誰しも理想の自分を思い描いているもの。それは裏返しに言うと、現在の自分が嫌いだということ。
人間が自分を好きになりたいというのは、心理的な面から見ても非常に大切なことです。
だからと言って、無理にそうすることはストレスを溜め込むことにもなります。
自分を好きになれない要因の一つに、コンプレックスが挙げられることがあります。
このような劣等感は誰しもが持っているもので、他人からしてみると多くの場合たいしたこととは思えません。
しかし本人にしてみると、生きるか死ぬかの重大な悩みになっていることもあります。
例をあげると、コンプレックスを顔に持っている人にとっては、毎朝鏡に向かうことすらストレスになってしまいます。
外見ではなく性格的なことについて、自分を好きになれないということもありますし、親子関係の中で似たくなかった部分が目に付いて、自分が嫌いになることも。
人それぞれで、自分を好きになれない要因や理由を抱えているのは確か。
前を見据えて自分を好きになるには、潜在意識の変化が非常に重要で、自分をコントロールするのが、大事なことの一つ。
ここでは、周りの評価だけでなく、自分の潜在意識が認める自分を好きになる方法を紹介しています。
これまでの価値観と違う自分が現れることで、好きになるという方法
自分を好きになりたいという意識が芽生えた時が、スタートの時期ということも言えます。何も考えずにいた頃に比べ、自分を好きになりたいと考え付いた時点で、理想を思い描き始めているもの。
ただ、どんなに周りから高い評価を受けたとしても、自分自身が認められなければ、自分を好きになることはできません。
しかし、内側の潜在意識が前向きになれば、表面的な意識も変化し、これまでの既成概念と違う自分が現れることで、好きになるという方法。
| 1.愛される意義のある素晴らしい存在、気づくと自らが好き
最初は自分に愛される意義があると知ること。自分が嫌いな多くの人は、人から愛される値打ちがないと思っています。
人間は誰しもが幸せになる権利を持ち生まれているもので、もし嫌いならば、誰も助言などはしません。
なので幸福を自分が得たいと思うなら、以前の考え方を変えるべき。自分が愛される意義のある、素晴らしい存在と気づくと自らを好きになれます。
| 2.比較するなら過去の自分、変化を覚ることで自分を好きに
他人と比較しないということが大事。自分の理想とする人物像を作り上げたり、凄く優秀な人と自分を比較してしまうのは、誰もが行うこと。
他者と比較したところで、努力してきたことも違えば、環境や生活なども異なります。
比較しても希望が持てる未来が見えない場合は、比べる必要などありません。
比較するなら過去の自分で、成長の度合いはもちろん、さまざまな変化を覚ることができ、自分を好きになります。
| 3.欠点だと思っている事柄は、自身の主観に過ぎないから
自己を受け入れ許容することが大事ということ。自分が欠点を気にしているのなら、ありのままの自分を自己受容することが大切。
何故なら欠点だと思っている事柄は、自身の主観に過ぎないから。
それは他者から見ると、魅力的に見えているかも知れません。
自身が嫌だと思う事柄は、100人いたら100人がマイナスとは思わないもの。将来的にその欠点は、プラスになるかも知れません。
| 4.世界中のどこを見渡しても、存在しているのは自分ひとり
自分を肯定するということが大事。自分を嫌いな人にとって、自分を肯定することより、否定する事の方が得意なもの。
自分を好きになろうとするのに、自分のことを否定すれば、好きになれるはずがありません。
世界中のどこを見渡しても、存在しているのは自分ひとり。オンリーワンの自分を肯定することで、今まで見えなかったことが見えるようになり、自分自身のことが好きになります。
| 5.他者は誤魔化せても、自身の心は本当のことを知っている
言い訳をしないということ。誰かに対して言い訳をするというのは、その一方で自分に向かってもしているもの。
他者は誤魔化せたとしても、自身の心は本当のことを知っています。
言い訳をしているようであれば、いつまでたっても自分のことは好きにはなれません。
