現実逃避したいのは何故、セルフハンディキャッピングとその対処法



日々何かに追われていると、現実逃避したいときもあるもの。早目に片付けなければいけない仕事や、期日の迫った宿題など、段々と精神的な疲労が溜まります。

この様に追われることが続くと、気付いたらまったく違うことをしていることもあります。

更に気持ちがどこかに飛んでいて収拾が突かなくなることもあり、何もかも放り出してしまいたい気分は、誰しもが経験するところ。

最近は現実逃避できる場所として、全国各地の神社や仏閣なども人気があります。

またわざわざ出掛けて行かなくても、インターネットをしたり雑誌を読みあさって、現実から眼をそむけるのも小さな現実逃避

ただ現実からの逃避行を繰り返していると、成すべき事が溜まる一方で、最終的に自らを追い込んでしまうことになりかねません。

ここでは、現実逃避したいのは何故、セルフハンディキャッピングとその対処法を紹介しています。

 

 

 

 


現実逃避とは何かを知っておく、事実を直視しない人の特徴と心理面


 

| 1.自分に失望して落ち込み、現実逃避をしてしまうことに

感情的になり自分を制御できないということ。現実逃避をする人は喜怒哀楽が激しく、潜在的に自らを制御することを苦手としているもの。

例を挙げると、仕事上の目的を達成できかった場合、感情的になる人物は結果を出せない自分に失望して落ち込み、現実逃避をしてしまうことになります。

やりたくないや妄想にふけりたいなどの感情は、自己のコントロールが苦手な理由から。

 

| 2.目の前のタスクをしているだけ、生活に張りがなくなる

目標を見失っているということ。今取り組んでいる仕事や勉強に対し何の目標もなく、目の前のタスクをしているだけ、そんな日々だと生活に張りがなくなるもの。

何故このようなことをしなければという疑問が浮かび、現実逃避してしまうことが多くなります。

逆に目標がきちんとあれば、目標達成に時間を惜しげもなく使うので、現実逃避をしている暇はありません。

 

| 3.責任感がないのではなく、過剰に感じてしまう人も含む

出来る限り責任から逃れたいということ。仕事上で立場が変わると、自身の肩に責任が重くのしかかってくるもの。

責任が自分にとり思う以上に負担になった場合、その責務から逃れようという力が影響し、現実逃避して自らの世界に入り込みやすくなります。

この責任から逃れたいという人物は、責任感がないのではなく、過剰に感じてしまう人も含まれます。

 

| 4.考え過ぎて不安を抱えることになると、ますます現実逃避

深く考え過ぎてしまうということ。人間関係や仕事が上手くいかなくなると、原因が自分自身にあると考え過ぎて、精神的に追い詰められるもの。

これから先の未来に発生する事柄に対し、考え過ぎて不安を抱えることになると、ますます現実逃避をしたくなります。

世の中にはやらなければ分からないこともありますが、リスクを考え過ぎて挑戦できないのは、結果的にデメリットに繋がります。

 

| 5.自らの力不足だと認めたくないと許せなくなり、現実逃避

プライドが高いということ。努力してきたことが不首尾に終わった際、プライドが高い人物ほど挫折感を味わうもの。

良い結果が残せなかったのは、自らの力不足だと認めたくないと許せなくなり、現実逃避してしまうケースもあります。

自身にプライドを持つことは大事ですが、理想が高い人の場合は目標設定が高過ぎることもあります。

 

| 6.自らの理想と現実の板ばさみに陥り、現実逃避をすること

何事も完璧にしたいということ。このタイプの人は思い通りにならないことや、途中で目論みが崩れ始めたりすると、早々にやる気を失うことが多いもの。

完璧にならないという壁に当たった際、自らの理想と現実の板ばさみに陥り、現実逃避をしてしまうことに。

目標を達成ができないことや、できそうにない自身に失望することで、現実に目を合わせないことになります。

 

 

 

 


現実逃避は寝る以外にあるもの、セルフハンディキャッピングの善後策


 

