忙しい現代社会では、イライラが止まらないこともあるもの。ただイライラし過ぎると、身体はもちろんのこと心理面にも影響があるので警戒したいところ。
イライラが止まらない原因は病気のほか、女性だと生理前や更年期なども考えられます。
もちろんストレスのない人はいないと言われるくらいで、ストレス状態が長期間に渡って続き、それが当たり前になるのは非常に危険。
このイライラが止まらないのが普通と勘違いして放置した場合、男性も女性も関係なくうつ病や自律神経失調症を発症することもあります。
イライラを感じた際、無意識のうちに身体はストレスを発散しようとします。
それが表に出やすいが食生活で、食欲にムラが出たり、暴飲暴食になったりするのはストレスが蓄積しているサイン。
ここでは、ささやかな心掛けで変えられるもの、イライラが止まらない時の対処法を紹介しています。
ささやかな心掛けで変えられるもの、イライラが止まらない時の対処法
| 1.リラックスモードである状態の、副交感神経を優位にする
深呼吸をするということ。イライラするということは、自律神経でいうところの交感神経が優位になるもの。
これをリラックスモードである状態の、副交感神経を優位にコントロールできるのが深呼吸です。
イライラしているときは呼吸が浅くなっているので、意図的に腹部を膨らませる腹式呼吸を心掛け、深呼吸を取り入れるようにします。
| 2.解決できない、カウンセリングを訪れるのも一つの手段
イライラや怒りの理由を知るということ。自らの憤りはどういう理由で湧いていて、どう対処するかは、納得がいかないと行動に移すのも大変なもの。
イライラや憤りはあくまで切っ掛けに過ぎず、別の理由が根底に隠れている可能性もあります。
自分自身で解決できない場合には、カウンセリングを訪れるのも一つの手段。独力ですべてを解決しようと思わないことも大切です。
| 3.時間を作って自分で自分自身を癒す時間を持つようにする
自らの気持ちを言語化するということ。イライラ自体を人に喋ったり、気持ちや考えていることを言語化することで、頭の中が整理されるというもの。
特に自分中心に物事を考える癖のある人は、物差しを自分にも当て嵌めて、自らに対しても厳しくなりがちです。
許容範囲を超えるものを抱え込んでいる人は、時間を作って自分で自分自身を癒す時間を持つようにします。
| 4.気持ちのスイッチの切り替え、心に溜まるストレスが違う
できたことに焦点を当てるということ。あれもこれもと考えていたのに、今日も全然できないと落ち込んだり、イライラする時があるもの。
出来なかったことばかりにフォーカスしてしまいがちですが、できて当然からできなくて当たり前に前提を変えます。
この出来たことへ焦点を当てる、この気持ちのスイッチの切り替えをするかしないかで、心に溜まるストレスがかなり違います。
| 5.自らが心地良いと感じる環境作りもストレス緩和に役立ち
負の感情を外に向け発散するということ。溜まったストレスの上手な解消法に、身体を動かしたり、大きな声で歌ったりということがあるもの。
これは心の奥底に沈殿した負の感情を、エネルギーに変換して外側に向かって発散するやり方です。
ほかにも、瞑想をしてみたり、好きな音楽を聴くことやアロマを炊くなど、自らが心地良いと感じる環境作りもストレスの緩和に役立ちます。
| 6.脂質と糖質にタンパク質を、欠かすことなく釣り合いを
栄養のバランスがとれた食事をするということ。糖質中心の食生活になると、血糖値が乱降下しイライラしやすく、倦怠感を感じやすくなるもの。
食事は三大栄養素である脂質と糖質にタンパク質を、欠かすことなく釣り合いを持って摂ることがポイント。
特に、月経がある女性の場合は、鉄分不足とされています。鉄分は精神を安定させるセロトニンや、睡眠を促すメラトニンの分泌に欠かせません。
イライラが止まらないのは中学生にも起こるもの、知っておくその原因
| 1.マルチタスクになって、あれもこれもと手が出るので疲労
完璧主義に陥っているということ。仕事をはじめ学生なら勉強、主婦なら家事など完璧にこなそうとしていることがあるもの。
こうした事柄がマルチタスクになっていると、あれもこれもと手が出るので疲労してしまいます。
