日々の生活を送っていると、心が折れることもあるもの。前向きに頑張っている間は考えもしないことですが、努力がこれっぽっちも報われないどころか、反対に悪い方向に向かってしまうなどの場合もあります。
そのようなことを含め、さまざまなことが要因で、心が折れた状態になることがあるもの。そうすると目標達成への意欲が失せ、思い半ばにして諦めてしまったりすることもでてきます。理由は幾多ありますが、心が折れる最大の理由とも言えるのが自分への失望。
これは心理的な面で疲れを感じているとき、起こりやすくなることが認知されています。日曜日の夜などに、翌日の仕事のことを考えて憂鬱な場合は、心の疲れが溜まってきているのかも知れません。
ここでは、精神疲労度を自己チェック、いまからできる心が折れたときの対処方法を紹介しています。
直近1ヶ月でわかる、心のうちの疲れを洗い出す精神疲労度チェック
| 1.「Yes」or「No」で回答。なるたけ直感で答えます
①将来に希望を持つことができなくなくなっている
②一日の終わりがきても充実感が沸かない
③手慣れた仕事が進まなくなってきた
④昔は良かったと振り返るようになっている
⑤気分が憂鬱ですっきりしないことが多い
⑥人の名前を度々思い出せないことがある
⑦大声で笑うことが少なくなってきたように思う
⑧何となくだが涙もろくなっているように思う
⑨気が付くと一人で考え込んでいることがある
⑩最近は人と会うのを避けてしまうようになった
「Yes」が6つ以上ある人は心の疲れ、いわゆる精神疲労度が高くなっている状態です。逆に言えば心が折れる一歩手前とも言えます。なので一刻も早く原因を究明し、避けていくようにすることが大切。
心が折れる刹那から考えてみる、さまざまに気になってくる要因の数々
| 1.裏切り行為など、友人関係トラブルにより心が折れた経験
典型的なものが私生活における友人関係です。仲が良いと自分では思っていたのに、陰で悪口を言われていたや、急に手の平を返すような裏切り行為をされたなど。
心が折れた経験は、友人関係の問題で多いもの。この場合、自分せいなどと考えると、不必要に自己否定を強めることになり危険です。
| 2.家族など相手を信頼していればいるほど、心が折れるもの
自分のことを家族に分かって貰えないとき。最大の理解者でいて欲しい家族ですが、考えを否定されたり、理解をして貰えないときに心が折れるもの。
将来の夢を否定的に見られたり、交際相手を認めて貰えないなど、精神疲労度が大きく上がります。自分が家族など相手を信頼していればいるほど、逆に隔たりが身に染みてしまいます。
| 3.報われないと、仕事が向いてないなどマイナス思考になる
職場で仕事が上手くいかないときなど。会社などでは誰もが組織のため、意識を高めてく仕事をしています。そんな中で不注意ばかりをし、認められるどころか唖然とされたり、人間関係の面倒に巻き込まれたりと、頑張る意欲を失うことが起こると心が折れてしまいがち。
例をあげると、プレゼンを成功させるため時間をかけて準備したのに、全く心情は伝わらず失敗してしまったなど。努力をしても報われないと、仕事が向いてないなどマイナス思考に陥ります。
| 4.悔やんでも悔やみ切れない、そんな絶望的な気持ちになる
仕事だけでなく日常生活の中での失敗など。後の結果に大きな影響を与えるような、絶対に失敗してはならない状況で不首尾に終わったときは、心が折れやすいもの。そして、悔やんでも悔やみ切れないという絶望的な気持ちになります。
また、今まで自然に出来ていたことが、出来なくなったというときも心が折れやすくなります。これら全部が自分への失望。
| 5.恋人に理解して貰えないことがあるなど、心が折れる状況
恋愛の面が上手くいかないことにより、心が折れてしまうケース。取りわけ片思いをしている最中は、恋が実らない辛い気持ちになります。好きな気持ちが伝わらないことで、自分が愛されないと自暴自棄になることも少なくありません。
またカップルでも、浮気をされ裏切られたり、なかなか恋人に理解して貰えないことがあるなど、心が折れることは多くあります。
普段の気疲れからやって来る、心が折れやすい人の特徴やそのタイプ
| 1.過去の事柄を引きずること、上手くいかないと落ち込む
いつまでも失敗したことを引きずってしまうタイプ。心が折れやすい人の一つの特性が、過去の不始末やトラウマなどを長い間引き摺ってしまうこと。人生に於いてトラウマになるほどの嫌な事柄があった人は、それに縛られ良いことがあっても心の底から胸の内が前向きになれません。
過去の事柄を引きずることで、また上手くいかなかったと落ち込みます。そして、成長しない自分に自信をなくし、自己否定へと繋がっていきます。
| 2.自分が嫌、人生が上手くいかないと感じ前向きになれない
物事をマイナス思考で捉える傾向のタイプ。例をあげると、上司に嫌われていると思ったり、仕事を失敗したらなど、常日頃からネガティブに考える癖がある人。何か嫌なことが起こると、すぐにメンタル面がやられるので、泣いたり食事を摂ることができなくなります。
