不潔恐怖症の原因をチェック、じっくりと理解することで治す克服方法


手を何度も洗い続けることや、トイレから出て来た人とすれ違うのも困難なほどの不潔恐怖症で悩む人もいます。これは強迫神経症の一つの形態で、潔癖症などともリンクしているもの。

ただ毎日帰宅した際に衣服を全部取り替えたり、風呂に入れば身体がこすれて傷つくまで洗うなど、不潔に対して過敏過ぎる感覚からくる悲惨な体験をする人もいます。強迫神経症は、強いこだわりや不安などにより、日々の生活において差し障りも出てくる病気です。

なので汚れや細菌感染などの恐怖を感じ、過多に手洗いや入浴、洗濯などを繰り返したりするのが不潔恐怖。症状が進むと手すりやドアノブなど、自分自身が不潔だと感づくものを触れなくなります。ここでは、不潔恐怖症の原因をチェック、じっくりと理解することで治す克服方法を紹介しています。

 

 

 


理解しているつもりだけど止められない、先ずは不潔恐怖症のチェック


 

| 1.次の設問に「Yes」or「No」の直感でで回答します

 

①汚染物をまき散らし、他人を病気にするのではと考える
②汚れやばい菌に関係することを過剰に気にする
③大事なものを捨てるのではないかと考える
④ネバネバするものを過剰に気にする
⑤身体の一部分や外見を過剰に気にする
⑥尿や便に関連することが非常に気になる
⑦何でも知り、覚えていなければと考えている
⑧病気に関連して過多に気になる
⑨針みたいなものが、身体にささっているのではと思う
⑩物がある位置や対称性に関連して過剰に気になる

 

当てはまる「Yes」が5つ以上あれば、強迫観念が沸き起こっている可能性があります。不安や苦痛がひどくなる前に、早々に対処する道を探します。

 


強迫観念と強迫行為が巻き起こす不潔恐怖の症状、強迫性障害の種類


 

ここまで使っている強迫神経症ですが、近年は神経症とされず強迫性障害と呼ばれています。この症状には強迫観念と強迫行為の2つがあげられ、ほとんどの場合は両方が生じるもの。頭を離れることのない考えが強迫観念。その意味合い不条理だと分かっていても、頭から振り払うことができません。

一方の強迫行為は、強迫観念から起こる不安に掻き立てられてする行為のことで、やり過ぎたり無意味と知りつつ止められない状態。ここでは不潔恐怖の症状と他の強迫性障害について見ていきましょう。

 

| 1.いわば儀式、手続きを踏んで洗わないと気が済まないこと

不潔恐怖の人の中には、1日の間で数時間に渡りお風呂に入る人もいます。これは湯船に浸かりのんびりするのではなく、手や体を洗い続けます。ちゃんとした手続きを踏んで余すことなく洗わないと気が済まない、いわば儀式のようなものになっています。

ほかにも排便をした後、便が拭き切れてないかと気になり、1ロール全部トイレットペーパーを使う人もいて、しばしばトイレの詰まりを発生させることも。

 

| 2.気にしない人間になりたい、抜け出すことができないこと

このような不潔恐怖の人々の多くは、自分が恐れていることが過剰となっていて、馬鹿馬鹿しいことを自覚しているもの。こんな風なことを恐れること自体が可笑しいと思っていて、恐怖を取り去りたいと強く望んでいます。

不潔恐怖の人は、気にしない人間になりたいと思いながら、抜け出すことができなくなっています。

 

| 3.絶えず疑いを持っていて、確かめないと気が済まないもの

代表的なものに確認行為があります。出掛けた際、ドアに鍵をしたかや鍋の火を消したかなど、不安になり帰宅して確かめるというもの。以外に多くの人々が経験することですが、この安全確認に関するものに対し強迫性障害があると、過剰ともいえる行動にでます。

戸締まりやガス栓のほか、電気製品のスイッチを何回も確認したりします。自分がした行為が完璧かどうか、絶えず疑いを持っていて、確かめないと気が済まないもの。

 

| 4.周囲の人や警察にまで確認、何でもないと分っていても

加害恐怖というものもあります。これは誰かを傷つけたという不安が頭を離れないもの。例をあげると、車の運転中に何かを踏んだ感覚があると、人をひいたという不安に襲われ、その場に戻り車を降りて確認するなどのこと。

何でもないと分っていても、新聞やTVに事件や事故として出てないかを確認したり、周囲の人や警察にまで確認することもあります。

 

| 5.順序を間違える、1つの行為を終えるまでに長い時間が

こだわりが数字や順序などに及ぶこともあります。これは服を着るときなど、必ず決められた順番でしなければいけないと考えるもの。この順序を間違えると、最初からやり直すことになり、1つの行為を終えるまでに長い時間がかかります。

ほかにも、特定の数字に不吉を感じるというものもあります。なので、あらゆる行為をするときに、その数字を回避。

 

 

 


一般的な薬物療法と認知行動療法を知る、不潔恐怖から脱出する克服法


 

強迫性障害とは不安障害の一種で、治療することで治すことができる病気とされています。発症には性格をはじめストレスや感染症など、多くのものが関係していますが、はっきりと原因は分かっていません。

日本の精神科の外来では4%前後という報告があり、全人口のうち強迫性障害に罹っている人は50人に一人程度とされています。ここではその治療法と克服法を見てみましょう。

 

| 1.セロトニンを増加、薬は効能が現れるまでに時間がかかる

強迫性障害の人は脳内の神経伝達物質の一種、セロトニンの働きが脆弱とされています。セロトニンは脳内情報を、神経細胞へ伝達する役目を担っています。この強迫性障害では、神経細胞から流出されるセロトニンの働きに問題が生じて、充分な情報伝達がされずに、機能異常が発生していると考えられています。

このため、セロトニンの働きを増大させる薬物を用意して治療を開始。フルボキサミンは脳内のセロトニンだけを増加させる薬で、SSRIと呼ばれています。

これは、うつ病にも効果があると認定されている薬。強迫性障害の薬は効能が現れるまでに時間がかかるので、服用を始めてすぐに症状が改善されるものではありません。

 

| 2.対処法を考える、現実的な判断から柔軟に対応していく

薬と併用するのは、治療の効果が高いとされている認知行動療法。これは日常生活の中で起こるさまざまな問題に対し、不潔恐怖の人がどのように考えるのかや行動、感情や身体の反応を把握し、対処法を考えることにより、現実的な判断から柔軟に対応していくことを促す治療法

一般的なものとして、暴露反応妨害法もあります。これは不快感や強迫観念を引き起こす状況に、あえて直面させることで刺激を与えるもの。

極軽い刺激から始め、段階的に刺激の程度を強めていくことで、徐々に慣らせていくもの。挑発的な刺激に対し繰り返し直面することで、治療に繋げます。

 

| 3.強迫性障害はじっくりと理解、治していく方法の出発点

森田療法流の解決法もあります。これは恐怖そのものではなく、根底にある欲求に気づいていくというもの。なので初期の段階では、不安恐怖も取り除くことはできない、その必要もないということから出発。自分自身の症状の本質的な問題を知るだけで、著しく回復することもあります。

本質を知ると、逃げることができないということが理解できます。これが背水の陣と呼ばれるもので、もはや前進するしかないと腹を括れば、病気は治癒。強迫性障害はじっくりと理解することが、治していく方法の出発点です。

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まとめ

トイレから出る人とすれ違うのも困難な人もいるもの。ここでは、不潔恐怖症の原因をチェック、じっくりと理解することで治す克服方法を紹介しました。明るい明日に、ぜひお役立てください。

 

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