視線恐怖症を自分でチェック、原因をしっかり理解して克服する方法


誰にしろ人の視線が怖くなることがあるもの。人前に出て発表したり、目上の人と話すことだったり、異性と会話をするなどの機会に、緊張することは健康的な根拠にもなります。ただ中には強い対人不安があり、見られることを必要以上に気にして、視線恐怖症と呼ばれる症状に陥る人もいます。

これは、何気なく視線がぶつかっただけで、身体が硬直するような感じ方になるもの。会話のシュチュエーションを避けるところまで進行していると、視線恐怖症の疑いが濃厚。

この回避傾向は社交不安障害の一種ですが、症状が悪化すると日常生活に支障をきたすことにもなるので要注意。この人の目を意識する心理は、心理学的にいうところの公的自己意識です。10代前半の頃に爆発的に増えるもので、10代の半ばから後半に一気に頂点を迎えます。

思春期といえば、異性を気にしたり、友人比べたり、協調性が求められるなど、他人の目を推し量る心が生育される時期。なので、視線恐怖は思春期に発生するという点で独特です。ここでは、視線恐怖症を自分でチェック、その原因をしっかり理解して克服する方法を紹介しています。

 

 

 

 


診断に先立って知っておきたい、細かく分かれた視線恐怖症の4分類


 

 |  1.他者視線恐怖症、社交不安障害の人に非常に多く見られる

一般的な症状ともいえるのが、他者視線恐怖症。これは他者からの視線を極度に恐れる症状で、医師の現場感覚ではもっとも多く散見されるもの。社交不安障害の人の中に、非常に多く見られる視線恐怖症の一つ。

 

| 2.自己視線恐怖症、自身の視線が相手に不快感を感じさせる

自分自身の視線が、相手に対して不快感を感じさせる、そんな風に考えるのが自己視線恐怖症。症状が重度の場合、醜形(しゅうけい)恐怖症に分類されることがあります。これは自身の美醜や身体の、極端に低い自己価値感に関係するもの。

 

| 3.正視恐怖症、自分の心の中が見透かされている気持ちに

人に対して正面から見つめ合うことで、自分の心の中が見透かされている気持ちになるのが、正視恐怖症。差し向かいの状態で、自分が考えていることを相手が悟っている、そんな風に感じるので会話もままなりません。

 

| 4.脇見恐怖症、気になった人の目線を自然に追ってしまう

周囲にいる人の視線を、むやみやたらに気にしてしまうのが脇見恐怖症。気になった人の目線を、自然に追ってしまうため、トラブルメーカーになることもあります。サングラスなどをして、こちらの目線を隠すことも必要になります。

 

 

 

 


今の自分の状況を知るための視線恐怖症診断、「Yes」or「No」


 

| 1.なるべく自然な直感で答えるスタイルのチェックシート

 

①自信がない自分の姿を見られたくない
②自分の目配せは、相手を不快にさせる
③他者からどう見られているのか不安になる
④相手の僅かな表情の変化を敏感に感じる
⑤目が合うと後ろ向きな部分を見られると思う
⑥現実的に状況を考えることができない
⑦自分の目の形は変わったものと感じる
⑧冷静に状況を見つめることができない

 

「Yes」が5つ以上あると、「視線恐怖症」の疑惑が濃厚になります。なのでその要因をしっかり理解して、克服する方法へと進みます。

 


さまざまな悪化の要因が相互に絡み合う、視線恐怖症のいくつかの実態


 

人の目を気にする心理が根っことなる視線恐怖ですが、心理学からみて悪化を促進する活性化要因が、複数あることが判明しています。具体的には、次に記述する会話力の欠如をはじめ、自己嫌悪や失敗過敏、孤独感などが挙げられます。

 

| 1.会話力の欠如

人との会話が苦手なこと。会話力が不足していると、そのまま対人不安へと結びつきます。上手く人間関係を構築することができないので、失敗しないかなどと思い、相手の顔色を伺うことになります。

 

| 2.自己嫌悪

よくある自分に自信がない状態。自分自身の評価が低いので、馬鹿にされるのではないかなどという、落ち着かない心理状態になります。このオドオドした心理が、視線恐怖へと結びつきます。