やらなければならない優先度が高い項目を整理し、できないところはできないと、手を抜くところを見つけることが必要に。
| 2.今日できなかった事を振り返りイライラしてしまうことに
やらなければならない事柄が多すぎるということ。前述のマルチタスクに繋がることですが、仕事や勉学に子育てなど、日々時間に追われ自らの時間がないというもの。
やりたいことも後回しになるので、今日できなかった事を振り返りイライラしてしまうことに。
更に取り組んでいる物事や状況が自身の思い通りにいかない場合、心に不快感が沸き起こりイライラの原因になります。
| 3.あまりに酷いと感じるときは診察を受けることが必要に
イライラが止まらないのは、病気かも知れないということ。自律神経が関係しているため、身体に諸症状が生じることもあるもの。
主なものとしては、息遣いが荒くなる過呼吸や動悸に、手が震えたり筋肉が緊張、冷や汗が出たり目眩がしたりなど。
イライラしている時は、こんな身体の症状を伴いがちで、あまりに酷いと感じるときは診察を受けることが必要に。
| 4.人間の性格というものや考え方は、それぞれによって違う
自らの考えが通常の感覚と、かけ離れているということ。人間の性格というものや考え方は、それぞれによって違うもの。
例を挙げると、友人との待ち合わせをした際、10分までなら待てるのにそれ以上はイライラするようなこと。
こうした身勝手な許容範囲は自分の物差しで計っていて、常識と離れている場合はイライラします。
しにくいタイプとイライラが止まらない人との違いも大事、影響は?
| 1.気持ちは、すべての事柄を自分中心に考えるために生じる
イライラしやすい人の特徴を知る。前述にも出てきた自らの物差しを持っていて、これはこうでなければならないと考えがちな人物。
この自分自身の物差しを相手対しても要求するので、考える許容範囲から相手が外れた行動をとった際、イライラが募ることに。
例を挙げると、スーパーのレジで普段以上に待たされた場合、自らの物差しを当て嵌め、待たされたのだから謝るべきと思うなど。
こうしたイライラした気持ちは、すべての事柄を自分中心に考えるために生じています。
| 2.それぞれの人間は、自分と違う物差しを持っているもの
イライラしにくい人の特徴は真反対。当然ですが自らの物差しはあるものの、相手に押し付けることはないので、想定外の行動をされてもイライラしないもの。
それぞれの人間は、自分と違う物差しを持っているもの、そんな認識しているのが理由になります。
前述の例のようにレジで待たされたとして、そんな状況も理解できるので、こういうこともあるとイライラすることなく受け入れます。
こうした自分の許容範囲を考えておくと、イライラしてしまう状態も腑に落ち納得できます。
| 3.雰囲気も悪化する上、同じ室内にいるだけでもストレスを
人間関係に影響があるということ。話しをしなくても、仕草が荒くなったり、表情に出たりとイライラしていると分るもの。
自身は隠したつもりでも外に現れ、日中の間一緒に働いている同僚や、朝晩を伴にする家族は気付きやすいものです。
いつもイライラしている同僚がいると、職場内の雰囲気も悪化する上、同じ室内にいるだけでもストレスを感じます。
夫婦関係も円満にならないことや、子どもがいる場合は精神的な成長にも影響をもたらすことに。
| 4.栄養のバランスも乱れるので、体調面で健康状態が悪化
イライラした精神状態は、過食にも繋がるということ。内心が不安定状態なので、心を落ち着けようと、食べ物を多く取るようになるもの。
食事を摂ると血糖値が安定するので、束の間は安心した感じになりますが、心は不安定なままです。
こうしたことが習慣化すると、イライラする度に何か食べるということが、日課ともなってしまいます。
もちろんこうした食事の摂り方では、栄養のバランスも乱れるので、体調面で健康状態が悪化するのは明らかに。
まとめ
身体はもちろん心理面にも影響がある。ここでは、ささやかな心掛けで変えられるもの、イライラが止まらない時の対処法を紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。
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