この様なマイナス思考は悪いことに繋がるもの。そのことで自分が嫌になり、人生が上手くいかないと感じ、前向きにはなれません。
| 3.他者と比べることで、劣等感を感じ心が折れるというもの
プライドが高く人の目を気にするタイプ。これは自分と他者を比較するタイプとも言えます。人間は至るところで集団に属しているもの。職場をはじめ、趣味の集まりや地域のコミュニティなど。
そんなところで性格や外見のほか、能力やスキルなどを他者と比べることで、コンプレックスを感じ心が折れるというもの。こんなタイプはプライドが高いので、つい相手を目の敵にする態度をとってしまいがち。
| 4.一旦無理かもと思い始めると、心が折れ手を抜き始める
遠目に見ていて、自分に甘いと感じるようなタイプ。困難に直面した際、すぐに心が折れるので、努力を継続することができない人。例をあげると、毎日する事柄を決めたとしても、大抵三日坊主で終わるのは自分を甘やかしているから。
頑張ろうと努力をしていても、一旦無理かもと思い始めると、あっさりと心が折れ手を抜き始めます。これは自身を高めたいという理由でなく、他者に認められたいという思いが強いから。
| 5.上手くいかないことがあると、感情的に苛立ち心が折れる
情緒不安定で興奮しやすいタイプ。心折れやすい人の特徴の一つが、自分の感情を抑制するといったコントロールが上手くできないこと。なので自分の気に入らないことが起こると、すぐに表情や態度に出してしまい、周囲には大人げないと思われることも。
負の感情をそつなくコントロールできないので、少し上手くいかないことがあると、感情的に苛立ち心が折れてしまいます。
いまからできる心が折れたときの対処方法、そうならない習慣作りなど
| 1.厳しい見方は後からにし、自分を認めることが大切なこと
折れた心を取り戻すのに最初にすることは、今まで自分を肯定すること。たとえ心が折れやすくなっている自分でも、それを頭ごなしに否定しないで、先ず自分を容認します。
これまでも自分なりに頑張ってきたはずなので、厳しい見方は後からにし、自分を認めることが大切。自分を否定れば、自分に対しての失望がさらに強まるだけ。
| 2.心を回復、場所や環境を変化させ気持ちを入れ替えること
思い切って休むのも重要なこと。例をあげると、足を骨折したまま走ることはできません。それと同じで、心が折れたときにも治療をしていかなければいけません。心が折れ辛い気持ちが溢れているときは、思い切って長期間の休暇を取ることも有効です。
特に、旅行に出かけるなど、場所や環境を変化させ気持ちを入れ替えることは、心を回復させるのに繋がる行動です。
| 3.できそうな目標を立て達成することで、成功体験を増加
小さな目標をたてるということ。立ち直るために必要なのが、自分に自信をつけるということです。それには、自分に見合った目標を定めることが推奨されます。できそうな目標を立て達成することで、成功体験を増加。
どんどんと達成することで、自分に自信を持つことができます。大きな目標である必要はありません。
| 4.自らの人生に集中すれば良く、比べるなら過去の自分と
他人と自分を比較するのをやめるということ。他者と比べてあれこれ考え過ぎると、自らの否定的な部分に意識が向きます。そうならないために、他人と比較することを止める必要があります。それぞれ人は、育った環境も違えばキャパシティなども違うもの。
例をあげると、自分と動物を比べるようなもの。そう考えると、他社と比較する行為自体が無意味です。自分は自らの人生に集中すれば良く、比べるなら過去の自分。
| 5.質の高い睡眠をとる、ストレスや疲労も溜まりにくくなる
折れない心を作っていく習慣として大事なのが、規則正しい生活リズムです。まず考えたいのが睡眠で、すぐに実行できるのが早寝早起き。寝不足は頭の回転も遅くなりますし体力の低下にも繋がります。
質の高い睡眠をとれば、ストレスや疲労も溜まりにくくなり、モチベーションも変化。なので、寝具を自分に似合ったものに変えたり、枕も自分の首や頭に合ったものを使用するようにします。
| 6.一人暮らしでも、新鮮な野菜をを摂るように心がけること
生活習慣を整えていくために大切なのは、栄養バランスのとれた健康的な食事。食事は体の基本なので、何を摂取するかでも変化します。お菓子やジャンクフードなどを食べ続けていると、身体にも良くない上、脳にも影響があるとされています。
カルシウムの摂取量が足りないと、イライラしやすいなどの研究結果の報告も。例え一人暮らしでも、なるべく新鮮な野菜をを摂るように心がけます。
引き寄せの法則。
まとめ
前向きに頑張っている間は考えもしないこと。ここでは、精神疲労度を自己チェック、いまからできる心が折れたときの対処方法を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。
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