なので、言い訳をしない自分から最初に出発し、自分のことを好きになるようにします。
| 6.好きになるための思考、全ての人々に感謝する考えを持つ
他人に対して感謝の心を持つということ。人は一人っきりで生きては行けないというのは、頭の中で理解していながら、多くの人に感謝の心を持つというのはなかなかできないもの。
しかし、自分を好きになるための思考の一つに、すべての人々を有り難く思うというものがあります。
例をあげると、不快な人にであったとき、どんな態度や言動が不愉快なものかを学習できます。
学ぶことで、少なくとも他人に同じことはしません。これは、感謝する値打ちのある人ということになります。
これからの未来の向かってしたい、自分を好きになるための具体的行動
| 1.詰まらないことから、人に役に立つことをして真価を発揮
自分の為ではなく、人の為になることをするということ。道に落ちているごみを拾ったり、ほんの僅かな金額であっても募金するなど、些細なことで良いので、人の為になる行為を具体的にします。
そうすると、自分に値打ちを感じることができ、見直すことに繋がります。どんな詰まらないことからでも良いので、人に役に立つことをして自らの真価を発揮。
| 2.自分の為に使う金銭、物を買うより思い出を作ることに
自分の為に時間とお金を使うということ。美味しいものを食べたり、欲しいものを手に入れたりと、いわゆる自分へのご褒美的な感覚で、これは自分を大切に思う訓練となります。
ただポジティブ心理学の調査結果では、欲しいものを手に入れた後、1ヶ月ほどで幸福を感じなくなるというものも。
なので、自分の為に使う金銭は、物を買うより思い出を作ることに使う方がベター。好きな人と過ごすのは、一番効果のある方法の一つ。
| 3.人より少しでも得意なもの、自分を好きになるための一歩
自分の得意分野を作っていくこと。人に負けない得意分野ができると、自分自身を認めることに繋がっていきます。
何かの楽器でも良いですし、語学などでも大丈夫で、それほど片意地張らないものであれば、部屋の掃除を得意分野するのもいいこと。
掃除ができたら何になるという意見もありますが、他の人が持たない得意分野と実感できれば、大きな自信に繋がります。
人より少しでも得意なものは、自分を好きになるための始めの一歩。
過去から現在までに人を励ましてきた、自分を好きになるになる名言
| 1.岡本太郎の言葉、チャンスだと捉えじっくり腰を据える
「悩めば悩むほど行き詰まることになる、絶望の季節もやって来る。そういう時は、どうするのかといえば焦らない。
自分と向き合うチャンスだと捉え、じっくり腰を据えることで、本当に自分は何がしたいのか、見極める。」
これは日本の芸術家である岡本太郎の言葉。自分を好きになるのには、腰を据えてかからなければなりません。
| 2.ラ・ロシュフコーの言葉。自然体の自分を見せていきたい
「自分が良い人間だと、自身の中だけで証明できたからとして、いったい何になるのか。それより、時々失敗したり、計らずも間違いを犯す自分を許し、
より自由に生きることを愉しんでみる方がずっと良いのではないか。剥き出しの自分を見せるほうが、ありもしない自分を見せかけるより、本当は得になるはずだ。」
これは中世のフランスの貴族、ラ・ロシュフコーの言葉。自然体の自分を見せていきたいところです。
| 3.美輪明宏の言葉、明日があるなどと思わずに大切に生きる
「先の事を考え過ぎると取越し苦労をしたり、誇大妄想に落ち入ったりして、必ず人生に裏切られるもの。
大切なことは一つだけで、明日の朝に目が覚めなくても、後悔しないと思える日々が過ごせればいいのです。明日があるなどと思ってはいけません。」
これは日本の俳優であり霊能力者の美輪明宏の言葉。自分を好きになる方法は本やスピリチュアルなでにもありますが、本当に一瞬一瞬を大切に生きていたいものですね。
まとめ
誰も理想の自分を思い描いているもの。ここでは、周りの評価だけでなく、自分の潜在意識が認める自分を好きになる方法を紹介しました。明るい未来のため、ぜひお役立てください。
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