セルフハンディキャッピングというのは、一種の心の防御反応とされるもの。

例を挙げると、テスト前など勉強しなければという状況で、部屋の掃除をすることなど。

これはテスト勉強を真剣にしたにも関わらず、悪い点数だとかなりのショックを受けます。

そういったことを避けるため、無意識のうちに部屋掃除など別の行動を起こすもの。

こうする事で、部屋掃除をしたのでテストで良い成績を取れなかった、そんな予防線を張れ心のショックを和らげます。

実はこのようなセルフハンディキャッピングには、予め対策を取ることが出来るので見ていきましょう。

 

| 1.物事を前向きに捉え、弁解や言い訳を考えないようにする

言い訳を考えないということ。セルフハンディキャッピングは別の意味で言えば、言い訳を考え出す現象とも言えるもの。

また自己弁護を考えること自体、失敗した際のイメージを膨らませ、現実逃避にも繋がります。

なので成功のイメージを強く持って物事を前向きに捉え、弁解や言い訳を考えないようにすることが重要。

 

| 2.食事に誘われない状況、できる理由に変換する一つの方法

出来る理由を考えるということ。セルフハンディキャッピングというのは、できない理由を考えることなので、反対に出来る理由を思いつくと生じにくくなります。

例を挙げると、ダイエット中に食事に誘われることが、目標体重を達成できない理由とすると、予め周囲の人たちに減量中であることを伝えておきます。

そうすればダイエット中に食事に誘われない状況が、できる理由に変換する一つの方法になります。

 

| 3.宣言したからには是非とも達成しなければ、そんな心理が

周りの人たちに宣言するということ。周囲にいる人々に目標を口に出して宣言するのは、意思の弱い人間にとっては効果的な対処法の一つ。

友人や家族に向かって、ほかにはSNSなどでも、いつ迄にこれをやると目標を大きく宣言してしまいます。

そうすると、宣言したからには是非とも達成しなければ、そんな心理が働くことで、目標に向い継続的に努力する切っ掛けになります。

 

 

 

 


物事に関わる見極めが非常に大切なもの、現実逃避から脱け出す方法


 

| 1.完了させることに集中でき、現実逃避する暇もなくなる

優先すべきは何かを見極めるということ。目の前に問題が山積みになり現実逃避したくなった際は、タスクに優先順位を付けます。

重要度を付けていきますが、それが分かれば反対にしなくて良い事も見えてくるもの。

優先度の高い重要なタスクが判れば、それをを完了させることに集中でき、現実逃避する暇もなくなります。

 

| 2.ステップアップをを実感でき、目標達成への原動力となる

小さな成功体験を積み重ねるということ。目標が大き過ぎて現実逃避したくなった際は、先ずは小さなハードルを立てクリアします。

そのために有用なのがタスクをリストアップする作業。

目標達成のため必要な目標やタスクを上げ、達成できた際は消していきます。

こうして小さな成功体験や達成感を積み重ねていくと、自信に繋がる上にステップアップをを実感でき、大きな目標達成への原動力となることに。

 

| 3.具体的に何をするか思い浮かばず、現実から目を背けたく

新しいことを始めるということ。相も変わらない日々を過ごしていると、恒常化した時間に嫌気がさし現実から逃避しようという気持ちが働くもの。

どうにかしたいのに具体的に何をするか思い浮かばず、現実から目を背けたくなります。

新しい趣味やレッスンなどを始めてみると、興味がそちらの方向に向くので、現実の世界を視界に捉えることに抵抗感もなくなります。

 

| 4.上手くいかなかった事実でなく、状況をどう挽回するか

開き直るということ。深く考え過ぎてしまうタイプや完璧主義者は、ときに開き直るのも大切なもの。

物事が上手くいかなくなったときは、そうなった事はある意味仕方がないと考えます。

大事なのは上手くいかなかった事実でなく、そうした状況をどう挽回するかです。

失敗した原因を探るのも重要ですが、仕方ないと開き直るのもポイントの一つ。

 

| 5.明確な目標を紐付け、ポジティブ精神を発揮できるように

ポジティブな感情を持つということ。現実世界から遠ざかりたいという心理が起こるのは、精神的にダメージを受けていて前向きになれないとき。

目の前の物事ばかりに捕われていると、先が見通せず苦しくなることもありますが、明確な目標があったりすると、目標達成に向けポジティブな気持ちも沸き起こります。

現在の自分はネガティブ状態に陥っていると思ったら、先ずは明確な目標を紐付けポジティブ精神を発揮できるようにします。

 

| 6.見えてくると、解決に向けての方法が見出しやすくなる

不安な気持ちをリストアップするということ。どうしても物事を悪い方向に考え過ぎてしまう人や、ポジティブな目標を立てられないタイプ人の場合、自分が感じている不安をリストアップします。

未来に対しての漫然とした不安感や、何から始めていいか判らないという切羽詰まった気持ちが、現実逃避の要因となることがあるからです。

やらなければならない事と自らの気持ちがはっきり見えてくると、解決に向けての方法が見出しやすくなるもの。

 

 

 

まとめ

放り出してしまいたい気分は誰もが経験。ここでは、現実逃避したいのは何故、セルフハンディキャッピングとその対処法を紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。

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