 

| 3.失敗過敏

相手を不快にしてはならないや、孤立してはいけないなど、何々してはいけないという心理が失敗過敏。社交不安症に苛まれている人に、多い心理となっています。

 

| 4.孤独感

人と会話することに自信がなく、孤独になることで悩み事を抱えやすくなります。それは、周囲の人の意見を聞く機会が減ること。相手が自分を嘲笑しているなどと、段々と非現実的な考え方に陥ります。

 

| 5.意精神交互作用、意識をそこに向けることで症状が悪化

記述した以上の心理を、さらに増進する重要な考えに精神交互作用があります。これは次に述べるように、
症状への囚われが、さらに症状を強めてしまうという心理。人間の脳は何々してはいけないと考えると、そこに意識が集中する特徴があります。

なので、人の目を気にし始めると、不安が表面にでてはいけないや、赤面してはいけない、目線が不自然になってはいけないなど、意識をそこに向けることで、症状を悪化させてしまいます。これが精神交互作用の悪循環

 

 

 


じっくりと取り組んでみたい、自分でできる視線恐怖症を克服する方法


 

|  1.少し我が儘になることで、私的自己意識の学習してみる

視線恐怖症を改善していく上で、極めて大事になるのが、人の目を気にするという心理を緩和すること。人間の意識には2つの見方があります。一つは公的自己意識で、他人の目を気にしたり、恥をかいてはいけないと思う意識。

もう一つが私的自己意識というもので、自分がどうありたいかや、どうしたいかを大切にするというもの。
このうち視線恐怖症の人は、公的自己意識に偏り過ぎていると考えられています。なので改善方法としては、後者の私的自己意識を増やしていくこと。

自分の気持ちより、周囲への協調性を優先し過ぎる人は、少し我が儘になることで、私的自己意識の学習をしてみます。

 

| 2.認知の歪み緩和、現実をあるがままに受け入れるのが大切

認知の歪みを改善することで、視線恐怖症を克服していく方法。例えをあげると、近所の人に挨拶した際、目を合わせるとびっくりした表情に。こんなとき視線恐怖症の人は、自分の目線が鋭いので怖くなったや、こちらを嫌いなので避けているという風に考えます。

この様な偏向的な考え方は、認知の歪みと呼ばれています。この歪みを緩和することが、恐怖症を克服するのに繋がります。現実をあるがままに受け入れるのが大切。

 

| 3.実際に視線恐怖を改善する、小さな段階を踏むことが大切

急な解決を目指さないということ。視線恐怖症を克服しようという人の中には、急な解決を目標とする傾向があります。例をあげると、目を逸らしてはいけないだったり、常に相手の目を見る努力をしたりということ。

このような急な解決は、結果的に上手くいかないことが多く、自信を失うことにも繋がりやすいもの。なので実際に視線恐怖を改善するためには、小さな段階を踏むことにより、少しずつ自信をつけます。

 

| 4.直視できなくても、アイコンタクトの効果は充分得られる

重度の視線恐怖症の人は薬物療法にもなりますが、普通には自然なアイコンタクトができるようになることが大事。視線恐怖症の特徴に、全く相手を見る事ができないや、逆に相手の目を凝視してしまうことなど、挙動不審ともいえる不自然な癖があります。

これを解消するには、相手の眉間を見ること。ほかにも相手の目を直接見れない人は、目の周囲を見る方法もあります。相手の目を直視できなくても、アイコンタクトの効果は充分得られるもの。

 

| 5.伝えたい部分だけアイコンタクト、重要ポイントは伝わる

自然なアイコンタクトの方法についてのもう一つのやり方が、重要なところだけ目を合わせる方法。心理学の実験結果で、会話中に相手の目を見る時間は、全体の10-30%ほどということが分かっています。一方、アイコンタクトは長くても、1回に1秒で終わるという結果。

普通の人で長くても1秒なので、苦手な人はもっと少なくて構いません。なので、話の中の重要な部分にだけ、目を合わせます。伝えたい部分だけアイコンタクトをすれば、最悪でも重要なポイントは伝わります。

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まとめ

他人の視線が怖くなることがあるもの。ここでは、視線恐怖症を自分でチェック、原因をしっかり理解して克服する方法を紹介しました。お悩みの方は、ぜひお役立てください。