の場合もありますが、ストレスに曝されることの多い現代社会では、誰しもがそうなる危険を孕むことに。
最近取りざたされるアンガーマネジメントでは、怒りの感情は6秒待てば収まるとされていますが、実践することが特に重要になってきています。
ここでは、怒りっぽい人の寿命が気に懸かるもの、破綻のリスクを避ける対処法を紹介しています。
怒りっぽい人の寿命が気に懸かるもの、破綻のリスクを避ける対処法
| 1.悪意で受け取ると、気持ちにゆとりを失い苛立つことに
善意の解釈をするということ。人の言葉を悪意で受け取ると、気持ちにゆとりを失い苛立つことになるもの。
例を挙げると、連絡をして返信がなかったとき、わざとそうしていると捉えるのではなく、何かあったかなと気遣う思いが大切。
悪意の解釈は相手を信頼していない根拠ともなるので、信じる気持ちで精神的にゆとりがある状態を整え、コミュニケーションをとるようにします。
| 2.比較しない生活環境を整えることで、穏やかな人間性に
人や平均点との比較をやめるということ。人間はコンプレックスや劣等感を抱え過ぎた場合、怒りという防壁を築きがちなもの。
自らの成績がいつも平均点以下ということが分ると、精神的余裕を失い、常に苛立った感情を抱えることに。
現代社会はさまざまな分野で固定観念に囚われない生き方も注目されているので、他人と比較しない生活環境を整えることで、穏やかな人間性になります。
| 3.ポジティブで笑顔が多い人物を、増やすことを心掛けます
笑顔が多い人物との付き合いを増やすということ。文句の言い合いや怒りが身近な環境で育ってきた人は、結果的に怒りっぽくなるもの。
なので身の回りにポジティブで笑顔が多い人物を、増やすことを心掛けます。
笑顔は脳内物質のセロトニンやドーパミンの分泌を増進する効果があり、高まると前向きな性格の人になるともされています。
| 4.精神的余裕や多忙な状況が改善されるわけでもありません
ゆったりと行動するということ。人間というものは精神的余裕がないときや忙し過ぎると、声を荒げ怒ってしまいがち。
ただ、大きな声を出して怒鳴ったところで、精神的余裕や多忙な状況が改善されるわけでもありません。
人は気持ちが昂っている時は、冷静な判断をするのが難しく、ゆったりと行動し気持ちを落ち着けることが性格の改善にも繋がります。
| 5.いつも周囲の人たちに怒りの感情をぶつけてしまうことに
自らの身のほどを知って行動するということ。祭り上げられて育ってきた人物は、思い通りにならないと怒り出す傾向にあるもの。
こういったプライドが高過ぎる人は、失敗しても原因を自分以外に求めるので、いつも周囲の人たちに怒りの感情をぶつけてしまうことに。
どんな優れた人にも欠点はあるもので、身のほどを知って周りの人たちと協調すると、苛立った感情も収まります。
怒りっぽい人に相対すると疲れるもの、知っておきたい詳しい特徴面
| 1.相手の顔を見て過去の嫌な事を鮮明に思い出すというもの
恨みをつのらせるということ。怒りやすいとされていているのが根に持つタイプの人物で、相手の顔を見て過去の嫌な事を鮮明に思い出すというもの。
結果的に苛立った感情が再び表に現れるようになり、怒りの感情をあちこちで爆発させてしまうことにもなりかねません。
また苦い経験を持ち出す傾向は自身が劣勢の立場の時であるため、周囲の人々にとっては非常に煩わしい存在に。
| 2.さほど反省したり改善したりの傾向が見られないのも特徴
怒れば相手が素直に応じると考えているということ。大人の中にも駄々っ子的な人がいて、怒れば何とかなると信じているもの。
こういった人間は己の気に入らないことがあると、相手に怒りの感情を向けるので、周囲からは煙たがられる存在に。
優しく説得してみても、さほど反省したり改善したりの傾向が見られないのも特徴の一つ。
| 3.忙しいと精神的な余裕がなくなり、苛立ちやすくなるもの
精神的に余裕がないということ。仕事や勉強に家事などが忙しいと、精神的な余裕がなくなり、苛立ちやすくなるもの。
もちろんストレスも溜まるので、冷静な判断もできなくなって、周囲の人に八つ当たりすることも珍しくありません。
こういった心に余裕もない怒りっぽい人は、職場であれ家庭であれ気の休まる所がありません。
| 4.主張が声高になる傾向にあり、意見が通らないと怒り出す
自己顕示欲が強過ぎるということ。自らの存在を周囲に認めてもらうため、自分をアピールしたくなる欲求というもの。
人間なら誰しもが持っている欲求ですが、強過ぎる人物は主張が声高になる傾向にあり、意見が却下されると怒り出すという特徴も。
意見が通らないのは自身が否定されたという気持ちになり、怒りの感情となって爆発することがあります。
怒りっぽい人は食べ物に気を付けたいもの、覚えておきたいその心理面
| 1.脳の前頭葉という場所が発達しないことに関連しています
甘やかされて育ったということ。身近に怒りっぽい人がいる荒い環境で育つのも短気が生じる誘因ですが、甘やかされて幼少期から育ったというのも要注意。
幼少期に叱られることがない状態で成長すると、脳の前頭葉という場所が発達しないことに関連しています。
前頭葉には思考力や創造力などを司る機能があり、怒りの感情を制御するのも前頭葉の役割。
叱られた経験は前頭葉を刺激し怒りの感情を抑えますが、甘やかされて成長した場合、大人になって後に怒りやすくなるなることに。
| 2.ストレス発散で自身を叱責している、違う方向に読み解く
他人の言葉を悪く受け取るということ。他の人が言った言葉を、悪い方向に解釈する人は思いのほか多いもの。
例を挙げると、仕事で失敗を犯し上司から叱られた際、自分が嫌いだから怒っているとかストレス発散で自身を叱責しているなど、違う方向に読み解きます。
こういった人の言葉を悪く受け止めるタイプの人は、人間性まで否定されたと感じることもあり、心に余裕もなくなって苛立つことに。
叱られる側の怒られるのが嫌だという気持ちも充分に理解できるものの、客観的に見ておくことが大事。
| 3.周囲から責められたらどうすればなど、恐怖に似た感情が
自らに自信が持てないということ。意外な面と感じるものの、怒りっぽい人は己に自信がない、そんな気持ちを強く持っている傾向にあるもの。
子どもは正直という言葉があるように、他人の失敗や欠点などを平気で囃し立てる傾向があります。
幼少の頃周りの同級生などから馬鹿にされた体験があると、大人になってから指摘されないよう怒りの壁を築くことになります。
周囲から責められたらどうすればなど、恐怖に似た感情が芽生えると、心にゆとりも失うため怒りっぽくなることに。
| 4.当たり前に性格的にも怒りっぽくなりやすい人に成長する
周囲からの影響ということ。個性は人それぞれという見方もありますが、実際は外部の環境から様々な影響を受けていて、それにより考え方や性格なども日々変化するもの。
著名人の本を読み感動し、自身もこうありたいなどと考えるのは、影響を強く受けている代表的な事例の一つ。
家族がいつも怒っていたという幼少期の家庭環境で過ごした人物は、当たり前に性格的にも怒りっぽくなりやすい人に成長します。
心理学の研究などでは、一緒に短気の人と過ごす時間が長いほど、その性格的な面が伝染しやすいことが判っています。
まとめ
信頼関係を失うことに繋がり非常に危険。ここでは、怒りっぽい人の寿命が気に懸かるもの、破綻のリスクを避ける対処法を紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。
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